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茶臼岳「姥ヶ平(うばがだいら)」の絶景

「この絶景、山頂よりテンション上がる!」 姥ケ平から茶臼岳を見上げる迫力満点のトレッキングコース

登山ライター兼登山ガイドである筆者がイチオシの「お手軽なのに最高!」な登山コースをご紹介します。

今回のイチオシのコースは那須三山・茶臼岳の中腹に広がる姥ケ平(うばがだいら)

「登山=山頂を目指すもの」と考えがちですが、実は山を“見上げる”位置から景色を眺めるという楽しみ方もおすすめです。まさに姥ケ平は、噴煙をあげる茶臼岳を間近に仰ぎ見ることができる絶景のビュースポット。そんな姥ケ平トレッキングの魅力やルートの特徴を詳しくご紹介します。

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目次

茶臼岳の感動ポイント!お手軽なのに最高な景勝地「姥ケ平

茶臼岳中腹にある姥ケ平
出典:PIXTA(茶臼岳中腹にある姥ケ平)

姥ケ平は茶臼岳の中腹にぽっかりとできた平地で、標高はおよそ1,600m。那須ロープウェイを利用すれば短時間でアクセスできるため、登山初心者や体力に自信がない方にもおすすめです。

ひろびろとしたスペースなので、写真を撮影したり、コーヒーブレイクをしたり、ゆったりとした時間を楽しむことができます。

地球の息吹を感じる活火山・茶臼岳

牛ケ首より見上げる茶臼岳
出典:PIXTA(活火山である茶臼岳)

茶臼岳は、那須三山(茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の三つの山からなる山岳群)のひとつ。活火山であり、今も噴煙をあげる姿からダイナミックな地球の息吹を間近に感じられる山です。

山頂は荒々しい岩肌が広がっていますが、山麓は広葉樹に覆われており、紅葉シーズンには多くの登山者でにぎわいます。

ロープウェイ利用で一気に高所へ!中腹に広がる絶景の広場・姥ケ平

茶臼岳中腹にできた広場、姥ケ平
出典:PIXTA (上から眺める姥ケ平) 

そんな茶臼岳(標高1,915m)の西側にぽっかり広がるのが「姥ケ平(うばがだいら)」です。那須ロープウェイで標高およそ1,700m付近まで上がり、茶臼岳の山頂をぐるりと回り込んだ裏手に位置しています。

トレッキングコース概要
地図出典:YAMAP 編集:まつだしなこ

ロープウェイ山頂駅から姥ケ平まで片道およそ60分。標高差も小さく迷いにくいので、初心者でも歩きやすいコースです。

姥ケ平トレッキングコース 基本情報

  • 標高:約1,600m
  • 歩行距離:約4.3km(那須ロープウェイ山頂駅より)
  • 所要時間:登り約60分+下り約60分(合計約2時間)
  • 累積標高差:登り263m、下り263m
  • 技術的難易度:★★☆☆☆

(凡例:グレーディング表

山頂を踏まなくてもこんなに楽しい!姥ケ平トレッキングコースの魅力

姥ケ平から眺める茶臼岳
撮影:まつだしなこ(姥ケ平から茶臼岳を仰ぎ見る)

姥ケ平は山頂から遠望を楽しむ場所ではありません。“山を下から眺める”という楽しみ方こそが「姥ケ平」トレッキングコースの魅力なのです。

迫力満点!火山を間近で”見上げる”体験

いまも噴煙をあげる茶臼岳
出典:PIXTA(いまも噴煙をあげる茶臼岳)

姥ケ平に立つと、今も噴煙をあげる茶臼岳を遮るものなく見上げることができます。岩肌がむき出しになった荒々しい山容は圧倒的な存在感!下から見上げるからこその迫力があります。

撮れたらラッキー!「逆さ茶臼」の撮影にチャレンジ

ひょうたん池に映る紅葉の逆さ茶臼岳
出典:PIXTA(ひょうたん池に映る紅葉の逆さ茶臼岳)

姥ケ平から少し足を伸ばすと「ひょうたん池」と呼ばれる小さな池があります。小さな池ですが、実は“映えスポット”として大人気。

池の水面が穏やかであれば、鏡のように茶臼岳を映し出します。条件がそろわないと撮れないので、こんな写真が撮れた人はラッキーです。

秋は360°紅葉に包まれる

茶臼岳山麓に広がる美しい紅葉
出典:PIXTA(茶臼岳の山麓に広がる紅葉)

秋の紅葉の時期は、登山者のみならず多くの観光客で賑わいます。ナナカマドやダケカンバが山肌を鮮やかに染め、茶臼岳の中腹から山麓にかけて360度どこを見ても色鮮やかな紅葉が広がるからです。

「山時間」をのんびり楽しむ

山での贅沢なコーヒータイム
出典:PIXTA(山での贅沢なコーヒータイム)

ロープウェイを使えば、片道たったの1時間で姥ケ平へ。時間も体力も余裕があるから、美しい景観を楽しみながらコーヒーを淹れたりランチを広げたり、のんびり過ごせるのが魅力です。大自然の真ん中で過ごす時間は、なんとも言えない贅沢な時間になるでしょう。

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