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やっぱりアルプスって良いよね!全国ご当地アルプス大集合!〜西日本編〜(2ページ目)

おすすめご当地アルプス集(中国・四国)

次は中国・四国のご当地アルプスを紹介します。

和気アルプス(岡山県)

和気アルプス和気富士
出典:PIXTA(和気アルプス和気富士)

こんなアルプス!

穂高山?涸沢峰?気分はまるで北アルプス!?

岡山県和気町の和気富士(わけふじ:標高172.8m)から神ノ上山(こうのうえやま:標高370m)に連なる山々を「和気(わけ)アルプス」と呼びます。

北アルプスにちなんでいるのか、途中の峰に穂高山(標高約200m)や涸沢峰(標高約215m)という名が。さらにジャンダルムザイテングラートもあるという充実ぶり?です。

登山コースは、和気富士から穂高山などを巡り竜王山登山口へ下る2時間30分のコースや、神ノ上山まで登り和気中学校へ下る約4時間のコースなど多彩。登山道は岩が剥き出しになっているところもあり、低山ながら本場アルプスを思わせる岩稜歩きを楽しめます

なお、マツタケの季節である秋分の日の翌日から11月15日までの間は、毎年入山禁止となるので注意しましょう。

広島南アルプス(広島県)

広島南アルプス
出典:PIXTA(武田山と広島経済大学)

こんなアルプス!

アクセス抜群!瀬戸内海・宮島の絶景を一望

「広島南アルプス」は、広島市の武田山(たけだやま:標高410.5m)から鈴ケ峰(すずがみね:標高312m)までの全長約15~20kmの山々。

街の近くに連なるため、駅から駅の登山ができることが特徴で、広島市街地や瀬戸内海、宮島の展望スポットが点在します。

全山縦走は、大町駅から武田山、鬼ヶ城山、鈴ケ峰を経てJR新井口駅へ至る全長18km/約11時間にも及ぶロングコース。途中の下山ルートも豊富なので、JR三滝駅まで7時間、JR下祇園駅まで3時間など、体力に合わせて選ぶこともできます。

瀬戸内アルプス(山口県)

嵩山展望テラスからの眺め
出典:PIXTA(嵩山展望テラスからの眺め)

こんなアルプス!

瀬戸内の島々から四国までを眺望

「瀬戸内アルプス」は山口県周防(すおう)大島の文珠山(もんじゅやま)・嘉納山(かのうざん)・源明山(げんめいざん)・嵩山(だけさん)の4座の総称。各所から瀬戸内の島々や四国までを眺望できます

嘉納山登山口から文珠山・嘉納山・源明山を縦走し往復すると5時間50分程度、嵩山を含めると9時間の行程に。山頂はどれも標高600m台で、アップダウンもあるものの全体的におだやかな登山道が続き、初心者でも安心して登山できます。

眺望ポイントの中でも、石鎚山などの四国山地も一望できる「嵩山展望テラス」は人気のスポットで、嵩山展望テラスのみであれば嵩山駐車場から10分程度でたどり着けます。

東温アルプス(愛媛県)

石墨山の山頂
出典:PIXTA

こんなアルプス!

アップダウンを繰り返す縦走の醍醐味を楽しめる

愛媛県の石墨山(いしずみさん:標高1456m)から皿ヶ嶺(さらがみね:標高1278m)まで、東西をつなぐ標高1000mを超える山々を東温(とうおん)アルプスと呼びます。

冬に石墨山から見る石鎚山系の眺望は絶景で、夏は竜神平のお花畑、秋は紅葉など四季折々の景色を一年中楽しめます

石墨山から皿ヶ嶺までの全山縦走は約12時間のロングコースで健脚向けですが、アップダウンを繰り返す山歩きの醍醐味を楽しめるのが魅力。途中の峠の林道などを利用すれば様々なコースをとることが可能です。

また、皿ヶ嶺単独であれば往復2時間30分程度で、初心者でも登山を楽しむことができます。

おすすめご当地アルプス集(九州)

最後は九州のご当地アルプスを紹介します。

嘉穂アルプス(福岡県)

嘉穂アルプス
出典:PIXTA(嘉穂アルプス)

こんなアルプス!

特別天然記念物「ツゲ」の原始林や巨石・奇岩など見どころ満載

嘉穂(かほ)アルプスは福岡県の馬見山(うまみやま:標高977.8m)、江川岳(えがわだけ:標高861m)、屏山(へいざん:標高926.6m)、古処山(こしょさん:標高859.5m)の4山の総称。

国の特別天然記念物「ツゲ」の原始林や巨石、奇岩など見どころ満載です。

馬見山から古処山までは3時間程度、全体でも6~8時間程度で縦走でき、古処山単独であれば往復約2時間、馬見山単独であれば往復約4時間で登頂可能です。

観海アルプス(熊本県)

観海アルプス高舞登山展望所より
出典:PIXTA(観海アルプス高舞登山展望所より)

こんなアルプス!

天草の島々と海の絶景!海岸線の山々を歩く

熊本県の天草上島に位置する、高舞登山(たかぶとやま:標高117m)から龍ヶ岳(りゅうがたけ:標高470m)までの連山が観海アルプスです。海岸線に沿って連なり、海を見下ろして歩くことから観海アルプスと称され、遠くには雲仙や阿蘇まで見渡せる大パノラマが広がります。

高舞登山から龍ヶ岳まで約20km、約12時間にも及びますが、二弁当(のべっとう)峠より前半と後半に分けて縦走することも可能。途中のキャンプ場で一泊することもできます。

そのほか、高舞登山登山口から高舞登山、金比羅山に登頂し往復する約4時間のコースなど、各登山口からのバリエーションも豊富です。

ご当地アルプスに登ってみよう!

須磨アルプス
出典:PIXTA(須磨アルプス)

以上、おすすめのご当地アルプス西日本編でした。

散歩気分で歩けるコースから、本格的な登山道まで。全国には個性豊かな“ご当地アルプス”が数多くあります。どの山にも共通しているのは、地元の人々に長く愛され続けているということ。

そんな愛されるご当地アルプスに、あなたも登ってみては?

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