3日目:紀見峠~施福寺(ダイヤモンドトレイル終着)
最高点の標高: 861 m
最低点の標高: 280 m
累積標高(上り): 1754 m
累積標高(下り): -1678 m
距離 | コースタイム |
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約13km | 5時間52分 |
紀伊見峠(90分)→岩湧山3合目(90分)→岩湧山(90分)→新関屋橋(90分)→施福寺
最終日は紀見峠から槇尾山の中腹に建つ施福寺を目指します。3日目の総距離は、1日目の距離と同じくらいとなります。
最終日、紀見峠を出発。岩湧山を目指します。
およそ1時間半程度で岩湧山3合目に到着。
すすきで有名な岩湧山。秋がおすすめです。
岩湧山の山頂は展望が開け、お昼ご飯を食べるのに最適なスポットです。東に目を向ければ、昨日登った金剛山も見えますよ!
岩湧山を下り、カキザコで90度右折。滝畑ダム上流の新関屋橋へ向かいます。新関屋橋にはトイレがあり、休憩に最適です。新関屋橋から最後の山、槇尾山へと登山開始!
標高500mにある施福寺に到着。ダイトレ走破です!
自分の体力に合わせて好みのコースを!
今回紹介したのはスタンダートな縦走コースです。ダイヤモンドトレイルは様々な駅・場所から楽しむことができます。体力や予定に合わせてコースを決めてみてください!
おすすめの時期と見どころは?
ダイトレは年間を通して歩くことができ、四季折々の自然の表情を楽しめます。ただし、冬には積雪があるため、雪山へ登るときの準備(軽アイゼン等)が必要になります。春は大和葛城山のつつじや金剛山の桜が美しく、秋には岩湧山のススキや紅葉で彩られる各山の景色がGOOD!冬は金剛山の樹氷が見応えあり!尾根道が中心となるダイトレは水場が少なく、夏場は暑さに対する対策が必要です。
岩湧山のすすき
岩湧山の山頂付近は、展望の開けたススキの草原が広がっています。大阪平野や六甲山系に至る大パノラマが堪能でき、見頃を迎える9月中旬~11月中旬の頃はまさに絶景!シートを広げてお弁当をいただく登山客も多く見られます。
大和葛城山のつつじ
大和葛城山の山頂付近では、5月に一面を赤く染め上げる見事なつつじの開花を見ることができます。例年の見頃は5月上旬~中旬頃で、GWの時期はまだ咲き始めとなります。シーズン時になると、つつじの開花状況を「国民宿舎 葛城高原ロッジ」のウェブサイトで確認できますよ!
滝畑ダム
岩湧山と槇尾山の間の谷間、一級河川の大和川水系石川の上流に造られたダムで、アーチ式ダムに似た姿をしています。ダムのすぐ下流の右岸には磨崖仏があり、毎年秋から春にかけてはオシドリが飛来してその姿を観賞することができます。
槇尾山(施福寺)
槇尾山の山腹、標高500m前後の地点に建つ施福寺(せふくじ)は、本尊を弥勒菩薩とする天台宗のお寺で、仏教伝来間もない頃に播磨の僧の行満上人が創建したとされます。施福寺は西国三十三所第四番札所で、距離1km、およそ30分の石段上がりが大変な難関札所として知られています。