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2025年春夏 ワークマン新製品

コレは買い!ワークマン「熱中症対策 新製品発表会 2025」潜入レポート

機能的なのにお手頃価格なアイテムが大人気の<ワークマン>。2025年春夏シーズンは、熱中症予防・対策に取り入れたい、世界初の新素材「エックスシェルター」を使った暑熱軽減ウェアや、驚異の透湿度を誇るレインウェアが登場。日常でも登山でも活躍しそうな新作アイテムが勢ぞろいなんです!

今回は、編集部が気になったウェアを厳選して紹介します。すでにショップに入荷している商品もあるので、早めのチェックが吉!

目次

記事中画像撮影:YAMA HACK編集部

※本記事の情報は、2025年4月8日時点のものです
※記事で紹介している製品は、予告なく仕様変更や発売延期・中止になる可能性がございます。あらかじめご了承ください
※発売予定の記載がない製品は発売中です
※記載の価格は税込み価格です

2025年春夏<ワークマン>注目の製品情報をお届け!

ワークマン「熱中症対策新製品発表会 2025」

2025年4月8日に行なわれた「WORKMAN 熱中症対策 新製品発表会 2025」にYAMA HACK編集部が潜入!

この春夏に大ヒットが予想される注目アイテムがズラリと並んでいました。その中から、とくに編集部が気になったアイテムを紹介します。

着たほうが涼しい!暑熱リスクを軽減するウェア「XShelter」シリーズ

暑熱リスクを軽減するウェア「X Shelter」シリーズ

今シーズン最も注目すべきトピックスが、満を持して登場した暑熱軽減ウェア「XShelter(エックスシェルター)」シリーズ。

エックスシェルターの生地は、2種類の異なる機能糸を使った特殊構造。表側と裏側の2つの機能が相乗的に作用することで暑熱を軽減する、ワークマンが開発した革新的な新素材です。

なんと、熱中症の4大リスクである「気温・湿度・ふく射熱・風(気流)」に対応する14もの機能を備えています。

「XShelter」 14の機能

ワークマン「X Shelter」 14の機能
  1. 体表面温度の軽減
  2. 透湿性
  3. 通気性
  4. 通気機能「ドットショット」
  5. 速乾性
  6. 肌離れ
  7. 接触冷感
  8. 気化冷却
  9. 湿潤時の持続冷感
  10. 遮へい率S35
  11. UPF50+
  12. 紫外線遮へい率97%以上
  13. 近赤外線遮へい率 約64%
  14. 軽量性

これだけあることにも驚きですが、一つひとつの機能がスゴすぎるんです。それぞれの特長を、『もっと見る』で詳しく紹介しています。

①体表面温度の軽減

体表面温度の軽減

人体の熱的特性を再現するサーマルマネキンを用い、温度40℃、湿度70%(相対湿度)の環境で、30分後の体表面温度を比較したサーモグラフィの画像(第三者機関による試験結果)です。

エックスシェルターを着用することで外からの熱を遮断でき、体表面温度を軽減できることがよくわかります。

YAMA HACK編集部

40℃の空間を再現した体験ブースに入ってみたところ、露出している顔は暑いのに、エックスシェルターを着た上半身は暑さが明らかに和らいでいて、「着たほうが涼しい」という断熱性能を実感できました!


②透湿性

(左)エックスシェルター:ポリエステル・ポリプロピレン混紡、(右)比較生地:ポリエステル

動画のとおり、エックスシェルターは内側の湿気や水分を瞬時に外側へ逃す「骨格三次元構造」になっています。外部環境の急激な変化に対応できる特殊な構造です。


③通気性
④通気機能「ドットショット」

エックスシェルターシリーズの各製品には、ムレ軽減に役立つベンチレーションが搭載されています。背中や脇、膝裏など、複数個所に設けられているのがポイントです。

エックスシェルターの通気機能「ドットショット」

加えて、蒸れやすい箇所にはドット状の通気口が配置されています。これが湿気を逃す通気性機能「ドットショット」です。


⑤肌離れのよさ
⑥速乾性

エックスシェルターは、生地の表面と裏面に違う機能性を併せ持った特殊生地構造。生地感はかなり薄手で、さらりとしたドライな肌触りです。

肌側の裏面(多層疎水性ポリプリピレン糸)で汗などの水分を素早く吸い取って表面へ移動させ、表面(特殊酸化チタン融合ポリエステル糸)ですぐに発散。肌のべたつきを抑えつつ、驚きの超速乾で快適な着心地が続きます。

エックスシェルターの生地裏面(肌側)

▲エックスシェルターの生地裏面(肌側)


⑦気化冷却

汗濡れなどが乾く際の気化効果で、生地の温度が下がる気化冷却性にも優れています。なんと、気化熱により約-9℃を実現。

第三者検査機関の調べ(BQE A 02 法)によると、人が物に触れた時に感じる冷たさの度合いを表す指標で、「冷感指数4.0以上」とのこと。乾燥時と比べて冷たいと感じられる目安が冷感指数1.0以上とされているので、高いグレードであることがわかります。

エックスシェルターの気化冷却性

(左)比較生地、(右)エックスシェルター

水で濡らした生地の温度比較です。紫が濃いほど温度が低いことを表しており、右のエックスシェルターの方が気化冷却性が高いことが見てとれます。

YAMA HACK編集部

実際に触ってみると、エックスシェルターの方はひんやりとした冷たさがありました。


⑧湿潤時の持続冷感

エックスシェルター 湿潤時の持続冷感

湿った状態での冷感の持続時間が長いことも、エックスシェルターの特長。こちらも第三者調査機関の調べによると、気化熱による約-9℃の冷感が約15分間持続するそう。乾くまでの間、ずっとひんやりと感じられるレベルです。


⑨接触冷感

気化冷却や湿潤時の持続冷感だけでなく、そもそもが接触冷感生地のため、ドライな状態でも涼やかに着られます。


➉遮へい率S35

遮へい率「S35」は、遮熱性試験(JIS L 1951)での遮熱率が35%以上45%未満であることを意味しています。これは一般的な日傘の遮熱効果と同じレベル。まさに、エックスシェルターは“着る日傘”というわけです。

以下の遮熱効果の実験動画からも、エックスシェルターがしっかり遮熱してくれることがよくわかります。

▲エックスシェルターでの遮熱効果の実験

ソーラーパワーで動くプロペラと熱源の間にエックスシェルターの生地を設置すると、プロペラの回転が停止。

▲従来の生地での遮熱効果の実験

一方で、エックスシェルターではない従来の生地を設置した場合は、遮熱できずにプロペラは回り続けていました。


⑪UPF50+

衣類がどのくらい紫外線を防ぐ効果があるかを示す指標であるUPF(紫外線保護指数)は、最高値の50+。

これは、素肌と同程度の紫外線の影響を受けるのに50倍以上の時間がかかることを意味しています。つまり、それだけ日焼けを遅らせることができるということです。


⑫紫外線遮へい率97%以上

紫外線を遮断できる割合を示す紫外線遮へい率(UVカット率)は、97%以上です。

なお、エックスシェルター製品は、ジップやロゴプリントが紫外線チェッカーの役割も果たしてくれます。紫外線量に応じて、色が変わるようになっているんです。

エックスシェルター 紫外線アラート機能

ロゴの前半部分にUVライトをかざしてみたところ、色が浮き出てきました。紫外線量が多いほど濃い紫のような色に変わって警告してくれます。


⑬近赤外線遮へい率 約64%

エックスシェルター 近赤外線遮へい率 約64%

肌の深部まで浸透する近赤外線は、過剰に浴びたり長時間さらされると、皮膚の炎症や肌老化を引き起こす要因になることも。エックスシェルターは、そんな近赤外線の遮へい率が約64%以上。紫外線とあわせて、近赤外線対策にも役立ちます。


⑭軽量性

エックスシェルターの軽量性

(左)比較生地のジャケット、(右)エックスシェルターのジャケット

薄手の生地であるエックスシェルターは、ワークマンの従来生地の約3分の1の重量。製品で比較してみても、だいぶ軽量に仕上がっています。


エックスシェルターは、“暑熱軽減に対応できる機能を最多14種類搭載している世界で唯一の素材”なのだそう(株式会社 未来トレンド研究機構調べ。2025年1月14日現在)。

そんなうれしい機能が盛りだくさんのエックスシェルターは、全9アイテム。上下セットで揃えれば完全防備もできちゃいます。

【2,900円】 XShelter 暑熱ジャケット

X Shelter 暑熱ジャケット 正面

シンプルなスタンドカラーのジャケット。左腕にペン差しとジップ付きポケット、反射プリントのロゴがあしらわれています。

フロントジップの引き手部分は、紫外線でロゴの色が変わる仕様。ジップ付きの大きなサイドポケットは、ベンチレーション機能も兼ねています。

X Shelter 暑熱ジャケット 背中側

背中にもベンチレーションがあります。

X Shelter 暑熱ジャケット 背中側のベンチレーション

見るからに通気性がよさそうな仕様です。

X Shelter 暑熱ジャケット サイドジップを全部開けた状態

脇部分が通気性を高めるドットショット加工になっているうえに、両サイドにもベンチレーションがあり、脇下まで大きく開くことができるのが好ポイント。内部の蒸れを一気に解放できます。

X Shelter 暑熱ジャケット 袖口

袖口はスナップボタンでフィット感の調節が可能。

【2,900円】 XShelter 暑熱フーディー

X Shelter 暑熱フーディー 正面

サラッと羽織れるフード付きパーカーは、見た目にも軽やか。フロントファスナーと引き手部分のロゴの色の変化で、紫外線を確認することができます。

ベンチレーションを兼ねたファスナー付きのサイドポケットのほか、大容量の内ポケットもあり、抜群の収納力です。

X Shelter 暑熱フーディー 背中側

背面にもベンチレーションを装備。

X Shelter 暑熱フーディー 背中のベンチレーション

内側から見ると、背中に大きな通気口があることがわかります。

X Shelter 暑熱フーディー 通気性機能ドットショット

脇のあたりはドットショット加工で通気性UP。フーディーもジャケットと同様に両サイドにベンチレーションがあり、脇下までジップで大きく開閉可能です。

X Shelter 暑熱フーディー 首元のドットショット

首元にもドットショット加工が施されているのですが、実はこのフーディー……

X Shelter 暑熱フーディー ジップを完全に閉めた状態

ジップを完全に閉めて、紫外線から顔までしっかりガードすることもできるんです。

着てみたところ、ドットショットの穴から前方が見えるようにはなっているのですが、はっきりとは見えないので、このまま行動するのは難しい印象でした。強い日差しのもとでの停滞中にはいいですね!

X Shelter 暑熱フーディー 袖口

スナップボタンで少しだけ袖口を絞れる仕様。ロゴは暗いところでの視認性を高める反射プリントになっています。

仕様は若干異なりますが、フーディーのみキッズも展開。親子でお揃いにしてもよし。

【2,500円】 XShelter 暑熱半袖シャツ

X Shelter 暑熱半袖シャツ 正面

左胸にジップ付きポケット、フロントに大容量ポケットを2つ備えた半袖シャツ。フロントは着脱がラクなスナップボタンです。

X Shelter 暑熱半袖シャツ サイドジップを完全に開いた状態

両サイドに大きなベンチレーションがあるシャツは珍しいですよね。

X Shelter 暑熱半袖シャツ 胸下の通気口(ベンチレーション)

胸下の切り替え部分もベンチレーションになっています。

X Shelter 暑熱半袖シャツ 背中側の通気機能ドットショット

背中にもベンチレーションがあり、その上部にはドットショット加工でさらに通気性を確保。

X Shelter 暑熱半袖シャツ 襟元

首周りがべたつきにくい仕様なのも地味にうれしいポイントです。

X Shelter 暑熱半袖シャツ ポケット裏のロゴ

フロントポケットのフラップ裏にあるロゴは、紫外線で色が変わる仕様。

X Shelter 暑熱半袖シャツ ポケット下のゴムループ

ポケットの下には、カラビナなどを引っかけられるループが付いています。

【1,900円】 XShelter 暑熱半袖ポロシャツ

X Shelter 暑熱半袖ポロシャツ 正面

ちょっとキレイめなスタイルにも馴染みそうなポロシャツタイプもラインナップ。

X Shelter 暑熱半袖ポロシャツ サイドジップを完全に開いた状態

こちらも両サイドにガバッと開くベンチレーションあり。

X Shelter 暑熱半袖ポロシャツ 左胸のポケットとポケット裏のロゴ

左胸のポケットのフラップ裏に、紫外線チェッカーのロゴがあります。

X Shelter 暑熱半袖ポロシャツ 裾のドローコード

裾を絞れるドローコード付き。しかも、前後別々に絞って着こなすことができます。

【2,500円】 XShelter 暑熱クライミングパンツ

X Shelter 暑熱クライミングパンツ 正面

エアロストレッチクライミングパンツをはじめ、登山者にも定評があるワークマンのクライミングパンツ。エックスシェルターシリーズにもありました!

X Shelter 暑熱クライミングパンツ サイドポケット

両サイドにベンチレーションを兼ねたジップ付きのポケットを装備。引き手のロゴ部分が紫外線チェッカーになっています。

X Shelter 暑熱クライミングパンツ
右もものポケットのペンさし

右ももには、ベンチレーションを兼ねたペン差し付きのフラップポケットあり。

X Shelter 暑熱クライミングパンツ 太もも外側のベンチレーション

左足に縦に入ったジップポケットは、リフレクトプリント付きです。その後ろには、大きく開閉できるベンチレーションがあります。もちろん左側にも。

X Shelter 暑熱クライミングパンツ ふくらはぎ外側のベンチレーション

さらに、裾から膝下にかけてもベンチレーションが!

X Shelter 暑熱クライミングパンツ 膝裏の通気機能ドットショット

膝裏にはドットショット加工が施されており、これでもかと通気機能が詰め込まれています。

X Shelter 暑熱クライミングパンツ ヒップ部分のポケット

ヒップポケットも充実。

X Shelter 暑熱クライミングパンツ ウエストゴムのメッシュ

ウエストの後ろ側はワークマンオリジナルのゴム素材。見てのとおりメッシュになっていて抜群の通気性です。

X Shelter 暑熱クライミングパンツ 膝の立体裁断

従来のエアロストレッチクライミングパンツのようなストレッチ性がないのは残念ですが、膝部分は3Dパターンになっており、動きやすさもある程度は確保されていました。

【2,500円】 XShelter 暑熱ショートパンツ

X Shelter 暑熱ショートパンツ 正面

エックスシェルターのシャツやポロシャツとセットアップで着たいショートパンツも展開。

X Shelter 暑熱ショートパンツ サイドのベンチレーション

裾からウエスト近くまで大胆に開くベンチレーションがポイント。

X Shelter 暑熱ショートパンツ サイドのベンチレーションの透け感

透け感があり、全開放したらかなり涼しそうです。

エックスシェルター暑熱ショートパンツ 裾のスナップボタン

裾のスナップボタンを留めて、シルエットを変えて着こなしてもよし。

X Shelter 暑熱ショートパンツ ウエスト部分

ウエストはウェービングベルトでサイズ調整が可能。左側のジップ付きポケットのロゴの色の変化で、紫外線を確認できます。

X Shelter 暑熱ショートパンツ ポケット部分の通気機能ドットショット

両サイドに、ドットショット加工を施したポケットあり。

X Shelter 暑熱ショートパンツ ヒップポケット

ヒップにも両サイドにポケットがあります。

X Shelter 暑熱ショートパンツ 腰部分の通気機能ドットショットとベンチレーション

腰部分もドットショット加工で通気性を確保。さらに、ポケットの上にある等間隔の縫い目も通気口になっています。

X Shelter 暑熱ショートパンツ 腰部分の裏面

ウエストの後ろ側は、クライミングパンツ同様に、通気性の高いゴム仕様です。

【1,780円】 XShelter 暑熱ポンチョ

X Shelter 暑熱ポンチョ 正面

このポンチョもエックスシェルターのならではの機能が盛りだくさん。

X Shelter 暑熱ポンチョ 通気機能ドットショットを備えたフェイスガード

なんと、スナップボタンで収納可能なフェイスガードが付いているんです。

X Shelter 暑熱ポンチョ 袖を留められる仕様

肩からかけたバスタオルスタイルはもちろん、フロントと袖口のスナップボタンを留めればマントスタイルも可能。

X Shelter 暑熱ポンチョ フード&フェイスガード

フードをかぶって顔まわりもガード。さらにフェイスガードを付ければ無敵です。

X Shelter 暑熱ポンチョ フード&フェイスガード着用

シーンにあわせてマルチに使えて、海から山まで重宝しそう。左裾のロゴプリントが紫外線チェッカーになっています。

【980円】 XShelter 暑熱キャップ

X Shelter 暑熱キャップ

日差し対策に欠かせないキャップもエックスシェルターで揃えられます。

エックスシェルター暑熱キャップ ベンチレーション

頭部にドットショット加工のベンチレーションあり。

X Shelter 暑熱キャップ 内側おでこ部分の通気機能ドットショット

内側のおでこ部分もドットショット加工になっています。

X Shelter 暑熱キャップ 右サイドのロゴ

紫外線で色が変わるロゴプリント。

X Shelter 暑熱キャップ フィット感を調整するため後頭部の面ファスナー

サイズ調整は面ファスナーにて。

【1,280円】 XShelter 暑熱ハット

X Shelter 暑熱ハット

ハットにはベンチレーションやドットショット加工はなく、いたってシンプル。左側に色の変化で紫外線を確認できるロゴプリントがあります。あご紐は取り外し可能です。

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