【メーカー担当者にズバリ直撃vol. 4】 “自社ブランド以外”で愛用している山道具をベタ褒めしてください! <GARMIN>編
いつも山道具に触れている“審美眼”を持ったアウトドアメーカーの担当者たち。自身が山に行くときのウエアやギアは、どんな風に選んでいるのでしょうか。自社製品はもちろんですが、ライバルメーカーの製品を使う場面もあるのでは!? そこで今回は、<ガーミン>の営業担当者を直撃! 実は愛用している「他社製品」をぶっちゃけてもらいました!
2022/01/12 更新
制作者
YAMA HACK編集部 荻原
YAMA HACK運営&記事編集担当。もともと旅行が好きだった延長で山へ登るように。山の魅力やワクワクするような山道具など、アウトドアにまつわるあらゆる情報をお届けしていきます。
YAMA HACK編集部 荻原のプロフィール
アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部
「実は、コレ愛用してます」な自社ブランド以外の山道具を教えてください!
ブランドを背負って自社製品の広報活動に日々励んでいる各メーカーの担当者たち。しかし、プライベートな山行では、ライバルでもある他のアウトドアメーカーの製品を使うこともあるのではないでしょうか?

撮影:YAMA HACK編集部(ガーミンジャパン株式会社 ふじみ野オフィス)
メーカー担当者が自社ブランドの製品をおすすめするのは当然のこと。ならば、『実は愛用している他社の製品をベタ褒めしてもらおうではないか』というのが当企画なのです。
早速、実際に使っている“自社以外”の山道具を紹介してもらうべく、担当者を直撃しました!
▼前回の記事はこちら
第四弾は、<GARMIN>のカスタマーサポート・鮫島 克仁さんがぶっちゃけ!

撮影:YAMA HACK編集部
ズバリ、愛用している他社製品は?

撮影:YAMA HACK編集部(パタゴニア の「スーパーアルパインビブ」)
私が愛用しているのは、<patagonia(パタゴニア)>のビブパンツ「スーパーアルパインビブ」です。
冬は主にバックカントリースノーボードをしていて、群馬や新潟、長野の山によく行きます。
このビブは3~4年前に購入したので、もうモデルチェンジしていると思うんですが、今も山に行くときはいつもこれですね。
他のメーカーからもビブパンツは出ていますが、どうしてパタゴニアを選んだんですか?
もともとパタゴニアが好きだったというのが大きいですね。品質の良さはもちろんですが、環境問題に積極的に取り組んでいるところに共感しています。言うだけじゃなくて実行しているところに、敬服するばかりです。
鮫島さんがこのビブを長年愛用しているということも、ウエアやギアを長く使うことを推奨しているパタゴニアの考えに沿っていますね!
【ベタ褒めポイント①】とにかく履きやすい

撮影:YAMA HACK編集部
パウダースノーを滑ることが多いので、雪がウエアの中に入ってこないようにビブタイプのパンツを昔から履いています。
そんな中で、このパンツは腰回りをしっかりとカバーしつつ、サイドジップがフルオープンなので脱ぎ履きがしやすいところが気に入っています。
ブーツを履いたまま着替えたり、用を足すときにも楽そうですね。
ベンチレーションも備えていて、登っている最中に暑くなったらサッと開放できるのもいいですね。

撮影:YAMA HACK編集部
それから、滑っているときの着心地も抜群です。おしりとひざ部分が立体裁断になっているので動きやすいんです。
ビブタイプだとウエストの締め付けがないから好きっていう方もいますよね。バックカントリーだけじゃなく、深雪のラッセルが多い雪山登山にもよさそうです。
ビブタイプではないアウターパンツを使っていたこともありますけど、動くとトップスが出てきちゃったりして気になるので、やはりビブタイプが便利で安心。雪山でビブを履かない理由がわからないくらいです(笑)。
【ベタ褒めポイント②】使い勝手のいいポケット

撮影:YAMA HACK編集部
胸元と両ももにポケットがあって、サッと取り出したいものの収納に便利。特にチェストポケットが気に入っています。
ビブパンツのチェストポケットって横ジップのデザインが多いですが、これは縦ジップ。ジャケットのジップと同方向なので
スムーズに開閉できますし、行動食などの出し入れがしやすいんです。
物を入れてもかさばりにくい構造も気が利いています。
【ベタ褒めポイント③】タフで快適な素材

撮影:YAMA HACK編集部
「ゴアテックス®️Pro」であることも、このビブパンツに決めたポイントです。
色んな素材のハードシェルパンツが出ているけど、防水性・防風性の高いのものを探していて。透湿性もあって快適です。
ゴアテックス®️の中でも耐久性と透湿性が高いゴアテックス®️Proプロダクトなら、過酷な環境でも使えますもんね。

撮影:YAMA HACK編集部
裾にエッジガードもついていて、スノーシューなどでの引っ掛かりや擦れにも強いので安心です。
まさに必要にして十分な機能が揃ったパンツですね。今年も冬から春先まで、このビブでバックカントリーを楽しみます!

提供:鮫島さん
子供は逆にインドアで。小さいときにキャンプに連れて行きすぎて、「もうキャンプはいい」って言われます(笑)。
▼<patagonia>現行のビブパンツはこちら
patagonia|メンズ・スノードリフター・ビブpatagonia|メンズ・パウスレイヤー・ビブ
<GARMIM>の今季イチオシも語らせて!
発売したばかりのNEWモデル「fēnix 6X Pro Dual Power」

撮影:YAMA HACK編集部(fēnix 6X Pro Dual Power Ti Black DLC)
マルチスポーツGPSウォッチ「fēnix 6」シリーズから、2019年12月に新作が発売されました。
ガーミン初のソーラー充電機能を搭載!
「fēnix 6X Pro Dual Power」の最大のポイントは、ガーミン初の太陽電池式であること。
ソーラー充電でバッテリー寿命を延ばすことができるんです。
使用機能をカスタマイズすることで稼働時間の調整もでき、GPSモードで最長66時間稼働します。
充電するのが難しい、日数の必要な登山でも心強いですね。モバイルバッテリーはスマホの充電に使いたいですし。
「fēnix 6」シリーズには、ベルトやガラスの素材が異なる様々なモデルがラインナップしていますが、基本の性能は同じです。
地形図を搭載しているので現在地がすぐに分かりますし、ログも取れますよ。登山、スキー、ランニングからサップやゴルフまで、様々なのアクティビティに対応しています。
それから、日常で便利な機能も多いんです。

撮影:YAMA HACK編集部(時計本体に光学式心拍センサーを搭載、ベルトの付け替えも簡単)
心拍計がついているので、
心拍の数値をもとに色んなデータの計測ができます。例えば、自分では気づいていないストレスなんかも分かったりしますよ。
登山でも心拍計でその日の体調や心拍の状態を見ながら無理せず行動するというのが大事。無理のないペース登って行った方が、結果的に早く登れることもありますからね。
フィールドだけじゃなく、日々のトレーニングや健康管理など、出番が多いのはうれしいですね!
バンドの種類やカラーも豊富なので、登山のときはシリコン、仕事のときはメタルなど、アレンジするのがおすすめです。
工具なしで簡単にバンドを付け替えられるので、お気に入りのバンドでぜひ楽しんでください。
fēnix 6X Pro Dual Power Ti Black DLC
GARMIN|fēnix 6X Pro Dual Power愛用している山道具“ベタ褒め”リレー企画、次回は…
今回も普段はなかなか聞くことのできない、メーカー担当者が愛用している“他社製品”を知ることができました。いつも山道具に触れている審美眼を持った方々が、どんな風にギア選びをしているのか、興味深いですね!
次回予告
<ガーミン>の鮫島さんがベタ褒めしてくれた、<パタゴニア>を訪問! 担当者が愛用している他社製品とは!?