暑い季節にはナイロン100%のフルメッシュ地の『COMODO WIRED B.CAP』も。
「フルメッシュですが、フロントパネルが二重になっているので、額部分が透けることなく、強い陽射しを受けても額にメッシュの日焼け跡ができてしまう・・・なんてことも抑制できます」と佐藤さん。
当然、通気性もよく、しかし見た目はスポーティ過ぎないので、登山ウエアにも、よくマッチ。
また上で紹介した『60/40 WORK CAP』同様に、吸汗速乾素材の汗止め、ボタン止めのアジャスターを採用しているので、暑い季節の登山にびったりです。
天ボタンを廃して、ヘルメットとの相性よし!
ベースボールキャップには、頭頂部に天ボタンと呼ぶ金具が備わっているものがあります。これは縫製技術が今ほど進歩していなかった時代の名残で残っているものだそう。この『COMODO WIRED B.CAP』は、アウトドア仕様ということで天ボタンを取り除き、登山でヘルメットをかぶる際に、干渉しないようにしているそうです。
ちょっとした事かもしれませんが、この少しの気遣いで快適性に大きな差が出るんですよね。
”日本人に似合うカタチ”で気分と集中力を維持
小ぶりのバイザーを備えたキャップとして、最近はサイクリングキャップを登山でかぶるハイカーが増えています。でも、サイクリングキャップは風の抵抗を抑えるためにバイザーは小さめ。日除けの機能は最低限です。
またバイザーのサイド部分が落とされているので、顔の小さな欧米人には似合いますが、日本人がかぶると顔が大きく見えがち・・・。
「Clefは頭が大きな日本人にも似合うカタチを採用しています。頭の形が面長な人が多い欧米のメーカーが作る帽子は、浅く幅が狭めなものが多く日本人だと被り心地に違和感を感じる人も多いと思います。帽子は脳に近い部分にある為、違和感が生じるとそれがストレスとなり集中力を奪います。
その為、1日中被っていてもリラックスできるサイズ感と被り心地にこだわっていいます。人間の身体のなかで最も動く部分は頭なので、他のウエア以上に快適なフィット感は重要です!」
と佐藤さん。
日本人に似合う=フィット感よく、安全!ということなんですね。
Clefにはサウナ用のハットなんてものもあるんです
登山用ではありませんが、今回の取材時に見せてもらった帽子で気になったのが『” こいしゆうか × daladala. × CLEF “サウナハット』です。テントと薪ストーブを組み合わせたサウナテントというのが、最近のサウナブームに乗って流行りつつあるそうです。いわゆるサウナ好き=サウナーだけでなく、ハイカーやトレイルランナーのなかにも、疲労抜きでハマった人が増えているとか。
そのサウナテントに入る際にこのハットをかぶると、ウールの断熱効果でノボせることなくサウナを楽しめるそう。メジャーなアウトドアブランドにはない、遊び心あふれるアイテムを手掛けるところが、Clefらしさを象徴しています。
奥多摩の御岳には『MiTaKe CAP』をかぶる人、急増中!
今回、佐藤さんのインタビュー場所としてお世話になった東京の奥座敷、JR青梅線・御嶽駅から徒歩1分に位置する『駅前山小屋A-yard』では、Clefとコラボした『MiTaKe CAP』を販売していました。登山、ボルダリング、ラフティング、釣り等々で御岳を訪れ、御岳を愛する人々にかぶってもらい、もっと御岳を盛り上げていきたい!ということで作ったそうです。
A-yardの代表の柴田大吾さん、スタッフの片岡尚子さんのおふたりは、ラフティングとパックラフトのインストラクター。大吾さんは「朝起きてから寝るまでかぶっています」というヘビーユーザー。尚子さんによれば「70歳の蕎麦屋のおじいちゃんも最近かぶりはじめてくれて、御岳愛の象徴になってきています」とのこと。
それにしてもおふたりは、キャップがよく似合っている上に、笑顔がステキすぎます。Clefの帽子には、かぶる人を笑顔にする機能も備わっているのかもしれません。この御岳でしか手に入らない『MiTaKe CAP』、登山で御岳に行った際には是非手に入れて、みんなで笑顔になりましょう!
自分好みのClefの帽子を見つけてみよう
今回は登山で使える帽子として機能的なキャップを紹介しましたが、Clefには他にも機能素材を用いたハットやハンチング、近年人気のヘッドライトブランド『マイルストーン』とコラボした帽子等もあります。いろいろなカタチ、素材、柄、カラーが用意されているので、一度Clefのかぶり心地のよさにハマると、もうひとつ、いやふたつと買い足してしまう人が多いそう。
筆者も『60/40 WORK CAP』が気に入ったので、次はロクヨンのベースボールキャップを手に入れようかと思案中。皆さんも、どんな帽子があるのか気になったら、下のボタンからホームページをチェックしてみてください。
それでは、よい山旅を!