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苦手意識をガイドが解決!地図読みのキホンはそんなに難しくない【地図・磁北線・コンパス編】(3ページ目)

登山での地図読みに適したコンパスって…?

いよいよコンパスの登場!
撮影:washio daisuke(いよいよコンパスの登場!)

さあ、いよいよコンパスの出番です。登山での地図読みにおすすめなのが、ベースプレート付コンパス。ベースプレートなしの丸いコンパスや、最近はスマホアプリでもコンパスがありますが、まずは基本になるベースプレートコンパスについて理解しましょう。

ベースプレート付コンパスってこんなアイテム

“登山者Aさん”
コンパスって、いまいち使い方がわからないんですよね…。

“ガイド鷲尾”
難しいよね。でもまずは、ベースプレート付コンパスの部品の名前から覚えよう。
基本的に写真の5つを覚えてくれればOK!
ベースプレート付コンパスの部品の名称
撮影・作成:washio daisuke(ベースプレート付コンパスの部品の名称)

“登山者Aさん”
ベースプレートの中心にある進行線と回転盤矢印のふたつの矢印があるんですね。

“ガイド鷲尾”
そこがキモ!!
進行線が指すのは行きたい場所や目標物の方向回転盤矢印が指すのは磁北の方向このふたつの方向の「角度の差」を測定できるのが、ベースプレート付コンパスの最大の強みなんだ。
目標物の方向と磁北の方向の「角度の差」を計測できるのがベースプレート付きコンパスの強み
撮影・作成:washio daisuke(八ヶ岳)

“登山者Aさん”
わかったような、わからないような…。

“ガイド鷲尾”
これは直感的に理解できるまで、しつこく教えるから!
とりあえずマストハブアイテムとして、大切に登山の時は携行してね。

地形図とコンパスを持っていざ山へ!でもその前に…?

地形図&コンパスを持って登山へ!その前に必要なことは…?
出典:PIXTA(地形図&コンパスを持って登山へ!その前に必要なことは…?)

いかがでしたか。「登山地図と地形図の使い分け」と「コンパスと地形図を一緒に使うための知識」を理解することで、今まで感じて来たハードルが少し低くなったでしょうか。
しかし、これだけで「いざ登山へ!」という訳には行きません。次回は、登山前のシミュレーションにおける地図の活用法をお伝えします。

まとめ

▼地図の縮尺が違うと、読み取れる情報が変わる

▼地図の北とコンパスの磁針が指す北のズレを表すのが磁北線

▼ベースプレートコンパスは進みたい方向と磁北の角度の差を測定して使う

地図読みは実際にやることが大切です!

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