大切な仲間との出会い…目の前に広がる絶景…。山好きにとって最高に贅沢な1年を体験した「白馬岳」

2021/02/12 更新

登山女性向け情報ページ「POLE POLE」。そこで、山の魅力や楽しさを発信してくれる存在がアンバサダー。今回は、絶景の雪山写真を紹介してくれている<uki>さんの登場です。思い入れのある山や、チャレンジしたい山など、ひとりの女性登山者として山について、胸に思い描いていることをインタビューしました!


アイキャッチ提供:うきさん

山に登る理由は人それぞれ

雨飾山
山に登る人は、初心者からベテラン、スタイルもきっかけも様々で、いろいろな人がいますよね。そして、その数だけ山へ登る理由や想い、楽しみ方も存在します。コロナウイルスでの自粛期間もあり、より山について考える時間も多かったのではないでしょうか。

YAMA HACKでは、これまでアウトドアに関わる多くの人達に、山への想いを聞いてきました。様々な人の話を聞くと、自分とは違う価値観や共感できるポイントだったり、新しい山の魅力を発見することができるかもしれません。

今回は、よりYAMA HACK読者に近い登山者「POLEPOLEアンバサダー」の方に、山への想いを聞いてみたいと思います。

「POLE POLE」アンバサダーってどんな人?

女性向け登山情報ページ polepole ポレポレ
『POLE POLE』とは女性のための登山情報ページ。登山が好きなすべての女性に、レベルや年齢にとらわれることなく自分らしく山を楽しんでほしい、そんな想いをカタチにする場所として2020年3月にOPENしました。

そのPOLE POLEで、女性ならではの視点で山の楽しさや魅力を発信してくれる存在がアンバサダーさん。自分らしく山を楽しみ、その思い出の詰まった写真などを投稿してくれています。

いつも見ているだけでワクワクする写真を投稿してくれるアンバサダーさんって、どんな人なんだろう?
普段なかなか聞くことのできない山への想いを聞いてみたい!

そんな訳で、「思い出の山」や「挑戦してみたい山」など山にまつわるお話を伺ってきました。

初めまして!POLE POLEアンバサダー<uki>さん

提供:うきさん(Instagram/uki1022
プロフィール|uki331さん
名前:うき
登山歴:3年
フィルムカメラでの写真撮影が趣味で、景色を撮るために山へ登ったことをきっかけに山に興味を持つ。その後、美ヶ原で北アルプスの絶景に出会い、本格的に登山にハマり現在に至る。1.5kgはある愛機・ハッセルブラッドを筆頭に最低2台はカメラを持参。カメラとフィルムが重いため、他の山装備の軽量化に余念がない。
出典:sotoshiru/uki
フィルムカメラで撮影した、色合いが印象的な山の写真を紹介してくれるうきさん。早速、大好きな山の話を聞いてみましょう!

私の大好きな山、それは「白馬岳」

出典:PIXTA

白馬岳
標高:2,932m
所在地:長野県北安曇郡白馬村、富山県黒部市、下新川郡朝日町
北アルプス後立山連峰の最高峰・白馬岳は、日本百名山の一座。日本最大の「白馬大雪渓」があることでも有名で、夏には可憐な花が咲き誇る高山植物の宝庫でもあります。山頂直下に建つ白馬山荘は、日本最大の収容人数を誇る大規模な山小屋。

── これまでに登った山の中で、思い入れのある山はどこですか?

うきさん
思い出のある山は白馬岳です。
一昨年の夏に、白馬山荘で働かせてもらったことがきっかけで、白馬岳は私の大好きな山になりました。


── 元々、山関係のお仕事をされていたんですか?
うきさん
全然違うんです。
写真が趣味で、自然の景色を撮りたくて山に行ったことがきっかけで、山が好きになりました。


── 写真がきっかけだったんですね。初めて山に登った時はどうでした?
うきさん
三重県出身なんですが、地元の友人と低山に登ったのが最初です。その時も、自然って気持ちいいなと感じました。

その後しばらくしてから、登山経験のある友人に美ヶ原に連れて行ってもらって。その時に見た、北アルプスがすごくキレイで。もう、その景色に魅了されてハマりましたね。


── 最初の登山で最高の景色が見られると、ハマりますよね。
うきさん
ハマりましたねぇ。笑
登山を始めてから山でみる朝日や夕日、目の前の絶景に感動して、山で生活したいなぁと憧れました。
毎日、山の景色を見ながら過ごせたら最高なんじゃないかな、って思って山小屋で働きたくなりました。

いい出会いがたくさん!最高に贅沢な山の生活

提供:うきさん
── どうして白馬山荘を選んだんですか?
うきさん
どこで働こうか悩んでいた時に、白馬で働いていた友だちに誘ってもらったのがきっかけです。
ちょうど、前の仕事をやめる時で、タイミングもよかったんですよね。


── おぉ、それは”働いてみなよ!”と言われているようなタイミングですね!実際に働いてみてどうでした?
うきさん
行く前はすごく不安でしたね。標高3,000m近くあって、簡単には下界に降りられない場所で長期で働けるのか、心配でした。
だけど、行ってみたらもう目の前の景色が絶景で、とにかくサイコーでした!笑

景色もそうですし、山の空気とか、何もかも山好きにとってはこんなに贅沢な生活はないな、と思いましたね。


提供:うきさん(下山するスタッフをみんなでお見送り。本当に仲がいい!)
── 山小屋での仕事って謎が多くて気になりますが、どんなお仕事をされてました?
うきさん
山小屋によって業務内容は変わると思いますが、白馬山荘はとっても大きな小屋なので、役割分担はしっかりされていました。
その中で、私は「喫茶店勤務」でした。


── 白馬山荘、大きいですもんね。喫茶店、とってもお似合いです。
うきさん
喫茶店は宿泊する人だけでなく、日帰りの人やテント泊の人など、ものすごく色んな人が来ましたね。週末はお客さんで賑わい、仕事は結構忙しかったです…。
でも大変ではありましたが、”スタッフと協力して仕事を乗り越えていく達成感”があって楽しかったですよ。


── ピーク時はめちゃくちゃ忙しそうですね…。
うきさん
落ち着いている時はお客さんと話をしたり。
「あの山なんですか?」って聞かれて教えたら喜んでもらえた時は、すごく嬉しかったです!


── うんうん。同じ”山好き”のお客さんとのお話は楽しそうですね♪
うきさん
それに、一緒に働いたスタッフとの共同生活も楽しくって。
みんな、様々な趣味や特技があって、いろんな経験をしてきた方達ばかりでした。夜遅くまで語りあって仲が深まり、いい出会いがたくさんありました


白馬山荘での思い出を本当に楽しそうに語ってくれたうきさん。山での生活は、素晴らしい体験だったようですね!

山好きにはたまらない”絶景のある暮らし”

提供:うきさん(勤務担当だった喫茶店からの眺め)
── 白馬岳で印象に残っている景色について教えてください。
うきさん
朝起きて外に出ると、目の前には立山連峰や北アルプス、八ヶ岳、富士山、360度全部見えるんです。5分登れば朝日の見える場所に行けて。
朝日の出る前の雲海だったり、とにかく毎日絶景に囲まれていました



提供:うきさん(全てフィルムカメラで撮影した写真)
── こんな景色が毎日見られるなんて、本当に贅沢ですね!
うきさん
はい!夜は満点の星空が見えて、鳥の鳴き声、風の音しか聴こえない。山好きにはたまらない、最高で夢のような生活でした。
また機会があれば山で働きたいなぁと思います。

今後チャレンジしてみたいのは「北アルプス最深部ロング縦走」

出典:PIXTA(三俣蓮華岳より眺める水晶岳・鷲羽岳)

北アルプス最深部
黒部源流に位置する日本百名山・鷲羽岳(2,924m)をはじめ、水晶岳(2,986m)や三俣蓮華岳(2,841m)、立山連峰の主峰・薬師岳( 2,926m)など数々の名峰が連なる北アルプス北部エリア。麓から直接登るコースのない山も多く、他の山と合わせて長期縦走を余儀なくされる。美しい稜線の絶景と静かな山歩きを思う存分堪能できることから、ハイカー憧れの山域。

── 今後、登ってみたい山はどこですか?

うきさん
双六、三俣、鷲羽、水晶、薬師らへんをぐるっと4日〜5日間ぐらい縦走したいです。


── 4日〜5日間ということは結構、長期間ですね。
うきさん
仕事の都合などで、これまで1泊2日でしか山へ行ったことがなくて…。
去年は双六まで行きましたが、その先までは行けなかったんです。
双六の山頂から三俣方面に山がずっと続いていて、見えている山、全部歩きたいなぁと思いました。


提供:うきさん(双六岳山頂から朝日に照らされた三俣蓮華岳方面の稜線)
── 双六岳からの三俣蓮華方面の眺めもキレイですよね。どんな景色が好きですか?
うきさん
稜線の景色が一番好きですね。
双六に行った時にその先の道が見えたので、あの道をずっと歩いてみたいです。


── うんうん。そうしたら、このエリア行きたくなりますね。
うきさん
はい。今年は、時間がとれるチャンスがありそうなので挑戦したいです!

”山を感じる場所”が自分にとって自然なこと

提供:うきさん(白馬山荘の喫茶店でコーヒーをいれるうきさん。白馬に帰りたいなぁと思うこともしばしば)
── うきさんが”山”に惹かれる理由を教えてください。
うきさん
うーん、なんでしょう。答えるのが難しいですね。
”山”と言っても色々な山があって、季節によって景色も全然違うし。
山頂からの絶景や朝日などもキレイですし、山の自然のちょっとした瞬間に惹かれたりもします。


── たしかに、同じ山でも登るたびに違う表情を見せてくれますよね。
うきさん
実家が田舎なので、自然に囲まれて育ったということも関係があるかもしれません。
小さい頃は、山や川で遊んでいたので、今も街へ行くよりも山で過ごしていた方が落ち着きます

山を感じられる所にいることが自分にとっては自然なことかなぁ、って思います。

フィルムカメラはタイムカプセル!?

うきさん愛用📷
提供:うきさん(うきさん愛用のフィルムカメラ)
「#写ルンです登山隊」など、山でもフィルムカメラで写真を楽しんでいるうきさん。最後に、大好きなフィルムカメラについて語ってくれました。

── 正直なところ、山ではデジカメの方が便利ではありますよね。フィルムの魅力ってどんなところですか?
うきさん
フィルムは、仕上がった時の質感が本当に好きで。
それに、撮ってすぐ見ることができず、現像から戻ってこないとみられないので、タイムカプセルみたいな感じが好きなんです。


── たしかに…どんな写真が撮れているか、ドキドキですね。失敗したこととかありますか?
うきさん
ありますよ〜。
フィルムのセットが上手くできてなくて、24枚撮れるはずが1枚しかちゃんと撮れてなかったこともあります。残りの全部、重なっていてずっと同じ写真が何枚もあって…。


提供:うきさん(カメラからの風景)
── 24枚中1枚!それはショックですね。
うきさん
そうですね。逆に、それもなんか面白かったり。
自分が撮りたかった写真があがってくると、すごく嬉しいです。”ここを撮りたい”って思った瞬間しかシャッターを切らないので、一瞬一瞬がすごく大切ですね。


── 失敗もいい思い出になるんですね!
うきさん
そうなんです!写真の質感や雰囲気の良さ、撮影する楽しさなど、もっと多くの人にフィルムカメラを楽しんでもらえたらいいな、と思っています。

自然体で柔らかな雰囲気が素敵なうきさん。フィルムカメラを通して、山を楽しむというスタイルもいいですね。
今年は何やらお楽しみな計画もしているようなので、今後の投稿も要チェックです!

今回うきさんが紹介してくれた山


女性のための登山情報ページPOLE POLE

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高橋 典子

ハイクとミニマルキャンプをこよなく愛するフリーライター。次はどこに行こうか、9歳の息子と地図を眺めるのが日課。最近は、山岳気象予報に興味津々!

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