女性の着替え in 山小屋。「ワンピースで不便を解消します!」宣言

2019/08/06 更新

山小屋で宿泊する女性のみなさん、着替えで困ったことありませんか? 仕切りのない相部屋だと人目も気になりますよね。そんな時に1着ザックに入れておくと便利なのが「ワンピース」。着替えのヘルプはもちろん、ワンピースが便利な理由はほかにもあります。今回はアウトドアブランドのワンピースを実際に試着してレビューします!


ゴソゴソモゾモゾ……女性を悩ます「着替え」問題

出典:PIXTA、イラスト:YAMA HACK編集部
女性のみなさんに訊きたいのですが、山小屋での着替えはどうしてますか?
実はテント泊しかしたことがないため、ずっと疑問に思っていました。男性と相部屋のなか、サポートタイツやTシャツを、いつ、どこで、脱ぎ着するのか……
思いついたのはこの3つ。
・トイレで着替える(汲み取り式だとかなりひやひやしそう)
・ほかの人がいない隙を狙う(ハイシーズンにそんな瞬間あるのか?)
・布団の中でゴソゴソモゾモゾする(明らかに挙動不審)

女性登山者のために更衣室を提供する山小屋が増えてきているようですが、不安はないに越したことがない。
そこで思ったのです。「がばっとアタマから着られるワンピースが1枚あれば、着替えが楽になるのでは?!」と。

Tシャツの代わりに、ワンピースを1枚持って行く理由

出典:PIXTA、イラスト:YAMA HACK編集部
では、なぜ「ワンピース」なのか?という点

まずひとつめが、女性なら覚えのある「トップスの着替え」問題。これもひとに見られないようにとなると難しい。そこで思い出したのが、水泳の授業でやったスカートを頭にかぶる「てるてる坊主方式」の応用ワンピースなら腕を中に入れて着替えられるのでモゾモゾゴソゴソ軽減です。

そして、ふたつめ。トップスもパンツも汗をかいた登山の後、いっそ上下全部着替えられたら快適じゃないかな?と思ったのです。またワンピースならコーディネートも考えなくていいですし、街でも着る機会が多いはず!

とはいえ、どんなワンピースでもいいわけではない

撮影:YAMA HACK編集部
クローゼットを見てみると、スリップドレスにヒラヒラワンピ。どれもデザイン的に完全に山ではアウェイ感満載
そして実際に山に持って行くとなると、気になるのは重さ。なるべく着替え用の服はコンパクトに軽くしたい

今回はそういった「山で使える」を満たすために、以下の条件を考えてみました。
・アウトドアブランドのもの ➡ 機能性よし
・綿Tシャツ1枚分が基準 ➡ 重さ200g前後
・山でも街でも着られるもの ➡ デザイン&汎用性重視

どうでしょうか? これなら1着あってもいいなと思いませんか??

アウトドアブランド12社から、条件を満たすワンピを探しました

今回はアウトドアブランド12社の公式サイトを検索し、条件に当てはまる「山ワンピ」を5着見つけました。今回はそのうち3着を実際に試着してみた感想をレポートしたいと思います。

※2着は「春夏商品のため」ということでお貸出いただけなかったため、3着のみの紹介になります。
イラスト元のモデルは身長165cm。通常の着用サイズはM(9号)になります
アークテリクスのみUSサイズだったためS、それ以外はMを試着しています

アークテリクス コンテンタドレス

撮影・イラスト:YAMA HACK編集部
【Sサイズ実寸】着丈:96cm/着幅:46cm

今回ご紹介する中では、115gと最軽量のワンピース。モデルは背が高い(165cm)ので、そのままストレートスタイルでちょうどいいですが、背の小さい女性はウエスト部分をドローコードで絞ることで、着丈が調整できます

旅行などのシーンを想定してデザインされているということもあり、右のポケット内にはジッパー付きのセキュリティポケットがついているので、貴重品がポケットから落ちる心配もありません。

気になるのはノースリーブという点。「てるてる坊主」着替えが難しいことと、脇の開きが大きいので、1枚で着るとサイドから下着が見えてしまいます。なのでブラトップのようなアンダーウエアを下に着るか、上に羽織るものが必要。でもソフトな着心地はリラックスタイムにも街着としても優秀です。
撮影:YAMA HACK編集部

サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:5色
素材:ディエム™ポリエステル100%
重量:115g
価格:11,880円(税込)

ITEM
アークテリクス コンテンタ ドレス

アークテリクス 公式サイト

ザ・ノース・フェイス ロールパックGTワンピース

撮影・イラスト:YAMA HACK編集部
【Mサイズ実寸】着丈:97cm/身幅:49cm

裏返したワンピースをくるくると巻くことで、スタッフサックなしでもパッキングできるという斬新なデザイン。光沢とハリ感のあるタフタ生地は、予想以上にシワになりにくいのが◎。普通に街のオシャレワンピとしても使えそう

ポリエステル×ナイロンの素材は、汗をかいても速乾性があり。ただタフタ特有のシャカシャカした肌触りが就寝時には少し気になってしまうので、山小屋に着いてからの着替えでの利用や、山を下りてから街に戻る際に着るのがいいと思います。
撮影:YAMA HACK編集部

サイズ展開:S、M、L、XL
カラー:2色
素材:ポリエステル83%、ナイロン17%
重量:232g
価格:20,520円(税込)

ザ・ノース・フェイス 公式サイト

モンベル KAMICOワンピース

撮影・イラスト:YAMA HACK編集部
【Mサイズ実寸】着丈:92cm/身幅:52cm

「紙糸プラス™」という変わった素材を使用したワンピース。これはマニラ麻を原料とした紙を細長く切り、撚りをかけてできた紙糸にコットンをプラスして作られる素材で、日本の蒸し暑い夏を乗り切るために開発されたもの。吸放湿性に優れており、何より天然素材ならではの肌触りは抜群です。

色もナチュラルなパープル系とネイビー系でシルエットはゆったり。天然素材の特性上、他のワンピースと比べると少しシワになりやすいですが、山小屋でのリラクシングウエアにはぴったりです。
撮影:YAMA HACK編集部

サイズ展開:XS、S、M、L、XL
カラー:2色
素材:紙糸プラス™(コットン75%+紙糸25%)
重量:170g
価格:7,100円(税別)

モンベル 公式サイト

登山のパッキングリストにワンピースを!

撮影・イラスト:YAMA HACK編集部
今回ご紹介したそれぞれのワンピースは、もちろん登山専用ではないので、それぞれに特徴があります。「着替え以外にどんなシーンで使いたい?」も併せて選んでみると、ほしいワンピースにたどり着けるかと思います。

そして3着を試着して思った、「こんな山のシンデレラワンピースがあればいいのに!」というウィッシュリスト。
・袖は半袖~7分くらいの長さ
着丈は膝くらいで、身長に合わせてウエストで調整できる
・首周りは開きすぎず、脱ぎ着しやすい
素材は柔らかくて、吸湿速乾性あり
・シルエットはゆるやかなAライン
重さは200g未満!

……来シーズン、アウトドアメーカーさんのどこかが作ってくれるとうれしいな。

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YAMA HACK編集部 村岡

YAMA HACK運営&記事編集担当。スキー好きが嵩じて北アルプス山麓に移住し、まんまと夏山登山にもはまる。アクティビティとしての登山の楽しみとともに、ライフスタイルとしての「山暮らし」についても発信していきます。

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