お米を炊いてみた!ACPの熱伝導率はいかに?

撮影:筆者
ACPの熱の伝導率をチェックするべく、ACP-700と同じくらいのサイズのチタン製クッカーでお米を炊いてみて、その出来上がりを比較してみました!
(条件:どちらも0.5合ずつ、ガスバーナーで炊飯)
【結果】ACPがアルミクッカーの実力を発揮!

撮影:筆者
結果、ACPの方が焦げ付きが少ない結果に!
チタンクッカーは、バーナーの炎が直接当たる中心部に強めの焦げ付きが発生。やはり一点に熱が集中しやすく、調理にはややシビアな面も感じました。
一方、arataのACPも焦げ自体は発生したものの、底全体にうっすらと付く程度。アルミの高い熱伝導率によって熱が均一に広がり、局所的な焦げが起きにくかったのだと思われます。
やはり調理のしやすさ、という観点でもアルミ製のACPには大きなメリットがあると言えそうです。
使用時は、ここに気をつけて
軽量性や熱伝導性で大きなメリットがあるACP-500/700ですが、注意したほうが良さそうだなと感じた点もありました。
口をつけると熱く感じやすい

撮影:筆者
熱の伝導性が高いため、沸かしたてのお湯を直接飲むと、チタンよりも唇が熱く感じやすいかも。少し縁が反っているため、そっと口をつければ大丈夫でしたが、コーヒーやスープなど熱々なものには注意が必要です。
強度はチタンよりやや不安

撮影:筆者
極薄設計ゆえ、凹みや傷はつきやすいかもしれません。使っている中で、破損してしまうような不安を感じることはありませんでしたが、チタンよりはやはり取り扱いに注意をしたほうが良さそうです。
とはいえ、多少の傷や凹みは“味”としても楽しめそうです。
500と700サイズは重ならない

撮影:筆者
他社のソロクッカーセットだと、大小のクッカーが重なることがありますが、arataは残念ながら重なりません。もし複数カップを持っていきたい場合はサイズ感の合う小型の他のカップなどを組み合わせるのもありです。
スノーピーク社のソロクッカーセットの小サイズコッヘルは、偶然ぴったりでした。
ハンドルは「左右バランスよく」握るのが吉

撮影:筆者
チタン製のハンドルは、若干エッジが立ったような触り心地。もちろん安全に使えるよう処理はされていますが、中身が重いときは、どちらか片方のハンドルに指の力が偏ってしまうと、少し食い込むような感覚がある場合も。
「左右のハンドルをぴたっと合わせて、均等に力をかける」ように意識して持つと、重さが分散されて食い込みも最小限で持つことができます。
お手入れは「隙間」を意識

撮影:筆者
凹凸のある独特の構造上、汚れや水気が残りやすい一面も。普段は隙間を意識してお手入れするようにしつつ、しっかり洗いたいときはハンドルを外して丸洗いするのが良さそうです。

撮影:筆者
ちなみにハンドルはチタンの留め具を起こすことで外す事ができます。若干コツや慣れは入りますが、ハンドルを外して丸ごと洗えるというのは他のクッカーにもないメリットとも言えそうです。
arata ACPシリーズ:あなたは「どっちのタイプ」?購入前のセルフチェック
「世界最軽量」という言葉は魅力的ですが、自分のスタイルに合うかどうかが一番大切。以下の項目に3つ以上うなずけるなら、このクッカーを買って後悔することはないはずです。
- 「1gでも軽く」が合言葉だ
荷物を1gでも軽くして、もっと楽に、遠くへ歩きたいと思っている - 山でも「美味しいお米」を失敗なく炊きたい
チタンだと焦げ付かせてしまいがち。アルミの熱伝導率の良さに頼りたい - 道具は「ピカピカ」より「使い込んだ感」が好き
傷や凹みも「山へ行った証」として、味のある道具に育てていきたい - 「人と被らない、こだわりのギア」に惹かれる
大手メーカーにはない、個性的で工夫の詰まったガレージブランドの製品にロマンを感じる - ちょっとした「工夫」が必要な道具も楽しめる
独特のハンドル操作なども、新しい道具を試す楽しみとしてポジティブに捉えられる
「発明」と呼べる超軽量クッカー!

撮影:筆者
「アルミはチタンより重い」というイメージを、高い技術力で塗り替えたarataのACP-500 / 700。使う上での多少の留意点はありますが、それを補って余りある軽さと熱伝導の良さを感じさせるアイテムでした。
軽さを突き詰めたいハイカーはもちろん、ギア好きな方にも刺さること間違いなし。このクッカーと一緒に、より軽やかな山行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
atara ACP-500 / 700 Mesh Pouch
| 重さ | 8.6g(500サイズ)、9.9g(700サイズ) |
|---|---|
| 素材 | ポリエステル |
