サバイバル登山家【服部文祥】を知る本8選!
服部文祥の魅力とあわせて読みたい書籍8選を紹介。サバイバル登山家というジャンルを生み出した服部文祥とは何者なのか?情熱大陸でも魅せた人工物に頼らず登山し生活する独自のスタイルは必見。自然を知り尽くした彼だから言える言葉には圧巻されます
2020/04/28 更新
編集者
YAMA HACK編集部
YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。
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制作者
Fujimaki Shin
縦走登山が趣味の大学生。ワンダーフォーゲル部に所属。登山の魅力にハマり、年間60日を山で過ごす。医療を学ぶ傍ら、Webサービス開発やメディア運営、ライターとしての仕事をしている。https://www.wantedly.com/users/1909549
Fujimaki Shinのプロフィール
服部文祥とは
1 . 服部文祥ってどんな人?
服部 文祥(はっとり ぶんしょう)さんは、登山家であり山岳雑誌『岳人』元編集者です。1969年横浜生まれ。大学時代にワンダーフォーゲル部に入部し、オールラウンドに高いレベルで登山を実践。大学卒業後、96年に世界第2位の高峰K2(8611m)登頂します。99年から長期山行に装備と食料を極力持ち込まず、食料を現地調達する「サバイバル登山」を始め、その経験を書籍化し注目を集めます。現在、妻と三児で横浜に在住しており、TV番組『情熱大陸』『クレイジージャーニー』『カリギュラ』への出演も話題になりました。
2 . 「サバイバル登山」って何?

出典:Amazon
サバイバル登山とは、できるだけ人工物に頼らず、人工物に会わないように登山することで、日本の山を深く知ろうとして生まれた登山スタイル。食料は調味料と米のみ持参し、おかずは現地調達する。火気やテントは持たず、タープの下で火を起こす。登山道はなるべく使わない。など服部さんの独自のルールがあります。
服部文祥の本 8選
服部文祥さんがサバイバル登山の山行記や狩猟について書いている8冊の著書を紹介します。
サバイバル登山家
服部 文祥さんが初めて出版されたサバイバル登山の山行記。「自然に対してフェアに」という真摯な登山思想や山行の壮絶な経験が語られる。
ツンドラ・サバイバル
2015年6月に出版されたサバイバル登山の山行記、最新刊。前半は情熱大陸で放送された南ア・聖沢で滑落から自力での下山を、後半は1ヵ月におよぶロシア極東北極圏縦断の旅(ツンドラサバイバル)について書かれている。
狩猟文学マスターピース (大人の本棚)
国内外の狩猟文学から11作品を服部さんが厳選した傑作集。今までの書籍は服部さん自身の経験が書かれてきたが、過去の狩猟文学をまとめることで「狩猟とは」「サバイバルとは」また考えさせられる1冊。
百年前の山を旅する (新潮文庫)
100年前の装備や服装を再現し、奥多摩・北アルプス・奥秩父を縦走する紀行文。古地図を読み解き、登山とは何か?筆者なりに考察を積み重ねる1冊。
富士の山旅 (河出文庫)
服部文祥さんが富士山に関する歴史、22の記録をまとめた1冊。世界遺産にもなった富士山を夏に登ろうと考えている方は、その歴史をこの本で知ってみては?
服部文祥さんのサバイバル登山は日常にも!?

サバイバル登山という独自スタイルを貫いている服部文祥さん。なんと3人の子供と住んでいる横浜では、ベランダに狩猟した鹿やイノシシがぶら下がっていることも。山に入っている時はもちろん、日常でも”生きる”ことを模索している姿から、自分の生活に対して見つめ直す良い機会を貰えるかもしれません。是非、気になった方は書籍や動画を見てはいかがでしょうか?
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