ナイトハイクで学べる! 登山に大事な3つのこと
ナイトハイクをしたことで再確認ができた、登山でも大切な3つのことをご紹介します。きっと今後の山行に活かせるはずです。
【1】ライトの明るさ・照射距離
今回のナイトハイクへは、いつも山で使っている<Black Diamond>のヘッドライト、モデル名“スポット”(高照度300ルーメン/照射距離80m)を持っていきました。こちらでももちろん十分ではあったのですが…。
実は、ナイトハイク経験者にこれも念のために持っていくと良いと渡されたライトがありました。それがこちら!
<LED LENSER>の軽量なLEDライト、モデル名P6.2(高照度200ルーメン/照射距離120m)。これがものすごく優秀だったんです。明るさ(ルーメン)はヘッドライトの方が高いのですが、ヘッドライトより遠くまで照らせるので、暗闇で登山道の先を確認するのに非常に助かりました。また、ヘッドライトだと照らしたい方向に頭を向けなければなりませんが、手持ちのライトだと見たいところをすぐに照らせるのが便利。
遠くのお地蔵様までこんなにはっきり!
さらに、ヘッド部分をスライドするだけで簡単にスポット・ワイドで光の幅を調整できます。同じ場所で切り替えてみました。
こちらがワイド。
こちらがスポット。写真では分かりづらいですが、スポットにした方が、光が絞られて明るくなる印象です。ヘッドライトの方が両手が空くので、何かあったときに安全ではあります。
何を言いたいかといいますと、ライト選びは非常に重要だということ。登山用にヘッドライトを選ぶ時、明るさだけでなく照らせる範囲や距離などを総合的に見て、自分の山行に最適なものを選ぶ必要があることを身をもって感じました。持っているヘッドライトの実力をナイトハイクで試してみても良いかもしれません。
【2】暗闇での歩き方

通常の登山でも早朝に出発したり、日が昇る前から行動することがあります。ヘッドライトだけで暗い登山道を歩くのは、初めて行く山では道迷いの危険も。歩き慣れた山で、暗闇を安全に歩く練習をするのも有効ではないでしょうか。
【3】山の怖さと誰かがいる安心感
ソロ登山は万一のときの発見が遅れたり、様々なリスクが高くなります。特にナイトハイクは、道中の景色を楽しめないので怖さや不安も大きくなりがち。一緒に登る誰かがいることのありがたみをより感じるはずです。また、夜の山を歩くことで、山の“楽しさ”だけでなく“怖さ”を再認識できるのではないでしょうか。
昼間とは別世界! 夜の山を体感しよう

ナイトハイクも山登りのスタイルの1つであり、静かな夜の山歩きが好きな人もいます。昼間とは別世界だからこそ、新たな発見があるかもしれません。興味がある方はぜひナイトハイクに挑戦してみては。その際はくれぐれも気をつけてお出かけください。