抜群のフィット性、柔らかな素材感

軽めの立体裁断で、腰から裾まで、よくフィットするカット。特に裾はかなり細くなっているので、歩くときに邪魔になりにくくなっています。素材はしなやかで、全体的にスッキリとしたデザインです。
良く伸びる素材、軽快に体を動かせる
良く伸びるストレッチ性が高い素材。素材がしなやかなこともあり、体を軽く動かせる感じがしました。
スリムフィットで体にピッタリ付いている感じがしますが、キツさを全く感じさせないパンツです。
ポケットは5つ、すべてファスナー付きの安心感
左右前ポケット、サイドポケット、左右バックポケット、すべてファスナー付きです。サイドポケットはちょっと下で真横に付いています。どのポケットにモノを入れても落とす心配がありません。
ウエストは左右のゴム、裾はファスナーで開閉
ウエストは左右ゴム。しっかりフィットしていれば、ベルトは必要ありません。また、かがんだり座ったりしたときにおなかがきつくなったりすることもなく楽々。
細めの裾はファスナーで広げられるので、脱ぎ履きが楽です。
撥水性も問題なし
撥水も問題なし。1分放置も浸水しませんでした。水たまりや沢などで、不意に水がかかっても安心ですね。
感想:1日中履いていたい、心地よい履き心地
足を通した時から軽快な履き心地で、1日中でも履いていれる心地よさを感じました。小屋泊りやキャンプなど、このまま寝てもいいぐらいのしなやかさです。日帰りから1泊程度の登山におすすめのパンツです。
【筆者が感じたおすすめシーン】
・低山から高山まで、日帰りから1泊程度の登山全般。
・小屋泊や登山後などリラックスしたい時
④テクニカルな高所登山に|アルトヴィア・アルパイン・パンツ
フル装備でテクニカルなクライミングに最適なパンツです。
すべては”登る”ためのデザイン
全体的にスリムフィットですが、膝部分に余裕をつくる立体裁断のカット。裾内側には、ロッククライミングでの岩の摩擦に耐えるように、耐摩耗性パネルを配置しています。
とにかく”登る”事を前提としたデザインになっています。
余裕の運動性能、特に膝回りに余裕あり
膝回りを中心に立体裁断されているので、膝の動きに余裕があります。フィットしながらもストレッチがよく効くしなやかな素材と合わせて、クライミングでの動きを妨げる感じはしません。
ハーネス着用を意識した4つのポケット

今までのパンツと比較すると、ポケットは少なめの4つ。左右前ポケット、右側バックポケット、右サイドポケットすべてファスナー付きです。ハーネス着用時に使えなくなることと、ごたつきを少なくするためバックポケットは1つ、また、ハーネスのレッグループが干渉しないようにサイドポケットは下めに配置。ポケットもクライミングを意識しています。
バックル仕様のウエストと邪魔にならない裾のコード
今回紹介している5つのパンツの中で唯一のバックル仕様のウエスト。バックルは薄く、ボタンも薄いホックなので、ハーネス装着時でも嵩張らないようになっています。
裾は、クライミングシューズのかかとに引っかからないようにドローコードで絞れますが、ロックが小さく邪魔になりません。ここもクライミング仕様ですね。
短時間の小雨程度なら凌げそう、撥水も問題無し
撥水テストでも1分間放置も浸水はなし。クライミング中、ちょっとした雨ぐらいならなんとかなりそうです。
感想:まさに”クライミング”のためのパンツ
今回紹介しているパンツの中では、最も高価である理由がわかるフルスペック仕様のパンツでした。何もかもがクライミングを意識したつくりになっています。
もちろん、通常の登山でも問題無し。軽い履き心地なので、軽々と歩けますよ。
【筆者が感じたおすすめシーン】
・ハーネスの装着を伴う、岩稜帯などの登山
・一般的な登山にも
⑤ボルダリングに最適|アルトヴィア・ライト・アルパイン・パンツ
”速く動くため”のパンツ。クライミングのトレーニングや、ワンデイでのクライミングやボルダリングでの使用を前提としています。