COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む
甘く美しいアイスウォールを乗り越えろ !《ゲザン道ノススメ #08   御岳山》

甘く美しいアイスウォールを乗り越えろ!《ゲザン道ノススメ #08 御岳山》

下山メシに下山酒、下山カフェに、下山甘味などなど。山の頂きだけではなく、下山後の「いただきます!」も楽しむのがゲザン道。まずは古里駅からスタートし、丹三郎尾根を経て大塚山へ。そこから武蔵御嶽神社内にある御岳山山頂を踏んだのち、表参道から下山してケーブルカー滝本駅近くのバス停に向かい、バスに乗って御嶽駅近くのかき氷専門店 氷右衛門を目指します。今回は迫力ある魅惑のコールドスイーツを、はらぺこworksのふたりがご紹介します!

目次

アイキャッチ画像撮影・加工:はらぺこworks

もはや山容と表現したくなる、氷右衛門渾身のスイーツを味わう

氷右衛門渾身のスイーツ
撮影:はらぺこworks

標高929m。都心部からのアクセスもよく、初心者でも登りやすい御岳山。山頂には武蔵御嶽神社が建立され、周辺には古くから参拝客が利用してきた宿坊が今も建ち並び、この山が山岳信仰の対象であることを今も実感することができます。

そんな御岳山下山後の「いただきます!」に、ぜひおすすめしたいのが「かき氷専門店 氷右衛門」。思わず見惚れてしまうその様子は、まさにもうひとつのピーク。美しく甘美な氷壁へのアタック、そんなゲザン道はいかがでしょう。

神域を踏みしめ進む、コールドスイーツへの道

御岳山〜氷右衛門のゲザン道のマップ
イラスト:はらぺこworks

コース概要

古里駅~丹三郎尾根~大塚山~御岳山~表参道~ケーブルカー滝本駅

▼参考コースタイム:約4時間(休憩を除く) 

▼合計距離:約8.7km 

▼累積標高(上り):996m 

▼累積標高(下り):903m  

▼主な山頂:御岳山 929m  

※コースタイムや累積標高などは、ヤマタイムを参考にしています。

※歩く時の注意点:登山道は歩きやすく体力的、難易度的に登山初心者でも、安心して登れるコース。スタート地点近くにはコンビニエンスストアがあり、山頂は武蔵御嶽神社や宿坊、売店などもあります。

片側に切れ落ちた屋根が特徴的な古里駅からスタート

古里駅
撮影:はらぺこworks

駅前は広々とした空間で、地元の方々やお店が出店するフリーマーケットが不定期に開催されています。

東京最西端のセブン‐イレブン
撮影:はらぺこworks

駅から歩いて1分のところには、東京最西端のセブン‐イレブンが。登山客やドライバー、地元の人などでいつもにぎわっています。

駅から徒歩15分程度のところにある、登山口への分岐路
撮影:はらぺこworks

駅から徒歩15分程度のところにある、登山口への分岐路。歩道にある標識が目印です。

登山口にあるきれいな公衆トイレ
撮影:はらぺこworks

登山口にはきれいな公衆トイレがあり、ここから先は御岳山までトイレはありません。

御岳山への登山道
撮影:はらぺこworks

登り始めは木漏れ日が美しい杉林を歩きます。全体を通してわかりにくいところが少なく、道迷いしにくいコースです。

御岳山への登山道
撮影:はらぺこworks

杉林をしばらく歩くと林道に出ます。こちらは道路を横断して、登山道へと入ります。

飯森杉の看板
撮影:はらぺこworks

丹三郎尾根の手前には、古くから地元の方から愛されている飯森杉を見ることができます。

気持ちのいい尾根歩きが楽しめる丹三郎尾根

丹三郎尾根
撮影:はらぺこworks

つづら折りの斜面を登りきると、やがて丹三郎尾根にぶつかります。ここからは、尾根に沿って大塚山を目指します。

中ノ棒山の山頂標識
撮影:はらぺこworks

大塚山へと向かう尾根上で、ふいに現れる中ノ棒山の山頂標識。起伏があまりないため、注意していないとここが山頂であることに気付けないかもしれません。

駅の看板を思わせる、山中の標識
撮影:はらぺこworks

駅の看板を思わせる、山中の標識。ここまでくると、大塚山まではあと少しです。

大塚山山頂直下の分岐
撮影:はらぺこworks

大塚山山頂直下の分岐。中央の斜面にある登山道を進みます。

大塚山山頂
撮影:はらぺこworks

大塚山山頂。周辺にはテーブルとベンチがあり、一段降りたところには屋根付きの東屋があります。天気のいい日などは、ここで山ごはんを楽しむのもいいかもしれません。

御岳山の登山道に咲くミツバツツジ
撮影:はらぺこworks
御岳山の登山道に咲くカタクリ
撮影:はらぺこworks

四季折々の自然を楽しめるのもこのコースの楽しみのひとつ。取材をした春先は、ミツバツツジやカタクリの花などをみることができました。

宿坊が建ち並ぶ天空の集落、御岳山へ

御岳ビジターセンター
撮影:はらぺこworks

大塚山からしばらく歩くと、御岳ビジターセンターが現れます。山中で気になった植生や生物の痕跡、さらには御岳山の文化についてなど、聞いてみたいことがあればぜひ立ち寄ってたずねてみてください。

御岳山の宿坊
撮影:はらぺこworks
馬場家御師住宅の軽食
撮影:はらぺこworks

御岳山の集落に入るといくつもの宿坊が現れます。ビジターセンターにほど近い、東京都指定有形文化財に指定されている馬場家御師住宅もそのひとつ(2025年4月現在、宿泊は休業中)。こんな貴重な建物のなかで、お茶や軽食を楽しめるのも御岳山登山の魅力と言えます。

撮影:はらぺこworks

集落を抜けた先にある大きな山門。御岳山山頂は、この上の武蔵御嶽神社の境内にあります。

武蔵御嶽神社
撮影:はらぺこworks
御岳山山頂を示す石碑
撮影:はらぺこworks

武蔵御嶽神社本殿から奥に入ると御岳山山頂を示す石碑があります。さらにその奥の遙拝所からは、おにぎり型の山容が特徴的な奥の院を眺めることができます。ここからは来た道をビジターセンター付近まで引き返していきます。

御岳山の表参道への分岐
撮影:はらぺこworks

ビジターセンター前の道をさらに行くと分岐が現れます。右側の下りの道が表参道になりますので、こちらからケーブルカー滝本駅のバス停を目指します。

ケーブルカー滝本駅
撮影:はらぺこworks

ケーブルカー滝本駅。ここから歩いて5分程度にあるバス停「ケーブル下」からバスに乗って、御嶽駅に向かいます。

御嶽駅のバス停のすぐそばにある中古アウトドアショップやカフェが並ぶ建物
撮影:はらぺこworks

御嶽駅のバス停のすぐそばに中古アウトドアショップやカフェが並ぶ建物があり、その一角にかき氷専門店 氷右衛門はあります。

1 / 2ページ