アイキャッチ画像撮影・加工:はらぺこworks
風情ある老舗ののれんのその先で、未知なる世界を味わう

標高855m。天を衝く白馬の像で有名な陣馬山。山頂からの景観もよく、富士山をはじめ、丹沢山塊や奥多摩、奥秩父の山々。さらには、筑波山や日光連山を望むことができます。
そんな陣馬山下山後の「いただきます!」に、ぜひおすすめしたいのが「陣馬そば 山下屋」。こだわりの十割そばが自慢ですが、ここのおそばはかなり個性的。老舗ならではの落ち着きあるたたずまいの店内で、十割そばの新たな可能性を味わうゲザン道はいかがでしょう。
いざ、出陣!個性豊かな十割そばへの道

コース概要
陣馬登山口~栃谷尾根~陣馬山~陣馬新道~陣馬高原下バス停
▼参考コースタイム:約3時間(休憩を除く)
▼合計距離:約8.4km
▼累積標高(上り):867m
▼累積標高(下り):737m
▼主な山頂:陣馬山 855m
※コースタイムや累積標高などは、ヤマタイムを参考にしています。
※歩く時の注意点:体力的、難易度的に登山初心者でも、安心して登れるコース。距離的に物足りない方は藤野駅から歩くか、または隣の相模湖駅から与瀬神社、明王峠経由で山頂を目指すのもおすすめです。コース全体を通して歩きやすい道が続きますが、雨の日や霜が降りた日などは足元がぬかるみやすいので要注意。また、冬季は登山道が凍結したりすることもあるため、初心者向けとはいえ気候や状況にあわせて対応してください。
藤野駅からバスでスタート地点の陣馬山登山口へ

石碑が目印の陣馬山登山口。栃谷尾根は、この先の小さな郵便局を右に入った先です。

登山道に入るまでは、しばらくアスファルトの道が続きます。道中の分岐路ごとに標識があるので、見落としさえしなければ迷いにくい道のりです。

登山口の最寄り駅である藤野は、「ゆずの里」としても知られる場所。秋から冬にかけて登山道に行くまでの道々で、木になるゆずの姿をみることができます。

登山道手前にある休憩所にはトイレのほか、ベンチやテーブルがあります。なお、ここから先、山頂までトイレはありません。

道中に出会ったオシャレなウェアを身にまとったお地蔵さん。地域の方に愛されている様子が伝わってきます。
ぴょこっと飛び出た富士山に見送られ登山道へ

茶畑を抜けた先にいよいよ登山道があります。振り返れば、山々の向こうに富士山山頂の姿が。山に入る前に、美しい里山の風景を楽しむことができます。

山中は針葉樹や広葉樹が立ち並び、木漏れ日の中山頂を目指します。急登などは特になくゆるやかな登りが続くので、散策気分で歩くことができます。

山頂近くの尾根に合流すると視界が開け、天気が良ければ青空の下での山歩きになります。ここまで来れば、山頂まではもう一息です。
山頂では大きな白馬の像がお出迎え!

白馬の像が見えたら、そこが陣馬山の山頂。山頂の周辺にベンチやテーブルがあり、土日や祝日になると多くの人々でにぎわいます。

山頂近くの茶屋からは、富士山の絶景が。今回は比較的短いコースなのでちょっと長めの休憩を取って、景色を見ながらのんびり過ごしてもいいかもしれません。

タヌキの案内板がかわいい、陣馬山山頂のトイレ。他にもキツネが描かれた案内板もあります。

下山は陣馬新道を使用。登山道は整っているので通常であれば歩きやすいですが、雨や雪などが降るとぬかるみやすいので要注意。また、北側斜面になるため冷え込むと登山道が凍結することも。冬季はお守り代わりにチェーンスパイクを持っていると安心です。

降雪後の登山道。下山ルートは北側斜面のため凍結しやすく、道幅の細いところや傾斜のあるところでは注意が必要になることも。

ひたすら登山道を下っていくと、やがて小さな沢にぶつかります。陣馬新道の登山口までは、あと少しです。

陣馬新道の登山口から道なりにしばらく歩くと、陣馬そば山下屋の店舗にたどり着きます。