目次
持って行かない理由がない! 手のひらサイズの命綱『ツェルト』

▼ビバークについてもっと詳しく
「テント」「シェルター」「タープ」との違いって?
それぞれ野営に使われる道具ではありますが、その用途は全く異なります。各アイテムの特徴をおさらいしてみましょう。
【ツェルト】

特徴…体にかぶせることで体温低下などから身を守る。固定することで簡易テントになる
利点…軽量、コンパクト、被るだけですぐに使える
欠点…テントよりも防水透湿性が低い。設営には慣れが必要
用途…緊急時のビバーク。ビバークを想定した山行
【テント】
特徴…一般的にインナーテントの上にフライシートを重ねる二層構造になっている。ポールを取り付けることで自立し、ペグ等を使うことで頑丈に固定できる
利点…安心感がある。しっかりとした室内が確保されるため、居住性が高い
欠点…重い(ツェルトと比べて)
用途…テント泊を想定した山行。アルプス縦走など
【シェルター】
日本ではツェルトとほぼ同様のものを指し明確な違いはない。居住性のあるツェルトよりもさらに簡易的なものを「シェルター」として呼んでいるメーカーが多い
【タープ】
特徴…シートのような1枚生地を屋根状に張り、日差しや雨を防ぐことができる
利点…軽量、コンパクト。自然をダイレクトに感じられる。いざという時には体に巻きつけてツェルト代わりにもなる
欠点…横殴りの雨風には太刀打ちできない。居住性がない。虫に刺されやすい
用途…テントやツェルトの上に張ることで雨を防ぐことができる。タープのみの露営は沢登りでよく使われる
ツェルトって登山に行くときは絶対に必要?

日帰り登山のようにテント泊装備を携行していないときこそ、1つ備えるように心がけましょう。ツェルトは軽量・コンパクトで携行しやすいものが多く、一人用のものはスマートフォンと同じ程度の重さ・大きさです。
荷物だと思うと重さも気になりますが、登山に行く時の「お守り」だと思うと、なんだか安心しませんか?
▼ツェルト本人が語る!? ツェルトの魅力や必要性
ツェルトの使い方・張り方は?
→ここからは、サイズ・タイプ別におすすめのツェルト8モデルをご紹介!
設営不要! かぶるだけの手軽な1人用ツェルト

【105g】<アライテント> ビバークツェルト ソロ
安い・軽い・コンパクトの3拍子がそろった高性能ソロツェルト。かぶって使うことだけを考えて設計されており、ベンチレーターから顔を出してポンチョのようにザックごと被ることもできます。収納時サイズ:9×7(幅4)cm
重量:105g
冬山にはいかないけれど3000メートル級を単独でということはよくあるので、万一を考え、ビバーグの簡単な装備がほしかった。これは本当に軽くて小さい。満足。
出典: 楽天みんなのレビュー
【170g】<ジュウザ フィールドギア> エム・シェルター1 ウルトラライト
いざという時、初心者でも迷うことなくサッと使える超簡単な個人用シェルター。2人がしゃがめる広いしっかりとした空間が生まれるのが特徴。緊急時だけではなく休憩時の使用にもおすすめです。収納時サイズ:9 x 12 cm
重量:170g
スペック比較

1つ2役以上! ポンチョにもなる1人用ツェルト

【120g】<ファイントラック> ピコシェルター
スペースも重さも気にならない、圧倒的軽さを誇るツェルト。サッと取り出して被って使用できるのはもちろんのこと、ロープを張って固定をしたり、ベンチレーターから頭を出してポンチョとして使用できます。収納時サイズ:7×5×9cm
重量: 120g
冬山は、山頂に着いたときは、そう寒くなくても、時間の経過で、低山でも汗をかいているので寒くなりますね。そのとき、ピコシェルターをかぶって、昼食などを摂ると、風よけや少々の寒さ対策にはなります。
現在は、そういう使い方をしてますが、二人に使うときは、二人用がいいようです。
出典: 楽天みんなのレビュー
【170g】<オクトス> NEW透湿防水ツェルトポンチョ
ポンチョとツェルトが融合した画期的な商品。緊急時に行動(避難)が必要な場合や雨除けの装備としても使用可能。形状がポンチョ状になっているので、直感的に使いやすい構造になっています。スペック比較

大人2人が横になれる! 1~2人用ツェルト

【230g】<ファイントラック> ツエルト1
移住性と軽量性を追求したビバーク用ツェルト。大人2人がなんとか横になれる最小限の移住空間を確保しています。ポールやロープを使ってテントの代わりとして積極的に使用できるほか、岩場でセルフビレイを取りながらのビバークや雪洞のフタとして様々なシーンで活躍します。【240g】<アライテント>ビバークツェルト1 ロング
ビバークの使用を想定した1〜2人用のツェルト。奥行が長いためビバーク時の居住性が高く、簡易テントとして使用する際もスペースが余裕があるのがポイントです。しゃがんで使用した際には3〜4人が中に入ることができ、ベンチレーターは顔が出せる大きさになっています。収納時サイズ:16×7(幅6)cm
重量:240g
非常事態を想定、購入しました。軽くがさばらず、気に入っています。
出典: 楽天みんなのレビュー
【345g】<オクトス> NEW透湿防水ツェルトライト
緊急時に1〜2名が横になれるサイズのツェルト。独自の特殊コーティングが高い防水・防風性を実現。8000g/m3/24hの高い透湿性能をもっており結露が生じにくい構造になっています。収納時サイズ:9.5cm×17.5cm
重量:約345g
様々なブランドの商品と比較しましたが、私が欲しかったポイントを全て満たしていたのがこのツェルトでした。
・透湿防水性
・サイドリフター
・2ヶ所の入口
・ベンチレーターに虫除け用メッシュ など。
実物を手にしてからも細部にわたって様々な工夫がありました。
まだ使っていませんが、コストパフォーマンスも良く、積極的にツェルト泊したくなる大変満足の一品です。
出典: 楽天みんなのレビュー
【460g】<モンベル> ライトツェルト
3種類のラインナップがあるモンベルのツェルトのスタンダードモデル。ジッパーがベンチレーター底部まで延長されているため出入りしやすく、出入口下部にポール固定用のループが設けられているのが特徴です。大手メーカーのため、付属品が充実しているのも魅力。
スペック比較

ツェルトも持って、安心な山登りを

休憩時の防寒や雨具の代わりなど様々な用途で使えるツェルトは、緊急時以外でも皆さんの登山にきっと役立つはずです。
紹介されたアイテム




