このステッカー、見かけたことありませんか?
バラクバラをかぶったマスクマンと、ポンポンベレー帽の女の子。
かわいいけれど、ちょっと怪しげなステッカーをPCにはっているYAMA HACK編集部員たち。これはいま編集部が注目しているお店<BLACK BRICK(ブラック・ブリック)>のもの。でも、このステッカーではどんなアイテムが置いているのか、ちょっと想像つきませんよね?
アウトドアの街・吉祥寺でも注目の的!
実は駅周辺にモンベルや石井スポーツ、L-Breathなどアウトドアショップが揃っており、吉祥寺は「アウトドアの街」でもあります。その駅東口を出て、路地裏のある飲み屋街に行くと<BLACK BRICK>があります。
オープンは2017年。コンセプトは「日常の機能服」。お店はそれほど広いわけではありませんが、財布などの小物類から、ザック、ウエアなどが見やすく並んでいます。壁面にはあのマスクマンと同じタッチのイラスト。
そして商品を見ていくと、[ティートンブロス]や[ロウロウマウンテンワークス]といった、「山で見かけてかっこいいなと思ってたけど、どこで売っているんだろう?」と気になっていたブランドのアイテムが。その一方で、サイクルキャップやランウエアなど「山」ではないアイテムも同じくらいのボリュームで揃っています。
……うーん、山道具店ではなさそうだし、いったい何の店なの??
その疑問をブランドプロデューサーのコバヤシミネユキさんに訊いてみました。
アパレル目線での「いいデザイン」が店に並ぶ
コバヤシさん
「これまでずっとアパレル業界にいたので、機能性だけでなくデザイン性も重視しているんです。そしてほかでは買えないもの、世の中にまだ出回っていないものを出していくのが、僕のミッションだと思っています」
コンセプトである「日常の機能服」というのは、機能性がデザインに活かされていて、なおかつ、それが日常に着る洋服としてデザインも優れているもの。たしかに<ティートンブロス>のツルギジャケットは「街着」目線で見ても、クールでかっこいい。
「ツルギジャケットを買いに来る人は9割は商品のことを知っています。そういうコアなお客さんもいますが、僕が見せたいのはティートンの色遣いが持つ世界観。その世界観に対して『かっこいい、かわいい』から、山に興味を持つのでもいいと思うんです。例えばMIL規格(米軍規格)のものは普通の人には必要ないけれど、ハイスペックへの憧れとそれを支える機能の説得力がありますよね」