一緒に行く山友達がいない…一人で登るしかないの??
川尻
川尻
川尻
一人で登るのはちょっと心配だから…残念、今週は登山諦めるか。
みなさま、山にはいつも誰と登っていますか?
友人や会社の同僚、家族や山岳会など、一緒に登る仲間は人それぞれですよね。
しかし、
「友人と予定が合わないから、一人でしか登れない。でも一人は…」
「雪山にチャレンジしてみたいけど、周りの山友達は雪山登りたくないって言ってる…」
「引っ越ししちゃったから、今まで一緒に登ってた友人と登れなくなっちゃったな」
など、自分が”登りたい山”に、”登りたい時”に、一緒に登ることができないため、諦めてしまうことも多いのではないでしょうか?
また、大人になってから山岳会や山岳サークルなどに入会するのは、少しハードルが高い…と思ってしまう人、実は多いんです。周りに入会している人がいない場合などは特に、一歩を踏み出すのが難しいのかもしれません。
山岳会でもない…サークルでもない…新しい登山仲間の形
そんな中、一つの登山コミュニティに出会いました。
その名も「ACTIBASE(アクティベース)」。
地域や独自のルールに縛られることなく、今まで出会ったことのない登山仲間を”より自由に、より気軽に見つけて欲しい”という想いから作られた、18~34歳限定の登山仲間発見コミュニティです。
その仕組みはとっても簡単。
今週末、安達太良山に行きたいです!一緒に行ける方いますか??
ACTIBASEのFacebook掲示板に募集をかけるだけ。
そこから登山仲間を募集し、予定の合う人と一緒に登山に行く!というものです。そのため、「初めまして」の人と一緒に登ることも。
川尻
話弾むの?楽しいの??
自分のレベルで置いて行かれないかな…?
”気軽に見つけてほしい”というコンセプトとは裏腹に、様々な疑問や不安がたくさん出てきてしまいました。しかし、なんとメンバー数は約1000人。実にたくさんの仲間が集まってきているんです。
ACTIBASEに潜入!
本当に初めての人達と登る登山は楽しいの?
ということで、百聞は一見に如かず。
実際にACTIBASEに潜入し、”全員初めての人達との登山”を体験してきました。
今回潜入した山行テーマは、”雪山デビュー!雪山初心者にもおすすめの入笠山登山”。
昨年本格的に登山デビューしたばかりの参加者の一人が「雪山に登ってみたい!」と話したことから、今回の計画が始まったとのこと。
今回参加してくれたのはこの5人。まっすーとありぺーが顔見知りである以外、全員が初めまして。さらに、おしぶ・としちゃん・はりぼーは、なんとACTIBASEでの山行へも初参加です。
おしぶ
登山歴:約7年
ACTIBASEへの参加回数:登山企画は初参加。としちゃん
登山歴:約1年半
ACTIBASEへの参加回数:登山企画は初参加。まっすー(@ryo_masuda25)
登山歴:約1年半
ACTIBASEへの参加回数:7回ありぺー(@ari_pay_)
登山歴:約3年
ACTIBASEへの参加回数:17回はりぼー
登山歴:約半年
ACTIBASEへの参加回数:登山企画は初参加。
登山歴もACTIBASEへの参加回数も、実にバラバラ。
この5人+運営者しょーまさん・みきさん+編集部での初めまして登山、スタートです。
”はじめまして”はちょっとギクシャク?
1月某日、まずは緊張の初対面。軽い挨拶をかわし、早々と車の中へ。軽く自己紹介しつつも、やっぱりなんだかぎこちない様子。
でもさすが、全員が山好き!「登山」という共通点があるからこそ、会話も自然とお互いの経験や好きな山の話に。想像していたよりずっと和やかな車内の様子に、まずは驚きました。
到着して準備を済ませたところで、ちゃんとした自己紹介タイム。
ACTIBASEへの参加回数や登山歴、それぞれのあだ名を決めたり…。やっぱり自己紹介すると途端に距離って近づくんですね。あだ名で呼び合うのも、早く仲良くなる秘訣かもしれません。
ゆっくり、ゆっくり、登山スタート
自己紹介が終わったら早速登山スタート。
今回は登山歴もレベルも様々。「ここ滑りやすいよ~」「歩くスピード大丈夫?」など、慣れているメンバーが率先して声を掛け合いながら、コミュニケーションをとっていました。
「ねぇこれ見て?」なんて景色を見ながらおしゃべりしたり、写真を撮ったり。世代が近いから、何気ない会話でも盛り上がりますよね。
運営者のみきさんやしょーまさんが前と後ろに分かれて、全員にまんべんなく声をかけているのが印象的でした。こういう細かい気配りができるのも、”初めてでも参加したい”と思う人が多い理由なのかもしれませんね。
今回はメンバーの中のはりぼーが、初アイゼン歩行。
おニューの軽アイゼンの付け方や、歩き方のコツなども、周りのみんながサポートしていました。
一から十まで教えるのではなく、わからないトコロだけサポートするのも上達のコツですよね。実は事前に購入するギアの相談にものってもらっていたんだとか。
そうこうしているうちに、あっという間に山頂に到着。山頂から見える山当てクイズをしたり、お互いに写真を撮りあったり…なんだかみんな、とっても楽しそう!編集部も思わず一緒にはしゃいじゃいました♪
行きの車の中の緊張感がどこに行ったのか、下山する頃には初参加のメンバーにも自然な笑顔が溢れていました。
わずか数時間でここまで和気あいあいとした雰囲気になるなんて…これもすべて「山好き」という共通点があるからでしょうか。
「本当に初めての人達と登る登山は楽しいの?」
登る前には本当に楽しめるのか、不安でしかありませんでした。
もちろんまだ不安点や疑問点はありますが、実際に体験してみて「初めての人とでも登山は十分楽しめる!」ということが分かりました。
参加者にもぶっちゃけ聞いてみましょう
では実際に他の参加者はどうだったのでしょうか?運営者の2人がいないところで、本音を聞いてみました。