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手汗で蒸れる…不快なコンディションになりがちなグローブ内部

しかし登り始めれば身体同様に発熱する手。じっとりと汗で濡れてしまい思わずグローブを外してしまったことはありませんか。
ウェアにおいては蒸れにくいベースレイヤーも登場している昨今、グローブにも同じようなアイテムがあればいいのに…。そんな悩みを解消してくれるアイテムが、日本のアウトドアメーカー finetrack(ファイントラック)の「パワーメッシュインナーグローブ」です。
ドライレイヤーのグローブバージョン!?「パワーメッシュインナーグローブ」

このドライレイヤーの役割を果たしてくれるのが、今回紹介する「パワーメッシュインナーグローブ」。どれだけグローブ内をドライにしてくれるのか……早速雪山で試してみました。
「蒸れ」も「濡れ」も感じにくい!「パワーメッシュインナーグローブ」

登山口となる室堂平から標高差400m弱、完全に森林限界上の行動となるため、風の影響もダイレクトに受ける斜面が山頂まで続きます。
手が発汗しても「蒸れ」を感じにくい!

左手は素手・右手はパワーメッシュインナーグローブを装着した上に、アウターグローブを装着して行動してみたところ……
*左手:手からの発熱でグローブ内が蒸れて不快な感覚
*右手:手からの発熱による暖かさは感じるものの、手自体はドライな感覚
と、歴然とした違いが出ました。
グローブに雪が付着しても「濡れ」を感じにくい!

当然ここで、グローブ表面に雪が付着してしまう場面が何度かあったのですが、不思議なことに内部の手の表面が「濡れ」を感じることは、ほとんどありませんでした。
快適さの理由は…優れた耐久撥水性

写真上段のように外側から霧吹きで濡らした場合でも、グローブ自体が湿っている感触はあるものの手に濡れを感じることはありません。写真下段のように濡れた手で装着した場合でも、水滴が素早く抜けて、瞬く間に手はドライな感触に。
多少湿っても、いずれの場合も5分ほどでグローブ自体がほぼ乾いた状態に戻りました。

実際の登山シチュエーションではアウターグローブをしていれば直接濡れることはありませんし、手からの発熱(水蒸気)は水(水滴)より遥かに粒子が小さいため、より快適なコンディションを保てるでしょう。
素手とほぼ同じ!操作性も抜群


デリケートな生地…取扱いには注意を

その名の通りインナーグローブとしてアウターグローブとの組み合わせで装着するのが基本のアイテム。デリケートな生地であることを意識して、単体での使用は避けましょう。
▼グローブのレイヤリングについてはこちらの記事をチェック
活用方法は無限大!ドライな手で快適登山を

特に筆者がオススメなのが、鎖が設置された岩場やロープが設置された滑りやすい急斜面で使用するクライミンググローブとの組み合わせ。バックスキン製で通気性が低い上にロープなどからの摩擦熱も加わると内部が高温多湿になりがちなのがクライミンググローブ。その内側にパワーメッシュインナーグローブを装着すれば、より快適な状態で3点支持(確保)などの手の動きを実践できるでしょう。
身体と同じく手もドライな方が快適に登山できるのは間違いなし。お好みのシチュエーションで、パワーメッシュインナーグローブが作り出す「手の快適さ」を実感してください。
今回紹介したアイテム
ファイントラック パワーメッシュインナーグローブ
優れた耐久撥水性を備え、各種グローブとのレイヤリングによって、汗冷えなどを軽減するドライレイヤーのインナーグローブ。 手指にぴったりフィットし、着用ストレスを軽減。レイヤリングしたグローブが濡れていてもまとわりつきにくく、スムーズな着脱が可能です。
■優れた耐久撥水性
■濡れ冷えや汗による不快感軽減
■着用ストレスの少ない独自パターン
■素早い汗抜け ■安定した保温性がもたらす安全性
■防臭性能
■スムーズな着脱が可能
重量:12g
■優れた耐久撥水性
■濡れ冷えや汗による不快感軽減
■着用ストレスの少ない独自パターン
■素早い汗抜け ■安定した保温性がもたらす安全性
■防臭性能
■スムーズな着脱が可能
重量:12g
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