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テント泊、教えてもらったことだけじゃ上手くいかなかった

山でテント泊を楽しむ人が増えてきましたよね。中でも女性のテント泊登山者をよく見かけるようになりました。
コロナの影響もあり、今年初めてチャレンジした!という人も多いのではないでしょうか。

ただ実際にやってみたけど、なんだか思うようにできなかった…。
マニュアルには載っていない、女性特有の悩み解決ができずにモヤモヤしたことはありませんか。

女性のソロ登山者を動画やSNSでよく見かけるようになりましたが、参考にしたくてもテントの中はプライベート空間。実際彼女たちはどのように過ごしているのか気になるけどなかなか見せてなんて言えない。そこで今回は…
YAMA HACK編集部員・宮下のテント泊を覗き見

テント場ではどんな時間を過ごしてる?

①テントを設営したら、すぐに室内整理
✖︎ モヤモヤポイント
・物がすぐになくなる!限られた狭い空間で、すぐにごちゃごちゃに
寝床を整理、必要度の高いものは枕元へ

枕元には、夜と朝の使用頻度が高いグッズをまとめて配置。場所も毎回指定しておくと明かりを付けなくても荷物把握がしやすくとっても便利です。

写真のように4つに分けて、それらをさらに大きな袋でひとまとめすることで「この中を探せば見つかる」状態を作り、なくし物対策をしています。
②防水対策も抜かりなく
✖︎ モヤモヤポイント
・ザックや靴が湿気で濡れて、翌日不快な思いをした
翌日の不快さはもちろん、生乾きの匂いがしてしまうのは女性にとって気になるところ。室内整理と同じタイミングで、防水対策も徹底しています。
リュックにはカバーを、靴は袋の中へ


③着替えのタイミングで防臭ケア
✖︎モヤモヤポイント
・自分の汗を吸収したウェアやリュックの匂いが気になる
使っている防臭ケアグッズはこれだ

防臭ケアとして持っていくのは「ボディシート」と「おしり用のウェットシート」、「防臭スプレー」の3つ。
フローラル系の香りがするボディシートや防臭スプレーは、虫がよってきてしまうこともあるので、無香料のものを選ぶまたは虫除け効果のあるハッカ油を混ぜて使用するのがおすすめです。
「おしりセレブ」の使用でウォシュレットのないトイレも快適。
④汚れを残さない夕食作り
✖︎モヤモヤポイント
・食べ終わったあとの食器汚れと匂い残りが気になる
食べたあとの食器汚れは、洗い流すわけにもいかないですよね。ウェットティッシュで拭いても、汚れや匂い残りが気になるという女性も多いのではないでしょうか。そもそも食器を汚さないように工夫しています。食器を汚さない夕食作りのポイント

他の食器を用意してサランラップを敷いておきます。その上に麺と和えるだけのパスタソースで完成。

⑤寝る直前に歯とお肌のケアを念入りに
✖︎ モヤモヤポイント
・歯磨き粉が使えない分、口臭や口の粘り気が気になる
・肌がカサカサして乾燥し、荒れてしまう
・普段のスキンケア道具を持っていくと、荷物が増えてしまう
寝る直前にしっかりとケアすることで、普段の日常と変わらない快適さを得ています。
スッキリ清潔に!山でのオーラルケア

食べてスッキリアイテムで口の中をリフレッシュさせてから歯磨きの順番で念入りにケアを行っています。
これだけやると口の中がスッキリ!口の中の粘りや匂いが気にならなくなります。
保湿が大切!山でのスキンケア

スキンケア道具を持っていくと荷物が多くなってしまいがちですが、小分け袋になっているものを持っていけば軽量化できます。
普段よりも肌がかさつきがちだった山の上でも、潤いを担保できるようになりました。
⑥朝起きたら、暗い中でも化粧をする
✖︎ モヤモヤポイント
・化粧品が重くなってしまう
・朝暗い時、真っ暗で化粧ができない
小屋のトイレで化粧しようと思っても朝は混んでいるので、なるべくテント内で早々と済ませています。
使っている化粧品はこれ

日の出前、真っ暗な中での化粧方法

明るくなってから化粧すれば問題なしだけど、朝日を見るために夜明け前に行動することもありますよね。その時はライトの光を自分の顔へ。標高が高い場所だと鏡は曇ってしまうことがあるため、私は携帯カメラの自撮り機能を使用することが多いです。
自分のテント泊スタイルを見つけよう

気になることがあったら、書き出して次にどうするかを考えて改善点を持って次の山行へ出かけるとどんどん快適になっていきます。
ぜひ自分のテント泊スタイルを見つけて、より登山を楽しみましょう。