①八ヶ岳を西側から|オーレン小屋×硫黄岳周遊(八ヶ岳)
人気の八ヶ岳の真ん中に位置する山小屋「オーレン小屋」をベースキャンプにし、硫黄岳を周遊したあと、テント撤収し下山します。
桜平から硫黄岳は日帰りでも可能ですが、入門編として、あえてテント泊を設定してみました。今回紹介する4コースの中ではいちばん体力的、技術的に楽なコースになります。
桜平登山口⇒オーレン小屋
オーレン小屋へは、桜平登山口からが最短ルート。標高差400m程度で、森林の中、整備されているので、重い荷物を背負っていても歩きやすいルートです。
オーレン小屋「岳樺キャンプ場」
テントサイトは、標高2,330mオーレン小屋へ隣接する「岳樺キャンプ場」。林間で、豊富な水場や小屋の水洗トイレなど、初心者でも使いやすいサイトです。
硫黄岳周遊
硫黄岳登山は比較的初級者にも安全なルート。山頂からは、北八ヶ岳をはじめ、中央・北アルプス、富士山まで360度ビューの絶景です。山頂の北縁は、爆裂火口の断崖になっているので足元に注意。
ほかには、根石岳まで1時間、天狗岳まで1時間45分なので、日程と体力が許せば、これらへの登山もおすすめ。
桜平登山口までのアクセス
【クルマ利用の場合】
中央道「諏訪南」IC⇒八ヶ岳ズームライン、エコーライン経由⇒桜平駐車場(約3時間30分)
【公共交通機関の場合】
JR中央線「茅野」駅⇒タクシー乗換約1時間(約7,500円)
②八ヶ岳を東側から|しらびそ小屋×天狗岳周遊(八ヶ岳)
八ヶ岳をもう少し歩きたい!と言う方にはこちら。①と同じ八ヶ岳エリアですが、全体的にもう少し長いコース。しらびそ小屋をベースとして天狗岳を周遊します。
2日目の周遊登山は7時間程度歩いた後、テント撤収し下山することになりますので、体力に自信がない人は、もう1泊する日程も検討しましょう。
稲子湯登山口⇒しらびそ小屋
しらびそ小屋への最短ルートの稲子湯登山口から出発します。標高差500m程度で、カラマツ林の中、歩きやすく気持ちのいい登山道です。
しらびそ小屋
およそ標高2,000mしらびそ小屋テントサイトは、みどり池のそば、林間でおだやかなので、ゆっくりできます。通年使えるのが特徴ですが、最大10張程度なので、事前に確認しておきましょう。
天狗岳周遊
八ヶ岳の名峰天狗岳の他に根石岳や峰の松目を巡る人気のルートです。八ヶ岳の中心部である天狗岳からは、北八ヶ岳、南八ヶ岳の眺望がいいほか、硫黄岳の火口壁も見ることができ見どころ満載です。中山峠手前、東天狗岳手前にはクサリ場があるので注意しましょう。
稲子湯登山口までのアクセス
【クルマ利用の場合】
中央道「長坂」IC⇒ 国道141号経由⇒稲子湯旅館駐車場(約1時間)
【公共交通機関の場合】
JR長野新幹線北陸新幹線「佐久平」駅、もしくはJR中央線「小淵沢」駅⇒ JR小海線「小海」駅
⇒小海町営バスに乗り換え、松原湖線(稲子湯行き)で約30分、「稲子湯」 または「みどり池入り口」バス停で下車(冬季運休)