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御岳山コースガイド|パワースポットをじっくりと!御岳山見どころ満喫コース

御岳山コースガイド|パワースポットをじっくりと!御岳山見どころ満喫コース

東京都の西端に位置し、秩父多摩甲斐国立公園エリア内に連なるのが奥多摩の山々。そんな奥多摩で比較的手軽にチャレンジできるのが、御岳登山鉄道(ケーブルカー)でアクセスできる御岳山(929m)です。

この山にケーブルカーが設置された大きな理由が、古くから多くの人々が参拝してきた山頂に位置する武蔵御嶽神社の存在です。

今回はそんな武蔵御嶽神社だけでなく奥の院(1,077m)にも登拝し、迫力ある七代の滝や苔むした渓谷と滝が美しいロックガーデンもめぐる御岳山を満喫するコースを紹介します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔

山岳信仰の聖地・御岳山

武蔵御嶽神社 弊殿・拝殿
撮影:鷲尾 太輔(武蔵御嶽神社 弊殿・拝殿)

御岳山の山頂に鎮座する武蔵御嶽神社は、創建が紀元前91年に遡るといわれる古社です。奈良時代には、高尾山薬王院有喜寺も開山した高僧・行基(ぎょうき)が金剛蔵王権現像を安置。山岳修験の行場として栄え、鎌倉時代から戦国時代は多くの武将からも信仰されました。

江戸時代に入ると武蔵御嶽神社は江戸の街の「西の護り」とされ、それまで南向きだった社殿が江戸を見守るように東向きへと変えられました。朱塗りの幣殿・拝殿は、5代将軍・徳川綱吉の命によって元禄13年(1700年)に建てられたものです。

おいぬ様信仰と御嶽講を迎えた宿坊

江戸時代の宿坊跡・馬場家御師住宅
撮影:鷲尾 太輔(江戸時代の宿坊跡・馬場家御師住宅)

御岳山には日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征に向かう際、山中の邪神と闘い勝利するも霧で道に迷っていたところ、白い狼に導かれて難を逃れたという伝承が残っています。

境内最奥にある大口真神社の御祭神・大口真神(おおくちまがみ)は、その狼の化身。江戸時代からは魔除け・盗難避けの神様「おいぬ様」の名称で信仰されており、お札にも狼が描かれています。

その信者である御嶽講と呼ばれる参拝者のグループを出迎える宿坊は、現在も山中に約20軒が営業しており、御師(おし)と呼ばれる武蔵御嶽神社に仕える神職が宿の主人を務めています。

コース概要

合計距離: 6.74 km
最高点の標高: 1038 m
最低点の標高: 732 m
累積標高(上り): 667 m
累積標高(下り): -667 m

体力レベル: ★★☆☆☆

日帰り|4時間15分

参考: らくルート

技術的難易度: ★★☆☆☆

・急な登下降がある
・案内標識が不十分な箇所が含まれる
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい

凡例:グレーディング表

コース概要

御岳山駅(10分)→東京都御岳ビジターセンター(30分)→御岳山(10分)→長尾平分岐(25分)→七代ノ滝(25分)→ロックガーデン(30分)→綾広の滝(50分)→奥の院峰(45分)→長尾平分岐(20分)→東京都御岳ビジターセンター(10分)→御岳山駅

御岳山へのアクセス

御岳登山鉄道のケーブルカー
撮影:鷲尾 太輔(御岳登山鉄道のケーブルカー)

御岳山へ登るには、まず御岳登山鉄道(ケーブルカー)滝本駅をめざします。ケーブルカーは、中腹の滝本駅(標高407.6m)から御岳山駅(標高831m)までの区間を約6分間で結んでいます。料金の支払いは現金のほか交通系ICカードにも対応。また、乗客が多いときは臨時増発される場合もあります。

電話:0428-78-8121
営業時間:7:30~18:30
料金:片道600円、往復1,200円(大人)

公共交通機関利用の場合

JR青梅線・御嶽駅
撮影:鷲尾 太輔(JR青梅線・御嶽駅)

最寄駅のJR青梅線・御嶽駅で下車します。駅名は「御嶽」、バス停やケーブルカーは「御岳」と表記が異なるのも興味深いところです。

ケーブル下行バス乗り場
撮影:鷲尾 太輔(ケーブル下行バス乗り場)

御嶽駅から車道を渡って左手へ進むと、西東京バス「ケーブル下」行きのバスの発着場があります。登山客が多い時期はバスが増便されるので、焦らずにバス乗場へ並びましょう。
京王バス・西東京バス|御岳駅 時刻表

ケーブル下バス停
撮影:鷲尾 太輔(ケーブル下バス停)

「ケーブル下」バス停に着いたら、舗装路をひと登りで、ケーブルカー滝本駅へ到着します。

クルマ利用の場合

滝本駅駐車場
撮影:鷲尾 太輔(滝本駅駐車場)

クルマで訪れる場合は、ケーブルカー滝本駅に併設の駐車場を利用します。136台の駐車が可能ですが、満車の場合にも近隣にコインパーキングがあります。

◾️所要時間
圏央道青梅I.C.より国道411号、都道経由で約40分
圏央道日の出I.C.より国道411号、都道経由で約30分
◾️料金
軽・普通車平日:上限額1,500円/1日
軽・普通車軽土日及び特定日(年末年始・GW・お盆期間):上限額2,000円/1日

コース詳細ガイド

御岳山①MAP
地図の出典:YAMAP

今回はコースを3つのセクションに分けて紹介します。

セクション①:御岳山駅〜武蔵御嶽神社(40分)
セクション②:武蔵御嶽神社〜七代の滝〜ロックガーデン〜綾広の滝(90分)
セクション③:綾広の滝〜奥の院〜武蔵御嶽神社(100分)

*各セクションをクリックすると、そのセクションへジャンプします

セクション①:御岳山駅〜武蔵御嶽神社(40分)

セクション①
地図の出典:YAMAP(セクション①)

この区間はケーブルカー御岳山駅から武蔵御嶽神社へ続く参道です。途中に階段はありますが、すべて舗装されています。

参道入口
撮影:鷲尾 太輔(参道入口)

御岳山駅から左手へ、参道が続いています。「歓迎」の門をくぐり、平坦な舗装路を進んでいきます。

朱塗りの鳥居
撮影:鷲尾 太輔(朱塗りの鳥居)

朱塗りの鳥居をくぐると前方には御岳山が見えてきます。左奥にそびえる尖った山は奥の院です。

杉林の中を進む
撮影:鷲尾 太輔(杉林の中を進む)

やがて参道は杉林の中へと入ります。眺望はありませんが、左側の柵には随所に東京都御岳ビジターセンターが設置した御岳山に関する解説板が点在しており、飽きることがありません。

東京都御岳ビジターセンター
撮影:鷲尾 太輔(東京都御岳ビジターセンター)

左下からケーブルカーを利用しない表参道が、右上から富士峰園地を経由した道が合流すると、すぐに東京都御岳ビジターセンターの建物が右手に現れます。御岳山に関するさまざまな情報発信を行っており、開館時間内(9:00〜16:30・月曜または祝日翌日の火曜日と年末年始は休館)であれば、トイレ利用や休憩も可能です。

宿坊街へ
撮影:鷲尾 太輔(宿坊街へ)

ビジターセンターから先の参道沿いには、宿坊が点在しています。

馬場家御師住宅へ
撮影:鷲尾 太輔(馬場家御師住宅へ)

この看板を左折してもOKですが、坂を下った右側にある茅葺き屋根の馬場家御師住宅へと直進していきます。今も御岳山では数多くの宿坊が営業していますが、こちらは江戸時代末期の宿坊の建物が現存しており、東京都指定有形文化財となっています。

この角を右折
撮影:鷲尾 太輔(この角を右折)

馬場家御師住宅の先にある、この角を左折します。すぐに先ほどの角を左折してきた道とぶつかるので、右手へと進みます。

参道の勾配が急になる
撮影:鷲尾 太輔(参道の勾配が急になる)

だんだんと、参道の勾配が急になってきます。息を整えて、無理せずゆっくりと進んでいきましょう。

神代ケヤキ
撮影:鷲尾 太輔(神代ケヤキ)

さらに参道を上っていくと、右前方の斜面に国指定天然記念物の神代ケヤキやそびえています。樹高約30m、幹周り約8.2mの堂々たる巨木です。

食事処・土産物屋街
撮影:鷲尾 太輔(食事処・土産物屋街)

神代ケヤキの樹下を通って右折すると、参道沿いには食事処や土産物屋が立ち並んでいます。

鳥居前広場
撮影:鷲尾 太輔(鳥居前広場)

手水舎がある鳥居前広場からは、石段が始まります。大鳥居をくぐり朱塗りの随身門をめざします。石段を避けたい場合は、左へ女坂という坂道だけの参道が延びています。

随身門をくぐる
撮影:鷲尾 太輔(随身門をくぐる)

随身門をくぐったら、参道は左手へと延びています。周囲には関東各地の御嶽講の信者が奉納した石板が林立しています。

霧の御坂
撮影:鷲尾 太輔(霧の御坂)

左手へロックガーデンや大岳山への登山道が延びています。ここも石段を直進して、霧の御坂と呼ばれる参道を鳥居をくぐりながら進みます。

宝物殿を見上げる
撮影:鷲尾 太輔(宝物殿を見上げる)

やや左折しながら石段を上っていくと参道の左右には献灯が立ち並びます。右上に見える朱塗りと漆喰の建物は宝物殿で、トイレも併設されています。

社務所と幣殿・拝殿
撮影:鷲尾 太輔(社務所と幣殿・拝殿)

参道を右折して左手に木造の社務所が見えれば、武蔵御嶽神社でもっとも大きな社殿である幣殿・拝殿は目の前です。

セクション②:武蔵御嶽神社〜七代の滝〜ロックガーデン〜綾広の滝(90分)

セクション②
地図の出典:YAMAP(セクション②)

このセクションは七代の滝まで一気に下り、ロックガーデンから綾広の滝へと養沢川源流部の清流沿いを登り返していきます。

ロックガーデンへ
撮影:鷲尾 太輔(ロックガーデンへ)

霧の御坂を下ったら、写真の「岩石園・大岳山→」の道標通りに右方向へ進みます。武蔵御嶽神社の社務所すぐ下からも近道が延びていますが急坂となるので、ここまで下った方が無難です。

近道との合流
撮影:鷲尾 太輔(近道との合流)

杉木立の中の斜面をトラバース(横断)するように、ゆるやかに下っていきます。やがて右手から武蔵御嶽神社の社務所すぐ下からの近道が合流します。

長尾平分岐
撮影:鷲尾 太輔(長尾平分岐)

さらに下ると長尾平分岐へ出ます。左手は長尾平への平坦な道、正面は七代の滝への急坂、右手へトラバース道の続きという三叉路で、右斜面に長谷川恒男氏の碑が設置されています。

長谷川恒男氏の碑
撮影:鷲尾 太輔(長谷川恒男氏の碑)

長谷川恒男氏は、1977年から1979年にかけてヨーロッパアルプス三大北壁(アイガー・マッターホルン・グランドジョラス)すべての冬季単独登攀を日本人として初めて成功させるなど、数々の歴史的な冒険登山を成し遂げた登山家・山岳ガイドです。

長谷川氏がパキスタンでの雪崩で亡くなってから20年目となる2011年、その業績を顕彰するために氏の名を冠した山岳耐久レース・ハセツネCUPのコース上に記念碑が設置されました。

七代の滝への下り
撮影:鷲尾 太輔(七代の滝への下り)

長尾平分岐から七代の滝へは、標高差170m以上の下りとなります。急勾配の登山道や滑りやすい岩場もあるので、雨天時などが注意が必要。自信がない場合は右手のトラバース道をもう少し進めば、七代の滝を経由せずにロックガーデンへ下るルートもあります。

急な石段
撮影:鷲尾 太輔(急な石段)

七代の滝への下りは、急な石段から始まります。膝への負担も大きいので、小刻みな足さばきで下っていきましょう。

トラバース区間
撮影:鷲尾 太輔(トラバース区間)

ひと下りすると写真のような平坦なトラバース区間も現れますが、そう長くは続きません。

岩尾根の下り
撮影:鷲尾 太輔(岩尾根の下り)

登山道はトラバースから尾根上に変わり、急な岩場への下りと変わります。

滑落に注意
撮影:鷲尾 太輔(滑落に注意)

この斜面の右下には、養沢川の支流が流れ込んでいます。斜面からの滑落には十分注意しましょう。支流を橋で渡ってから巨岩がそびえる斜面を登り返すと、七代の滝です。

七代の滝
撮影:鷲尾 太輔(七代の滝)

ようやく七代の滝へ到着です。滝壺の周囲は滑りやすい岩場となっており、滑落死亡事故も発生しているので、注意して行動しましょう。

鉄製階段
撮影:鷲尾 太輔(鉄製階段)

七代の滝からは、5つほどの鉄製階段を登り返していきます。要所にはロープも設置されていますが、階段が濡れている時などはスリップに注意しましょう。

天狗岩
撮影:鷲尾 太輔(天狗岩)

前方左上に天狗岩が見えてくると、トラバース道から直接ロックガーデンへ下る道と合流します。天狗岩は鎖が設置されており登ることもできますが、岩の上も木の根で埋め尽くされており、滑落には注意が必要です。

ロックガーデン
撮影:鷲尾 太輔(ロックガーデン)

天狗岩を左上に見ながら下っていくと、ロックガーデンです。ここからは渓流沿いに、ゆるやかに登り返していきます。

飛び石
撮影:鷲尾 太輔(飛び石)

ロックガーデンは写真のような飛び石を渡って、右岸と左岸を行き来しながら進んでいきます。

苔むした岩
撮影:鷲尾 太輔(苔むした岩)

苔むした岩の間を流れる清流は、時に爽やかに、時にしっとりとした風情を醸し出します。

ロックガーデン休憩舎
撮影:鷲尾 太輔(ロックガーデン休憩舎)

しばらく登っていくと、ロックガーデン休憩舎があります。東屋とトイレが設置されており、ベンチ・テーブルで休憩することができます。

狭くなる渓谷
撮影:鷲尾 太輔(狭くなる渓谷)

ロックガーデン休憩舎を過ぎると左右の斜面がやや高くそそり立ち、渓谷全体の幅が狭くなってきます。冒険心を掻き立てられる風景です。

滝行用の建物が見えてくる
撮影:鷲尾 太輔(滝行用の建物が見えてくる)

前方に黒い建物が見えてきます。ここは滝行修行をする人々がその前後に祈祷や休憩の場として利用する場所で、ここまで来れば綾広の滝は間近です。

綾広の滝
撮影:鷲尾 太輔(綾広の滝)

御幣がかけられた木製の門をくぐると、綾広の滝へ到着です。ロックガーデンの水と潤いの風景のゴール地点、ゆっくり満喫しましょう。

滝上部の斜面へ登り返す
撮影:鷲尾 太輔(滝上部の斜面へ登り返す)

綾広の滝を過ぎると、石段を経由して滝上部の斜面へ登り返していきます。

綾広の滝を真下に
撮影:鷲尾 太輔(綾広の滝を真下に)

滝上部の斜面は道幅が狭いトラバース道となっており、右側に鉄柵が設置されています。途中からは綾広の滝を上部から見下ろすことができます。

休憩舎
撮影:鷲尾 太輔(休憩舎)

鉄柵が終わってゆるやかに登り返していくと、休憩舎が現れます。ここで大岳山からの登山道が合流します。

セクション③:綾広の滝〜奥の院〜武蔵御嶽神社(100分)

セクション③
地図の出典:YAMAP(セクション③)

このセクションでは、奥の院(1,077m)を越えて武蔵御嶽神社へと戻ります。御岳山の背後にひときわ目立つ奥の院の鋭峰は、武蔵御嶽神社最奥の聖地でもあります。

大岳山からの登山道と合流
撮影:鷲尾 太輔(大岳山からの登山道と合流)

大岳山からの登山道と合流して、御嶽神社・御岳山駅方面へと進んでいきます。

水場
撮影:鷲尾 太輔(水場)

登山道の傍らには、小さな水場があります。水量はあまり多くないものの、貴重な給水ポイントです。

木製の橋を渡る
撮影:鷲尾 太輔(木製の橋を渡る)

ロックガーデン上流にあたる沢のひとつを、木製の橋で越えていきます。

トラバース道
撮影:鷲尾 太輔(トラバース道)

登山道は、斜面の中腹をトラバース(横断)するように進んでいきます。基本的には平坦ですが、細かなアップダウンはあります。

奥の院口トイレ
撮影:鷲尾 太輔(奥の院口トイレ)

登山道を進んでいくと、前方に奥の院口トイレが見えてきます。微生物などを利用した最新のバイオトイレです。

トラバース道との分岐
撮影:鷲尾 太輔(トラバース道との分岐)

奥の院口トイレ前で、右手へ引続きトラバース道を通って武蔵御嶽神社へ戻る道と、直登して奥の院へと向かう道が分岐します。今回は奥の院をめざしますが、体調・体力や天候次第では、無理せずトラバース道へ進みましょう。

杉の巨木
撮影:鷲尾 太輔(杉の巨木)

奥の院への登山道は、杉の巨木が立ち並ぶ森の中から始まります。

山頂直下の急登
撮影:鷲尾 太輔(山頂直下の急登)

標高が上がるにつれて斜面の勾配は急になってきます。踏み跡が不明瞭な箇所も一部あるので、尾根から外れないように注意しながら登りましょう。

男具那社
撮影:鷲尾 太輔(男具那社)

山頂直下にある男具那社(おぐなしゃ)に到着します。武蔵御嶽神社の奥宮で、日本武尊(やまとたけるのみこと)が祀られています。

奥の院山頂
撮影:鷲尾 太輔(奥の院山頂)

男具那社裏手の斜面をひと登りすると、奥の院(1,077m)の山頂です。周囲は樹林帯で眺望はあまりありませんが、小さな祠が安置されています。

奥の院からの下り
撮影:鷲尾 太輔(奥の院からの下り)

奥の院からの下りは、ジグザグの急坂から始まります。距離は短いものの鎖場もあるので、慎重に下りましょう。

平坦な登山道
撮影:鷲尾 太輔(平坦な登山道)

急な下りが終わると、やや平坦な稜線に変わります。

道間違いポイント
撮影:鷲尾 太輔(道間違いポイント)

奥の院からの下りで、道間違いを起こしやすいポイントです。尾根を直進せず、右折して溝状の登山道を下りましょう。

石碑
撮影:鷲尾 太輔(石碑)

霊峰らしく、登山道にも御幣としめ縄が巻かれた石碑が安置されています。表側に回り込んでみると「橘姫命」と刻まれており、奥宮の御祭神・日本武尊のために身を捧げた妃神を祀っていることがわかります。

ゆるやかな登り返し
撮影:鷲尾 太輔(ゆるやかな登り返し)

稜線の下りはさらにゆるやかになります。この登り返しを過ぎると、尾根の南側をトラバースするようなやや急な下り坂となります。

木製の鳥居
撮影:鷲尾 太輔(木製の鳥居)

木製の鳥居をくぐると、右側から奥の院口トイレからのトラバース道が合流します。

ゆるやかな登り返し
撮影:鷲尾 太輔(ゆるやかな登り返し)

ロックガーデンへの分岐を右側に見ながら、ゆるやかに登り返していきます。

長尾平分岐
撮影:鷲尾 太輔(長尾平分岐)

長尾平分岐まで戻ってきました。週末・祝日はここで長尾茶屋が営業しています。

神社への分岐
撮影:鷲尾 太輔(神社への分岐)

杉木立の中をさらに登り返していくと、左手の斜面に武蔵御嶽神社への近道が延びています。今回は右側の道を直進します。

武蔵御嶽神社の参道
撮影:鷲尾 太輔(武蔵御嶽神社の参道)

武蔵御嶽神社の参道まで戻ってきました。右折して随身門を下り、セクション①をそのままケーブルカー御岳山駅まで戻ります。

武蔵御嶽神社の境内をめぐる

武蔵御嶽神社 幣殿・拝殿
撮影:鷲尾 太輔(武蔵御嶽神社 幣殿・拝殿)

武蔵御嶽神社を訪れた参拝客や登山者の多くは、この朱塗りの幣殿・拝殿への参拝までで下山します。しかし裏手に回り込むと、数多くの境内社が鎮座しているのです。今回はそのすべてを紹介します。

本殿

本殿
撮影:鷲尾 太輔(本殿)

幣殿・拝殿から中門で結ばれた奥にあるのが本殿です。行基が安置したと伝わる蔵王権現を神格化した廣国押武金日命(ひろくにおしたけかなひのみこと)や、日本武尊(やまとたけるのみこと)をはじめとする五柱の神様が祀られています。

二柱社

二柱社
撮影:鷲尾 太輔(二柱社)

日本神話に国生み・神生みを行い、多くの神々の祖神とされる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀るのが、二柱社(ふたはしらしゃ)です。

八柱社

八柱社
撮影:鷲尾 太輔(八柱社)

八柱社(やはしらしゃ)は、その名のとおり八柱の神々を祀る社です。かつてはそれぞれ別に祀られていた神々を一つの社に合祀したものと伝えられています。

神明社

神明社
撮影:鷲尾 太輔(神明社)

神明社(しんめいしゃ)は、伊勢神宮の内宮・外宮それぞれの御祭神である天照大神(あまてらすおおかみ)と豊受比賣神(とようけひめのかみ)を祀っています。

北野社

北野社
撮影:鷲尾 太輔(北野社)

言わずと知れた学問の神様・菅原道真公を祀っている北野社(きたのしゃ)。天神様の名前で親しまれ、学業成就や合格祈願をはじめ、書道の上達にもご利益があるとされています。

巨福社

巨福社
撮影:鷲尾 太輔(巨福社)

巨福社(こふくしゃ)の御祭神は、埴山比女神(はにやまひめのかみ)です。豊作をもたらす土の神として多くの農民から信仰され、社前の砂には霊験があるとされています。

東照社

東照社
撮影:鷲尾 太輔(東照社)

武蔵御嶽神社を江戸の「西の護り」とした江戸幕府の開祖・徳川家康を祀る東照社(とうしょうしゃ)。扉には徳川家の家紋・三葉葵があしらわれ、境内でもっとも江戸に近い東端に鎮座しています。

皇御孫命社

皇御孫命社

高天原からの天孫降臨を成し遂げた天瓊々杵尊(あめのににぎのみこと)を祀るのが、皇御孫命社(すめみまのみことしゃ)です。妻であり富士山の御祭神・木花咲耶姫(このはなさくやひめ)との間に生まれた子孫は、皇室の祖先とされています。

常磐堅磐社

常盤堅磐社
撮影:鷲尾 太輔(常盤堅磐社)

全国の一の宮(各旧国でもっとも格式が高い神社)の御祭神八十七柱を祀る常磐堅磐社(ときはかきはしゃ)。明治10年(1877年)に現在の本殿ができるまでは、この社が本殿でした。

大口真神社

大口真神社
撮影:鷲尾 太輔(大口真神社)

大口真神社(おおくちまがみしゃ)の御祭神・大口真神は、冒頭で紹介した日本武尊(やまとたけるのみこと)を救った狼の化身。まさに「おいぬ様」信仰の中心的な存在です。標高929mの標柱も、この社の傍らにあります。

奥宮遥拝所

奥宮遥拝所
撮影:鷲尾 太輔(奥宮遥拝所)

セクション③で登った奥の院(1,077m)を遥拝するポイントです。奥の院へ登拝できない場合でも、ここから遥拝することで同等のご利益を得ることができるとされています。

御岳山の天気と地図をチェック

御岳山へ出かける前には、現地の天気を確認しましょう。また、地図などを事前に用意して自分が歩くルートをしっかり把握してください。

御岳山の天気予報

御岳山のふもと(青梅市)の10日間天気

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降水
確率
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御岳山の地図

無理をせずに楽しみたい御岳山満喫コース

奥の院から下る鎖場
撮影:鷲尾 太輔(奥の院から下る鎖場)

今回のコースは、決して登山初心者が気軽にチャレンジできるコースではありません。七代の滝周辺は急勾配の下りや鉄製階段の登りなど、転倒・滑落のリスクがあります。奥の院も登りはやや不明瞭な急登で、下りでは一部だけですが鎖場も設置されています。

七代の滝へは寄らずにロックガーデン〜綾広の滝だけを楽しみ、奥の院へも登らずトラバース道を長尾平へ戻るコースでも、十分に御岳山を満喫することができます。特に雨などで足元が滑りやすい日はリスクを避けて、無理せず安全に登山を楽しんでください。

新緑・紅葉など、いつ訪れても魅力的な風景とパワースポットが出迎えてくれますよ。

※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

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