COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む

【上高地で群発地震!】山の成り立ちから「地震」の原因とリスクを考えてみた(2ページ目)

2019年台風19号の影響により、栗原川林道は現在通行することができません。復旧見込み時期は不明です。
そのため、「皇海橋」の登山口からの入山はできませんのでご注意ください。
沼田市の皇海山に関する情報はこちら

転倒・滑落

岩場

出典:PIXTA

小さい地震であれば立っているときは気づきませんが、大きな地震になればバランスを崩すこともあります。岩場にいるときに地震が起こったら……ぞっとしますよね。

落石・崖崩れ

落石 崖

出典:PIXTA

山には不安定な岩が多くあります。地震が起こればかろうじてバランスを保っていた岩が落ちてきたり、崖が崩れてきたりする可能性があります。雨が続いて地盤が緩んでいるときはなおさらです。

今回も上高地の遊歩道上でも大きな落石が起き、遊歩道の通行自粛要請が出されている区間もあります。平地だからと安心せず、今いる場所に潜むリスクを敏感に感じ取るように心がけましょう。

雪崩

雪崩

出典:PIXTA

雪がある時期には雪崩も大きなリスクです。雪の層は時間が経つにしたがってだんだんと固く締まり、層同士もより強くくっついていきますが、崩れないで絶えられる限度は当然あります。

地震によってその限度以上の強い力がかかれば、雪の層は崩れ、崩れた雪がさらに周りの雪を巻き込んで雪崩になります。粉雪はさらさらでとても軽く感じますが、固く締まった雪は何十cmか身体に乗っただけでも、まったく身動きがとれなくなります。油断は禁物です。

今年は新型コロナウイルス感染症の流行に伴う登山自粛が広がっており、一般登山者がほとんどいなかったため人的被害はありませんでしたが、今回も地震に伴って大きな雪崩が何回も起きています

2 / 3ページ