最初の一本はコレ!おすすめトレッキングポールや素材・仕組みまで徹底解説!

2019/10/28 更新

「おすすめのトレッキングポールってどれ?」 デビューしたいと思っていても、素材や種類、機能まで実にさまざまなタイプがあって選び方が難しいですよね。今回はそんな初心者のために、素材・種類はもちろん、おすすめのトレッキングポール、さらにポールを使っての歩き方まで徹底解説します。登山ポールや登山ストックとも呼ばれるトレッキングポール。自分に合ったト1本を見つけて、快適な登山を楽しみましょう。


アイキャッチ画像出典:Facebook/LEKI

トレッキングポールを使ってみよう!

トレッキングポールを使って登山する人
撮影:ane46
トレッキングは山の麓を歩く楽しみ方のことで、ポールは細長い棒のことを意味しますが、トレッキングポールは登山・トレッキング・ハイキングなど山に登る時に使う杖のことを指します。トレッキングポールは、登り坂では前に推し進む力を補助し、下り坂で負担のかかる膝への衝撃を和らげます。また足場の悪い山道で、バランスをとりやすい体勢をとることができます。

トレッキングポールの種類や仕組みとは?

トレッキングポールは形や素材など実にさまざまで、どれを選んだらいいか迷いがち。初めての1本を購入する前に、知っておきたい5つのポイントをまとめました。

グリップの形はI・Tの2種類

トレッキングポール握るグリップの形は、I型とT型の2種類。それぞれの形には特徴があります。

▼I型
トレッキングポールI字グリップ
出典:caravan
グリップの形がストレートで、軸を握るように持ちます。2本1組で使う場合がほとんどで、多くの登山者がI型を使っています。
・メリット:平坦な道では前に進む力が補助され、足元が悪い山道ではバランスをとりやすい
・デメリット:使い方により腕が疲れてしまうことがある
▼T型
トレッキングポールT字グリップ
出典:Amazon
グリップの形がT字型で、上から握って持ちます。1本で使うことが多く、起伏の少ない山道をのんびり歩くのに適しています。
・メリット:少ない力で握れて疲れにくく、体重を乗せやすい
・デメリット:慣れるまでは握りにくい

素材は2種類。重さ・丈夫さのどっちで決める?

トレッキングポールで使われている素材は、アルミとカーボンの2種類。どんな特性があるのか見てみましょう。

▼アルミ
アルミ
出典:PIXTA
カーボンより重いアルミですが、安価で折れにくく安定した山歩きができます。トレッキングポールに大きな負荷がかかっても少し曲がる程度で、曲がった部分のみ修理が可能です。
・メリット:折れにくくて安価
・デメリット:カーボンより重い
▼カーボン
カーボン
出典:PIXTA
軽いので腕や体への負担が軽く、重さに対して強度が優れています。しかし岩に強くぶつけるなど、1ヶ所に過度の重さや衝撃が集中すると折れて使えなくなってしまうことも。
・メリット:アルミよりしなやかで軽く、衝撃を緩和する
・デメリット:価格が高く折れやすい

収納方法は2種類

登山ザックに収納する時のトレッキングポールの携帯性も気になるところ。トレッキングポールの収納場所を確認して、選択してみるのも1つです。

▼テレスコーピング式
トレッキングポール
出典:Amazon
昔から使われている収納方法で、耐久性が高いのが特徴です。調節できる長さも幅広く、登山者の多くはテレスコーピング式を使っています。
・メリット:安価で長さが調節でき、強度が高い
・デメリット:折りたたみ式より収納サイズがかさばる
▼折りたたみ式
トレッキングポール
出典:Amazon
軽くてコンパクトに収納できる折りたたみ式。テレスコーピング式より値段が高めですが、携帯性を重視する登山者はこのタイプを使用しています。
・メリット:軽くて、折りたたむとコンパクトになる
・デメリット:高価で長さが固定のポールもある

 

シャフトのロック方法は4種類

ロック方法は主に4種類ですが、ピンロック+スクリューロックやピンロック+レバーロックなど組み合わせたトレッキングポールもあります。

▼レバータイプ
トレッキングポールのロック部分
出典:Amazon
長さ調節が簡単なので、力の弱い人でもトレッキングポールを使いたい時には素早く準備できます。
・メリット:長さの調節が簡単
・デメリット:レバーの凹凸が周囲に引っかかる時がある
▼スクリュータイプ
トレッキングポールのロック部分
出典:Amazon
一般的に浸透しているのがスクリュータイプで、シャフトを回して長さを調整します。信頼性があり、種類も豊富。
・メリット:安価で購入できる
・デメリット:シャフトを締める時に力の加減が必要
▼ピンロックタイプ
トレッキングポールのロック部分
出典:Amazon
シャフトを引いて小さなボタンを縁に出して使い、収納する時はボタンを押してシャフトを縮めます。収納サイズが小さくてかさばりません。
・メリット:とても軽く、コンパクトに収納できる
・デメリット:長さが固定のものが多く、強度が弱い

1本で使う?2本で使う?

トレッキングポールを使って登山している
出典:PIXTA
トレッキングポールは2本で使用するのはもちろん、1本だけでも使えます。迷う時はまず1本だけで使って、必要に応じて2本使ってみましょう。
トレッキングポールの使い分けは、体力に不安がある人は2本で使うのがおすすめ。リズムがとりやすく、登り坂で上半身と腕の力がポールに伝わり、足の負担が軽くなります。1本の場合は平坦な山道をゆっくり歩いたり、体のバランスが大きく崩れそうな時などに役立ちます。

【アルミ素材】のおすすめトレッキングポール

アルミ素材のトレッキングポールはメーカー独自の特色があり、種類がとても豊富。見た目やデザインにこだわってで選んでも、トレッキングポールの性能も十分備わっています。トレッキングポールに定評のあるメーカー3社の商品を紹介します。

LEKI(レキ)

LEKIロゴ レキのトレッキングポールは、航空機などに使われている強度の高いアルミ素材を使用。ポール専門メーカーだからこそ、革新的な技術を備えたポールは、一般の登山者から山岳ガイドなどから多くの信頼を得ています。

▼ULイーグル《スクリュー式》
コストパフォーマンスが良く、シャフトを固定するロック機能が優れたULイーグル。しなやかで手になじみやすいストラップと握りやすいグリップは、さまざまな登山スタイルでも活用できます。
ITEM
ULイーグル
【素材】16/14/12㎜ アルミ
【使用サイズ】58~125cm
【収納サイズ】58cm
【本数】2
【重量】約468g(組)
【収納方法】テレスコーピング式


▼ジャーニーライト《レバー式》
大き目のロック部分が手にとりやすく、グローブを外さなくても容易に長さの調整ができるレキ独自のスピードロックシステム。初めての1本を検討している人やスノーハイクなどに最適です。
ITEM
ジャーニーライト
【素材】16/14/12㎜ アルミ
【使用サイズ】65〜130㎝
【収納サイズ】65cm
【本数】2
【重量】約498g(組)
【収納方法】テレスコーピング式


▼SPD2_ULマイクロDSS《レバー式》
ぶれにくく安定してグリップを握れるエルゴムドグリップです。従来の仕様からグリップとロック部分を軽量化し、長時間使用しても疲れません。ダイナミックサスペンションシステムで手首などの関節に優しい仕様です。
ITEM
SPD2_ULマイクロDSS
【素材】16/14/12㎜ アルミ
【使用サイズ】58~111cm
【収納サイズ】58cm
【本数】1
【重量】約245g
【収納方法】テレスコーピング式

Black Diamond(ブラックダイヤモンド)

ブラックダイヤモンドロゴ
クライミング用品のメーカーとして1989年に設立されたブラックダイヤモンド。2011年に折りたたみ式のトレッキングポールを開発して以来、リーズナブルで高機能な品質が高評で、登山界にも定着していきました。大半のトレッキングポールに、ブラックダイヤモンドの特許であるフリックロックシステムを搭載。

▼トレイル《レバー式》
トレイルシリーズは通常より長いグリップが特徴。これは、急な登り坂の時に一時的に短く持てる便利な仕様です。簡単で確実なロック操作のフリックロック2も搭載し、長さ調整もスムーズ。手頃な価格で通年使えるポールです。

ITEM
トレイル 
【素材】アルミ
【使用サイズ】 64 〜 140 cm
【収納サイズ】64cm
【本数】2
【重量】486 g(1ペア)
【収納方法】テレスコーピング式

BDのトレッキングポールは2回目の購入で数年前のが古くなっての買い替えでしたが、グリップの握り感やストラップの当たりがソフトになって格段に向上していると思います。スタンダードモデルですが重さもさほど気にならず、コスパも良い方だと思います。実戦での使用は少し先になりますが、いまから使うのが楽しみです。


ITEM
ウィメンズ トレイル
【素材】アルミ
【使用サイズ】62~125cm
【収納サイズ】62cm
【本数】2
【重量】480g(1ペア)
【収納方法】テレスコーピング式

他社のスクリューロックタイプがロックできなくなり壊れたので購入。こちらはフリックロックでグローブをしたままでも長さ調整しやすいです。デザインもシンプルで気に入りました



▼ディスタンスFLZ《折り畳み式》
ディスタンスシリーズは軽くてコンパクトに収納できる、シャフトが細めのスリーシーズンモデル。ストラップは、汗ばむ季節でも蒸れにくいメッシュ素材です。その場に応じて15~20cmほど長さが調整できるので、活動的な登山に最適です。
ITEM
ディスタンスFLZ
【素材】アルミ
【サイズ】
   95~110(34)cm
   105~125(37)cm
   120~140(40)cm
   ( )内は収納時
【本数】2
【重量】
   95~110cm=415g
   105~125cm=445g
   120-140cm=475g
【収納方法】折りたたみ式



ITEM
ウイメンズ ディスタンス FLZ
【サイズ】
.   95~110(36)cm
   105~125(40)cm
   ( )内は収納時
【本数】2
【重量】
   95~110cm=415g
   105~125cm=445g
【収納方法】折りたたみ式


sinano(シナノ)

シナノのロゴ 日本の山のに登るために、日本人の体形に合わせたトレッキングポールを追求し続けているシナノ。0.1mm単位の精確さ、疲れにくくて日本人の手に馴染むフィット感、長く使うほどシナノのこだわりを実感できます。

▼ロングトレイル《レバー式》
シャフトのロック方法は、力が弱い人でも簡単に長さを調整できるレバータイプです。長く使用できるように、レバー内部のシャフト周囲にステンレスを内蔵。耐久性の高い超軽量アルミなので、これからトレッキングポールを使いたい人におすすめです。
ITEM
ロングトレイル125
【素材】超軽量アルミ
【使用サイズ】100-125 cm
【収納サイズ】59 cm
【本数】2
【重量】約255g(1本)
【収納方法】テレスコーピング式

ITEM
ロングトレイル115
【素材】 超軽量アルミ
【使用サイズ】90〜115cm
【収納サイズ】 55cm
【本数】2
【重量】約245g(1本)
【収納方法】テレスコーピング式


▼フォトチョイス《スクリュー式》
8種類の写真から好きなデザインを選べるトレッキングポール。強度の高い超軽量アルミ使用で、軽量かつ耐久性も抜群です。山の中に落としがちな先ゴムにストッパーも付いているので安心。山を楽しく歩くための機能が満載です!
ITEM
フォトチョイス
【素材】超軽量アルミ
【使用サイズ】100-125cm
【収納サイズ】57cm
【本数】2
【重量】約219g(1本)
【収納方法】テレスコーピング式

【カーボン素材】のおすすめトレッキングポール

カーボン素材は高価で折れやすいと言うデメリットがあるものの、アルミ素材にはない良さを存分に活かしたトレッキングポールがそろっています。軽さの次に何を絞り込むかは、登山スタイルや体力などを考慮して選んでみましょう。

LEKI(レキ)

▼マイクロバリオ カーボン《折り畳み式》
スピードロックシステムよりも、さらに軽くコンパクトなスピードロック2システムを搭載しています。収納時もロック部分がかさばらず、3段折りたたみで長さも約37cmとコンパクト。嬉しいスタッフサック付きです。
ITEM
マイクロバリオ カーボン
【素材】18/16/14㎜ カーボン
【使用サイズ】110〜130㎝
【収納サイズ】収納時40㎝
【本数】2
【重量】約408g(組)
【収納方法】折りたたみ式

Black Diamond(ブラックダイヤモンド)

▼ディスタンスカーボンFLZ《折り畳み式》
ディスタンスシリーズのカーボン素材を使用したポール。ディスタンスFLZと同様に、シャフトのボタン部分にアルミリングを使用することで、頻繁に触れる箇所を強くて変形しにくい仕上がりにしています。小型化したフリックロック2で操作性もアップ。
ITEM
ディスタンスカーボンFLZ
【素材】カーボンファイバーシャフ
【サイズ】
  95~110(34)cm
  105~125(37)cm
  120~140(40)cm
  ( )内収納時
【本数】 2
【重量】
  95~110cm=350g
  105~125cm=360g
  120~140cm=370g
【収納方法】折りたたみ式



▼ディスタンスカーボンZ《折り畳み式》
ディスタンスカーボンFLZからフリックロックを省いたのがディスタンスカーボンZ。長さは固定ですが、カーボン素材の良さを実感できる軽さ。日帰りの長時間登山や小屋泊登山など、荷物が多い時でも軽くてコンパクトに収納できます。
ITEM
ディスタンスカーボンZ
【素材】カーボンファイバーシャフト
【サイズ】
  100(33)cm
  110(37)cm
  120(40)cm
  130(43)cm
  ( )内収納時
【本数】2
【重量】
  100cm=265g
  110cm=275g
  120cm=285g
  130cm=295g
【収納方法】折りたたみ式

sinano(シナノ)

▼カーボンW《レバー式》
Fastのシャフトは、超軽量アルミとカーボンの2種類使い。手元に近いシャフトは超軽量アルミを、2~3段目のシャフトはカーボンを使用。素材の使い分けで重心の位置を変えることで、手首や腕が疲れない快適な登山が楽しめます。
ITEM
Fast-130 カーボンW
【素材】超軽量アルミ+カーボン
【使用サイズ】105〜130cm
【収納サイズ】63cm
【本数】2
【重量】約225g(1本)
【収納方法】テレスコーピング式



ITEM
Fast-115 カーボンW
【素材】超軽量アルミ+カーボン
【使用サイズ】90〜115cm
【収納サイズ】58cm
【本数】2
【重量】約210g(1本)
【収納方法】テレスコーピング式

SINANO2台目です。
長さ調整ロックしやすく、軽くて便利です。


実際にトレッキングポールを使って歩いてみよう

トレッキングポールを使って歩く女性
出典:PIXTA
平地では前への推進力に、登り坂では腕や上半身の力を動力に、下り坂では体のバランスを安定させ膝を守る。トレッキングポールを使って山を歩くことはメリットがたくさん!正しいフォームで歩きましょう。

登りの歩き方

トレッキングポールを使った歩き方
撮影:nao
歩幅が広いと疲労の元になるので、歩幅を狭く一歩一歩登りましょう。

下りの歩き方

トレッキングポールを使った下り方
撮影:nao
足の裏全体で静かに地面を踏み、体の重心のバランスをとるようにポールをつきます。

▼トレッキングポールを使った歩き方についてもっと知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。

ベストパートナーを選んで快適登山に!

トレッキングポールを使って登山している
出典:PIXTA
登山アイテムの中で脇役になりがちなトレッキングポール。でもトレッキングポールには、登山者をサポートする主役並みの役目があります。ぴったりのトレッキングポールを選んで、快適な登山を楽しみましょう。

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黒田猫太郎
黒田猫太郎

IT関連の超インドア人間が、パートナーの影響で山人間に。今では、パートナーよりも山にはまってしまいました。九州を中心に山歴20年。なのに、一向に上級者になる気配が無い、猫好き酒好きのヘタレ山ヤです。パートナー&猫2匹と同居中。

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