白シャツを着た登山者

さわやかさアップ!? この夏こそ普段も使える“無地の山シャツ”を着こなそう

今も昔も登山ウェアの定番、シャツ。通称『山シャツ』は、なぜかチェックのシャツが多く、「どう着こなしていいのかわからない…」そんな方も少なくないのではないでしょうか? そこで、今回は「無地」「おしゃれ」「街着にも使える」山シャツを集めてみました。やっぱり襟付きのシャツはさわやかに決まります。この夏は、あなたも山シャツデビューしてみませんか?

アイキャッチ画像出典:karrimor

襟付きシャツは、『爽やか』の代名詞!

無地のシャツ

出典:PIXTA

誰もが1枚は持っている襟シャツ、着ると気持ちが引き締まりますよね。また街で襟付きシャツを着ている人を見かけると、清潔感のある印象を受けます。さらに程良くボタンを外した襟元が爽やかで、とても好印象!

登山ウェアとしてもド定番!

昭和30年頃の山岳ファッション

提供:ヤマレコ/ainakaren(昭和30年代頃の登山ファッション)

話は明治時代に遡ります。当時日本アルプスを広めたのは、イギリスの登山家でした。イギリスでは北部に位置するスコットランドの登山が一般的で、スコットランドと言えばタータンチェックに歴史を持つことでも有名。

一方、日本は『登山』と『信仰』の深い結びつきがあったため、明治・大正時代は白装束から着物、次第に襟やボタンの付いた上着を着てスボンを履くようになりました。そして昭和初期からは、チェックシャツとニッカポッカが定番の登山スタイルに。

山シャツを着た登山者

出典:PIXTA

その名残で、今も多くのメーカーがチェックシャツを販売しています。チェックシャツは登山では視認性が良く、汚れも目立ちません。昔からある『山シャツ』は、今も登山の定番ファッションです。

でも山シャツって、どう着ていいかわからない…

疑問を持った男性

出典:PIXTA

爽やかな印象の襟付きシャツ。「襟付きの山シャツがたくさん売られているけれど、登山の場合はどう着こなしたらいいのかイマイチ分からない…」そう思う方も案外いるのではないでしょうか。何も難しいことはありません、山シャツも街着と同じように2通りの着方ができます。

1枚で着る場合

シャツと肌着のレイヤリングの写真(平置き)

撮影:ane46

山シャツを1枚で着る場合は、吸水速乾性のあるものなら直接着るか、下に1枚ドライインナーなど汗をしっかり吸い上げてくれる肌着を着て着用します。

羽織りとして着る場合

Tシャツとシャツのレイヤリングの写真(平置き)

撮影:ane46

羽織りとして着る場合は、吸水速乾のTシャツなどを着た上に、日焼け対策として長袖シャツを羽織るケースが多いです。

でも、やっぱりチェックが多め…

チェックシャツ

出典:PIXTA

前項で触れたように山シャツはチェックが定番。登山メーカーのラインナップもチェックを多く出しています。クラシックな雰囲気はカッコいいけれど、色合いによっては少し古い感じに見えてしまい、うまく着こなせるか悩む人もいるかもしれません。

街でも着られる“無地シャツ”がおすすめ!

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そんな人には、無地の襟付きシャツがおすすめ! 一見すると街着に見えますが機能性の高い登山用のシャツがあるんです。無地なら、街でも山でも悩むことなく着こなせます。

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登山用の襟付きシャツはボタンの開閉で体温調整ができ、動きを妨げないように伸縮性が高くできています。また少し肌寒い時にウィンドシェルの替わりに着ることもでき、ザックへの収納もコンパクトにおさまる優れもの。襟が付くことで、首周りの日焼け予防にもなりますよ。

爽やかに夏らしく!半袖の無地山シャツ

では実際に登山メーカーの“無地の山シャツ”を見ていきましょう! まずは夏らしい半袖の無地山シャツ。見た目も軽やかで街着にもピッタリです!

ザ・ノース・フェイス ショートスリーブ バーナルシャツ

高い伸縮性のエラスティッククロス素材に耐久性撥水加工を施したシャツ。生地の風合いとアクセントのドットボタンがナチュラルで、街着にもピッタリです!速乾性も優れた機能的なシャツ、山でも街でも活躍します。

ザ・ノース・フェイス ショートスリーブ バーナルシャツ

【主な素材】Elastic Cloth with DWR(ナイロン73%、ポリエステル22%、ポリウレタン5%)
【サイズ】S~XL
【カラー】(GL)グレープリーフ、(SB)シェイディーブルー、(ZC)ミックスチャコール

コロンビア シティパークロングスリーブシャツ

コロンビア独自開発のオムニシリーズを採用したシャツです。その中でも、蒸し暑い夏に適したオムニウィックは吸湿速乾性が良くてUV効果もあり、登山でもベタつかずにサラッとした着心地。清涼感あふれるボタンダウンは、コーディネートの幅を広げます。

コロンビア シティパークショートスリーブシャツ

【主な素材】T/Cシャンブレー(ポリエステル80%、コットン20%)
【サイズ】S~XL
【カラー】4色

カリマー ベクターシャツ S/S

数種類のパーテックス®素材に共通しているのは「しなやかで軽い」と言う特徴です。パーテックス®イクリブリウムは吸汗性が速く蒸れを放出。撥水加工を施した上に防風性も高いため、軽量ウィンドシェルの役目も果たします。伸縮性にも優れ、アクティブな動きもスムーズ。

カリマー ベクターシャツ S/S

【主な素材】PERTEX®EQUILIBRIUM 20D stretch nylon(Nylon 100%)
【サイズ】S-XL
【カラー】4色

ティートンブロス ランシャツ

ティートンブロスが開発した、世界最高水準の撥水加工素材ドライアクションを採用。超軽量で通気性も良く、汗をかいてもサラサラで快適です。細身のデザインで、背面にはさり気なくベンチレーター機能が付いています。

ティートンブロス ランシャツ

【主な素材】Dry Action
【サイズ】S~XL
【カラー】4色

マウンテンハードウェア キャニオンソリッド ショートスリーブシャツ

薄手の素材を使用したこのシャツは、ベースレイヤーやミッドレイヤーでレイヤリングしても動きを妨げないフィット感。暑い時期のハイキングやフェスなど、屋外のアウトドアで快適に過ごせる胸元と背面にベンチレーター機能が付いています。

マウンテンハードウェア キャニオンソリッド ショートスリーブシャツ

【主な素材】キャニオンドビー(ポリエステル100%)
【サイズ】S~XL
【カラー】4色

ホグロフス ブラン ショートスリーブシャツ メンズ

スウェーデンのアウトドアメーカーホグロフスのシャツは、ザックを背負った時の擦れを想定した縫製になっています。高温多湿の日本の天候にも合うメーカー開発の素材を採用し、蒸し暑い時期も衣類の中は快適な着用感。ポケットの配色がポイントです。

ホグロフス ブラン ショートスリーブシャツ メンズ

【主な素材】Climatic™ナイロン93%、ポリウレタン7%
【サイズ】S~XL
【カラー】MAGNETITE、SAGE GREEN、TARN BLUE

日焼け対策もばっちり!長袖の無地山シャツ

長袖の無地山シャツはスリーシーズン使えます。無地なら、1枚持っておくと色々活用できて便利!

フーディニ メンズロングスリーブシャツ

透湿性と速乾性に優れたポリエステル素材を使用。UV効果が、なんと最高値のUPF+50!レイヤリングの調整にはとても便利なパッカブル仕様なので、ザックや普段のバッグに忍ばせておきたいシャツです。サイズ展開が幅広いのも魅力。

フーディニ メンズロングスリーブシャツ

【主な素材】Wish Woven™(ポリエステル)
【サイズ】XS~XXL
【カラー】Powderday White、Reed Beige

アークテリクス イラオLS シャツ

アークテリクスのオリジナル素材アラトーレ™を採用。軽くて透湿性と速乾性が良いのが特徴です。立体裁断された両袖はロールアップでボタンを留められ、身頃はスナップボタンで着脱が容易。さらに脇下はマチ付きなので動きやすく、日常生活やトレッキングまで使えるシンプルなデザインです。

アークテリクス イラオLS シャツ

【主な素材】Alatorre™ナイロン95%、ポリウレタン5%
【サイズ】S~XXL
【カラー】Nocturne、Pompeii、Magnet

アンドワンダー テックロングスリーブシャツ メンズ

爽やかさにワイルド感をプラスしたオシャレなデザイン。背面と脇下の色を変えた2色使いで、カジュアルな着こなしにもマッチします。UV効果と脇下の汗の臭いを抑える縫製、背面はメッシュ素材。デザインだけではなく機能も申し分のないシャツです。

アンドワンダー テックロングスリーブシャツ メンズ

【主な素材】POLYESTER100%、別布/POLYESTER100%
【サイズ】2~4
【カラー】beige、green、black

マムート チョークシャツ

吸水速乾性と通気性に優れたクールマックス®素材を採用することで、涼しくて快適な着心地を実現。高い伸縮性と肩の裏のタックで、スリムフィットでもストレスフリーで動けます。手入れが簡単なクールマックス®はスリーシーズンの登山や旅行におすすめ。

マムート チョークシャツ

【主な素材】CoolMax® Typewriter Stretch Cloth
【サイズ】XS~XL
【カラー】white、marine

こんなにある無地の山シャツ!山や街でもオシャレに着こなそう

山シャツを着た男性

撮影:YAMA HACK編集部

無地の山シャツは、街着の襟付きシャツと比べても引け目がないほどとてもオシャレ。機能的なのでウィンドシェルの代わりにもなり、サッと羽織りたい時に街着としても活用度大! 登山アイテムの1つに加えて、爽やかに山シャツデビューしましょう。