大船山|見事な紅葉とミヤマキリシマの絶景!九重の大自然を味わえる山(2ページ目)

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コース詳細

出典:PIXTA

長者原登山口を出発。すぐにタデ原湿原の木道を歩きます。遠くに三俣山などの九重の山々。ワクワクする風景です。

撮影:GatoNegro

タデ原湿原には春から夏、キスミレ、ヒゴタイ(画像の花)、ヤマラッキョウなどたくさん花が咲き乱れ、秋はススキの穂がたなびきます。

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タデ原湿原を過ぎると、木漏れ日が気持ちいい広葉樹の森を雨ヶ池越へ向けてしばらく登ります。
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秋は紅葉の森に!落葉広葉樹がそれぞれ鮮やかに色付き、登山道を彩ります。
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森を抜けると一気に視界が広がり、雨ヶ池越到着。しばらくは、開放的な湿原の木道歩きです。
撮影:GatoNegro
雨ヶ池は、梅雨後など雨が降った後は池になりますが、それ以外は湿原。マツムシソウや、オトギリソウ、サイヨウシャジンなどを見ることができます。
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雨ヶ池越を過ぎると、坊がつるが眼下に見え、正面には大船山の姿も。
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雨ヶ池越から下ると、坊がつるへ到着。しばらくは平坦な湿原の道で、のどかな風景にホッとします。ちょうど中間点、休憩取るのに最適な場所です。
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坊がつるも、たくさんの山野草が咲きますが、秋のススキの穂が輝く姿がとくにきれいです。
撮影:GatoNegro
坊がつるを過ぎると、鬱蒼とした森に入り大船山への急登がスタート。溶岩と粘土質の登山道は歩きにくく、気を使います。
ここから段原まで、今回のコースで一番キツいところなので頑張りましょう!
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急登を登り上がると段原、大船山方向へ。ここからは気持ちのいい尾根道歩き。まわりの山並みを眺めながら歩くと、まるで天空の散歩道のようです。
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ミヤマキリシマの季節は山肌が一面ピンクに!
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最後の急登を登り上がると大船山山頂へ到着。山頂はゴツゴツとした溶岩の上、あまり広くありません。坊がつるを挟んだ向こう側に九重連山が眺望できます。
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大船山の一番の絶景は、山頂直下の御池の紅葉。この絶景を見るために毎年多くの登山者が登ってきます。御池には降りることができますので、ぜひ、降りてみましょう。

静かな山を歩きが楽しめる「岳麓寺コース」

提供:YAMAP
【体力レベル】★★★☆☆
日帰り
コース距離:約13km
コースタイム:約6時間
参考:YAMAP
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

岳麓寺登山口(60分)→牧道終点(70分)→入山公墓(70分)→大船山山頂(60分)→入山公墓(55分)→牧道始点(45分)→岳麓寺登山口

九重山の表玄関、長者原側とは違い岳麓寺登山口をはじめとする九重山の南側は、交通の便が悪いため、登る人が少なく静かな山歩きが楽しめます。とはいえ、ミヤマキリシマのシーズンや紅葉シーズンは人が多いですが、シーズンを外すと、週末でも駐車場に車数台という時もあります。

最初の1時間は牧場の中を歩くので夏は暑いですが、その後は森の中のコース。特に危険な箇所はありませんが、放牧されている牛がちょっと怖いことと、牧道の入口と出口は牛止めのための有刺鉄線を張っているので気を付けてください。

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