北海道駒ヶ岳

北海道駒ヶ岳|期間限定で楽しむ秀峰!初心者OKの登山コース・アクセス情報

北海道・函館からほど近く、渡島半島に聳える日本二百名山【北海道駒ヶ岳】。活火山ながら山頂まで1時間程度で登る事が出来ることから、初心者でも楽しめる人気の山です。また、国定公園「大沼」からみる北海道駒ヶ岳の姿が『新日本三景』にも選ばれており、登っても登らなくても楽しめるのも魅力。しかし、北海道駒ヶ岳は登れる期間・時間が限られているため、事前の情報収集が必要です。今回はそんな北海道駒ヶ岳についてや人気の登山コース、絶景ポイントなど、魅力を徹底解剖します。

目次

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、山小屋営業ならびに交通状況などに変更が生じている可能性があります。
山小屋や行政・関連機関が発信する最新情報を入手したうえで登山計画を立て、安全登山をしましょう。
アイキャッチ画像出典:PIXTA

北海道駒ヶ岳とは?

麓から見る北海道駒ヶ岳

出典:PIXTA
標高山頂所在地最高気温(6月-8月)最低気温(6月-8月)
1,131m北海道森町、鹿部町、七飯町17.8℃5.1℃
参考:ヤマレコ

北海道駒ヶ岳は日本二百名山の一つに数えられる、標高1,131mの活火山。大沼公園方面から見る山容が馬がいなないている姿に見えるため、駒ヶ岳と名付けられました。渡島半島のランドマークともなっており、蝦夷駒ヶ岳(えぞこまがたけ)や渡島駒ヶ岳(おしまこまがたけ)などとも呼ばれています。

3~5万年前の大噴火によりつくられた角のような峰が特徴の北海道駒ヶ岳。現在も火山活動中のため山頂までは行けませんが、初心者でも歩きやすい絶景登山コースとして人気です。函館観光の延長感覚で気軽に楽しめます。

登っても登らなくて美しい駒ヶ岳

北海道駒ヶ岳 遠景

出典:PIXTA

「駒ヶ岳」の名前の理由となった大沼から見た姿は、新日本三景に選ばれています。過去には大正天皇やドイツ、イタリアの皇族も山岳リゾートである大沼を訪問し、この絶景を楽しみました。

北海道駒ヶ岳からの景色

山頂まで登らずとも、登山中は北海道らしい視界のひらけた雄大な景色を楽しめます。馬の背(標高900m)からは大沼、小沼や函館山、天気がよければ津軽半島まで見渡せることも。

剣ヶ峰

険しい「剣ヶ峰」となだらかな「砂原岳」。2つの特徴的な峰を持つ北海道駒ヶ岳は、見る方向によって驚くほどその山容を変えます。いろんな角度から見比べてみましょう。

【注意!!】入山可能場所・期間・時間をチェック

北海道駒ヶ岳
出典:PIXTA

火山活動のため1998年以降入山が禁止されていましたが、2010年より入山規制が緩和されています。毎年6~10月の間、特定の登山コース(登山口→馬の背)のみ利用が可能。最終地点の馬の背から先は、小規模噴火の際噴石などが飛来する恐れがあるため立入禁止となっています。

YAMAP 入山規制

提供:YAMAP

●登山可能コース:馬の背まで
●登山可能期間:6月1日~10月31日
登山可能時間:9:00~15:00までに6合目駐車場に下山

(現在の登山(入山)規制は、「北海道駒ヶ岳火山防災協議会」及び「駒ヶ岳自然休養林保護管理協議会」が気象庁や北海道大学から示される火山に関する情報や学術的な見解をもとに協議を重ねた上で決定した任意の規制です。
法令に基づく規制ではありませんので、規制区域内に足を踏み入れても罰則等の適用はありませんが、登山(入山)することにより生じる火山災害のリスクを低減するために必要な措置となっておりますので、ご理解願います。)

馬の背以降は大変危険。自己責任にて登山をお願いします。
北海道駒ヶ岳の入山可能期間・時間を確認

▼北海道駒ヶ岳は噴火警戒レベル1です。活火山である事に留意して登山してください。
北海道駒ヶ岳の噴火予報は気象庁をチェック

北海道駒ヶ岳のメインコース

ここでは、6合目駐車場から最終地点である馬の背(標高900m)までの赤井川コースをご紹介します。馬の背から先は立入禁止です。

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