アルファ米のプロフェッショナルといえば「尾西食品」
お湯や水を注ぐだけで本格ご飯が出来上がる「アルファ米」。ほかほかご飯を手軽に食べられるため、読者のみなさんも愛用しているのではないでしょうか?
今では白米だけでなく、おこわ、ピラフをはじめ、エスニックなど実にさまざまな味が発売されており、どの味を買おうか迷うことも多々。
そこで今回は、アルファ米のパイオニア的メーカー・尾西食品さんに、2021年の売れ筋ランキングを聞いてみました。注目の変わり種シリーズも登場。
次の登山にどのアルファ米を食べましょう? 胃袋も喜ぶ腹ぺこランキングの発表です!
予想通り? それとも意外? 2021年尾西の人気ランキング大発表〜!
2021年の尾西食品アルファ米シリーズの人気ランキングの発表。あなたのお気に入りの味はランクインしているでしょうか? それでは参ります……!
第3位 大人から子どもまで大好き「わかめごはん」
第3位にランクインしたのは「わかめごはん」です!
香り高いわかめとホクホクご飯は、老若男女誰もが愛する日本の味。どんなおかずにもマッチしますし、わかめごはん単体でもおいしく食べられるため、重宝している人も多いのではないでしょうか。

第2位 ボリューム満点「アレルギー対応 五目ご飯」
そして第2位は「アレルギー対応 五目ごはん」!
ああ〜っと、ここで五目ごはんが登場してしまうとは。具だくさんで味のパンチ力も十分。

ボリュームがあるのも嬉しいポイントですね。できるだけ荷物量を減らしたいシーンにもぴったりです。
第1位 まさにシンプルイズベスト……!「○○○」
それでは2021年の人気ランキングの頂点を極めたアルファ米は!
ドコドコドコ……
\ジャジャーンッ/
ずばり、「白米」です〜!!
納得された人、意外だと思われた人、さまざまいらっしゃると思いますが、まずは尾西食品さんからのコメントを。


他のおかずと合わせることを考えて、ありのままの「白米」としての需要が高いことが人気の理由でしょう。いつものご飯と同じようにおいしい上に、長期保存が効く。さらに熱湯を注いで15分で完成する。この3本柱は、誕生当時から脈々と受け継がれるアルファ米のアイデンティティなのでしょう。
カレーにおにぎりに…実はこんな商品も発売してました!
そしてこれから注目が集まりそうな、尾西食品さんおすすめの変わり種シリーズも教えてもらいました。馴染みのメニューから、世界各国の味、そして「え、どういう仕組み?」という商品まで。ああ、お腹が鳴ってしまいそうです。
CoCo壱番屋監修尾西のカレーライスセット
アルファ米と野菜カレーがセットになった「尾西のカレーライスセット」です。やはり注目なのが、大手カレーチェーンのCoCo壱番屋がカレーを監修しているという点。


袋の中にはアルファ米とレトルトのカレールー、使い捨てスプーンがセットに。これひとつで食事が完了し、食後のゴミも少なく済むのが嬉しいですね。
これさえ持っていれば、山頂でココイチ風味のカレーを味わえるという、密かな野望を叶える商品。カレーファン&CoCo壱番屋ファンはぜひ試してみてください。
エスニックシリーズ(ビリヤニ・ナシゴレン)
エスニックシリーズとして登場したのが、インド料理のビリヤニとインドネシア料理のナシゴレンです。

どちらもお湯を注ぐだけで、本格的なエスニック料理を楽しめる商品。特にナシゴレンは辛さレベルも4/5なので、寒い季節にも体を温めてくれる心強いフレーバーですね。
携帯おにぎり
お湯を注ぐだけで完成するおにぎりシリーズにも注目です。

作り方は簡単。一般的なアルファ米シリーズと同様に、袋の中にお湯か水を入れ、袋の上から形を三角形に整えます。あとはガイドラインに沿って、外袋をカットすればおにぎりが完成するのだとか!百聞は一見にしかず、公式サイトにはおにぎりシリーズの食べ方の紹介動画が掲載されています。
「尾西の携帯おにぎり」の作り方動画はこちら
手を汚さずに、ワンハンドで食べられるアルファ米のおにぎりは、携行食にもぴったりの商品かもしれませんね。
もっちもち食感はアルファ米だからこそ
……と、お腹が減ってしまうランキングを見てきました。「もう我慢できない!」と炊飯器のスイッチを押しに行こうとするそこのあなた、ちょっと待って。そもそもアルファ米の正体をご存知ですか?
アルファ米とは、炊きたてごはんのおいしさをそのままに、急速乾燥したものです。生米に含まれるデンプンは、人間には消化しにくい「ベータ化」の状態。これを加熱調理し、消化しやすい「アルファ化」の状態にして、急速乾燥しています。
アルファ米は、炊きたてのご飯を急速乾燥させたものを指します。対してフリーズドライは冷凍状態で完全に乾燥させる方法。
フリーズドライは乾燥させる工程で素材に沢山の穴が開いてしまうと言われています。一方、アルファ米は食材の構造を崩すことなく、もっちりとした食感が楽しめるのが特長。だからこそバリエーション豊かでおいしい携行食糧が成り立っているのですね。
知ってた? アルファ米は軍事食糧として誕生したんだって
アルファ米が生まれるきっかけとなったのは、奇しくも戦争だったといいます。尾西食品の創業者・尾西敏保(やすはる)さんは、食糧不足にあえぐ戦線の兵士のために、アルファ米の開発。終戦までに6,200トンものアルファ米が軍事食糧として納入されたそうですよ。
今でこそアウトドアや防災、海外旅行のお供として親しまれているアルファ米ですが、歴史が生み出した食品なのですね。
これからも山ごはんをよろしく頼みます、尾西食品さん
今回は2021年の尾西食品「アルファ米」シリーズに注目しました。どんな場所でも、どんなときでもおいしく食べられるアルファ米は、登山でもひとつ持っているだけで心強い食糧です。

と、尾西食品さんから登山者へメッセージ。「次はどの味を食べようかな?」考えるだけでワクワクするアルファ米の進化に、これからも目が離せません。
尾西食品の公式サイトはこちら