尾瀬、行ったことある?
誰でも一度は耳にしたことのある「はるかな尾瀬~、遠い空~♪」という、唱歌の有名なフレーズで親しまれている尾瀬。みなさんは、尾瀬と聞くと写真のようなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。「行ってみたい!」とお考えの皆さんに、尾瀬に滞在するライターが尾瀬の魅力を存分に紹介していきます!
尾瀬は福島県・新潟県・群馬県にまたがり、標高1,400~1,600mの高地に広がる本州で最大規模の高層湿原・尾瀬ヶ原を中心に、おもに3つのエリアからなる国立公園。さらに日本百景の一つにも数えられています。まずはその3つのエリアの特徴を見ていきましょう。
エリアその①尾瀬ヶ原/希少な動植物の宝庫!
尾瀬の中心となる東西約6㎞、南北約2㎞にも及ぶ尾瀬ヶ原は、140種もの植物がすみ分ける湿原で、四季折々に移り変わる景観を間近で楽しめるように木道やベンチが整備されています。
エリアその②尾瀬沼/逆さ燧(ひうち)の景観で有名
標高1,665mに位置する、日本有数の高所にある湖。周囲には浅湖湿原や大江湿原などの湿原や小沼が点在し、季節ごとに異なる自然が楽しめます。また、尾瀬沼や湿原には、尾瀬ヶ原と同様に木道が整備され、散策しやすいのも魅力。沼の北側にある燧ケ岳が湖面に映り込んだ「逆さ燧」と呼ばれる景観には、誰もが感動すること間違いなし!
エリアその③至仏山と燧ケ岳/山岳エリアのツートップ
2,000m級の山々に囲まれた尾瀬には、登山客も多数訪れます。なかでも、それぞれが日本百名山に名を連ねる至仏山と燧ケ岳は、登山客に人気のツートップ。地元では「尾瀬の母のような山」と呼ばれる標高2,228mの至仏山には、蛇紋岩植物が数多く植生し、植物ファンにも人気があります(但し、例年、5月から6月にかけて、植生保護のため入山規制あり)。
また、福島県に位置し、東北最高峰の2,356mを誇る燧ケ岳には5つのピークがあり、それぞれの頂上からは尾瀬ヶ原や至仏山はもちろん、東北の山々から日本アルプスまで、最高の眺めが楽しめます。