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【徹底比較!】パタゴニア新作レインウェア「トレントシェル3L」vs「レインシャドー」(3ページ目)

【レインシャドー】行動時の動きが考えられた、快適で動きやすいウェア

撮影:ぶん

「登山の動きがよく考えられているな」と感じたのがレインシャドー。

“高温多湿で多雨な日本の山岳環境に適したレインウェア”として登場した「クラウドリッジ」のDNAを引き継ぎ、動きやすく快適な登山をアシストしてくれるウェアだと感じました。

それでは、レインシャドーの特長を詳しくみていきましょう。

1.動きやすさを追求した伸縮性のある素材

撮影:ぶん

レインシャドーには伸縮性のある素材が採用されています。そのストレッチ性と動きやすい立体裁断構造により、岩場や急登などでの腕脚の曲げ伸ばしでもウェアが体に追従するようなスムーズな動きが可能です。

岩稜帯の山など、アクティブに行動する登山での活躍に期待できます。

2.ザックを背負った際の動きが考えられた設計

登山ではザックを背負う場面が大半。しかしザックを背負うことで「ウエストベルトでポケットが隠れてしまった」「肩が上がらなくてフードの調整が大変」などの経験を持っている方も多いのではないでしょうか。
レインシャドーはザックを背負った際の動きが考えられており、登山者の「使いやすさ」が重視されています。

<ベンチレーター>

撮影:ぶん

ジャケットの脇下にあるベンチレーターは、胴体側に大きく開く設計に。

<フード調整用のドローコード>

撮影:ぶん

フード調整用のドローコード紐は耳寄りの位置に配置。重いザックを背負いながらの調整でも、腕の負担を軽減します。

<サイドポケット>

撮影:ぶん

サイドポケットは大きく開閉可能です。ただし、今回試したザックではウエストベルトでポケットの半分以上が隠れてしまいました。前作の「クラウドリッジ」は胸に近い位置にサイドポケットがあったので、レインシャドーももう少し上にあってもいいかも、と感じました。

※)わかりやすい比較対象としてトレントシェル3Lと並べていますが、トレントシェルが「使いにくい」という訳ではありません。

2.撥水加工されたジッパーで水の侵入を防止

レインシャドー表生地

撮影:ぶん

ジャケットには左右の腰ポケットと左胸ポケットが3カ所に配置されています。
ジッパー類はいずれもDWR加工(耐久撥水)されており、徹底的に水の侵入を防ぎ、衣類内を快適な状態に保ちます。

パンツには右太もも部分に1箇所のポケットを配置。こちらもDWR加工されており、水の侵入を防止します。

4.着脱しやすいレインパンツ

撮影:ぶん

パンツの両サイドには、太ももの位置まで大きく開閉できるジッパーが備わっており、靴を履いたままの着脱も容易です。
またジッパーはダブルタイプになっていて、上部だけを解放することで、ベンチレーターとしても活躍。
「蒸し暑いけど、レインパンツを脱げない」というときに重宝するでしょう。

レインシャドー ラインナップ

レインシャドー メンズ

パタゴニア|メンズ・レインシャドー・ジャケット

パタゴニア|メンズ・レインシャドー・パンツレインシャドー ウィメンズ

パタゴニア|ウィメンズ・レインシャドー・ジャケット

パタゴニア|ウィメンズ・レインシャドー・パンツ

【結論】「アウトドア万能選手のトレントシェル3L」と「登山特化選手のレインシャドー」

検証結果を元に、それぞれの特長やおすすめ使用シーンをまとめてみました。

編集:ぶん

トレントシェル3Lとレインシャドー。あなたはどっちを選ぶ?

パタ
<パタゴニア>から新たに発売されたレインウェア、「トレントシェル3L」と「レインシャドー」。
検証を経てわかったことは、両者は一見似ているものの、それぞれ考え方(コンセプト)はまったく異なるということ。

 

どちらも非常に高機能なレインウェアであることは間違いありませんので、あとは自分の登山スタイルに合っているのはどちらかで選んでみましょう。

いずれにしても、これらのレインウェアを着れば、雨のアウトドアの世界はもっと広がるはず。皆さんのこれからの登山をサポートしてくれる心強い相棒となるでしょう。

 

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