COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む

ペラペラ50gの超軽量ウィンドシェルは、夏山登山の最小行動保温着なんです!(2ページ目)

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

続いてモンベル最軽量レインジャケットを試してみました!

モンベル バーサライトジャケット
撮影:ポンチョ

続いてテストしたのは、レインジャケットでありながら、重量はわずか143gという、2025年の新作、モンベル/バーサライト ジャケット Men’s(¥24,000)です。

表地にウィンドシェルでも使用される7デニール・バリスティック エアライト ナイロン・リップストップを採用し、レインウェアというよりも、ちょっと厚手のウィンドシェルといった印象。しかも今モデルからはスーパードライテックという独自素材の3レイヤーを採用し、20,000mm以上の耐水圧と50,000g/m²/24h以上の高い透湿性を装備

EXライト ウインド ジャケット、EXライト ウインド パーカと同じ、標高1800m、気温15℃、風速4~5mの山で着てみると……

薄手ながら、しっかり防風、保温するバーサライト

モンベル バーサライトジャケット
撮影:ポンチョ

バーサライト ジャケットは、レインウェアとしてはかなり薄い素材です。でもEXライトシリーズの極薄素材と比べると防水透湿素材のメンブレンや裏地分、厚手。それが、守られている安心感を生みます。

流れてきた雲の中に入り、冷気に包まれた時の体感は、ウィンドシェルよりも明らかに防寒性が高いんです。ひんやり感が軽い。

しかし登りで心拍数が上がると、汗が出てきて、湿度の高さ故にムレます。

そうなったら、脱げばよいのですが……。

モンベル バーサライトジャケット
撮影:ポンチョ

私のように暑がりで汗っかきでなければ、つまり寒がりな人、普段から体温が低めの人は、ウィンドシェルよりもこの軽量レインジャケットをウィンドシェルとして着てみるとよいでしょう。

ウィンドシェル同様に、フードの保温力、防風・防寒性が機能してくれます。フードのフィット感は、開口部と後頭部側にアジャスターが配された、このバーサライト ジャケットの方が、快適です。

モンベル バーサライトジャケット
撮影:ポンチョ

またバーサライト ジャケットは、レインウェアなので、全体的なフィット感はレイヤリングを前提にしたものになっています。だから、中間着を合わせても、上画像の通りにジャストフィット。

動きにくさは、まったくありませんでした。

でも、やっぱり、ちょっと暑い……です。

春~秋の山で積極的に活用したいのは?

極薄ジャケット
撮影:ポンチョ(右から①②③)

山でのテストを終えて、極薄レインウェア、極薄ウィンドシェルのよさ、違いがわかりました。結論は以下です。

①フードなしのEXライト ウインド ジャケット(画像右)

デイハイク中心で、薄手の中間着に軽く保温性をプラスしたい時に機能。風は5m以下、気温10度以上で、ちょっと冷えるなという状況を改善。トレイルランニングでも、休憩時に冷えを防ぐために着用。

②フードありのEXライト ウインド パーカ(画像中央)

テント泊縦走やファストハイク等、気温、心拍数の変化が大きな登山をする人向き。夏の高山から春秋の低山まで、最小の重量で、十分な保温力を発揮。レイヤリング次第ではありますが、気温5~20℃で、強めの風に吹かれても行動中のあたたかさを持続する汎用性は随一。

③レインジャケットのバーサライト ジャケット(画像左)

寒がりで、ゆっくりと登山をする人、ウィンドシェルがどれだけ軽くても重量増を避けたい人向き。気温が0~10℃以下での寒さ対策として、中間着を合わせて着るのが最適です。

以上は、暑がりな私の体感から導き出した基準です。

極薄ジャケット
撮影:ポンチョ

やはり山ではフードありのEXライト ウインド パーカが幅広いシーンで使えそうです。フードなしのジャケットタイプも、最小最軽量な保温着として機能します。しかしその場合、追加で保温帽子を装備するならば、最初からフードありのEXライト ウインド パーカを装備、着用する方が、トータルの重量は少なくて済みます。

レインジャケットのバーサライト ジャケットは、気温が低めの季節の万能ウェアだと思えました。

今回テストしたアイテムはこちら

    モンベル EXライト ウインド ジャケット Men's

    素材7デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ[はっ水加工]
    平均重量45g
    サイズS、M、L、XL
    収納サイズ11×7×4cm

    ▼ウィメンズモデルはこちら

      モンベル EXライト ウインド パーカ

      素材7デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ[はっ水加工]
      平均重量56g
      サイズXS、S、M、L、XL (男女兼用)
      収納サイズ11.5×8×4.5cm

        モンベル バーサライト ジャケット Men's

        素材スーパー ドライテック®3レイヤー[表:7デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ]
        平均重量143g
        サイズS、M、L、XL
        収納サイズ7×7×11cm

        ▼ウィメンズモデルはこちら

        オススメウィンドシェルはこちら

        最後にモンベル以外のウィンドシェルのオススメを紹介しましょう。

        同じく50g!超軽量ウィンドシェルのオススメ

        モンベルのEXライト ウインド ジャケット同等のスペック、性能を誇る極薄ジャケットが、ザ・ノース・フェイスにもあります!

          ザ・ノース・フェイス フライトインパルスジャケット(メンズ)

          重量約50g(Lサイズ)

          超薄手の生地で継ぎ目を最小限にしたパターン設計を追求し軽量化。

          超薄手ながらしっかりと風や冷えを防いでくれる。

          重量:約50g(Lサイズ)

           

          超薄手の生地で継ぎ目を最小限にしたパターン設計を追求し軽量化。超薄手ながらしっかりと風や冷えを防いでくれます。

          汎用性の高さが◎フード付きウィンドシェルのオススメ

          EXライト ウインド パーカほど軽量ではないものの、フード付きで幅広いシーンで活躍する軽量ウィンドシェルのオススメはこちら。

          ライト&ファストの山岳アクティビティのために開発されたウィンドシェル。軽量ながらチェストポケットが付属し、フードはヘルメットの上からもかぶれる仕様になっています。

            ティートンブロス ウインドリバーフーディ(メンズ)

            重量100g(Mサイズ)

            同社の定番ウィンドシェルが、軽さとストレッチ性を纏ってアップデート。

            生地裏面は凸凹として汗をかいても肌離れのよいもの。

            重量:100g(Mサイズ)

            同社の定番ウィンドシェルが、軽さとストレッチ性を纏ってアップデート。生地裏面は凸凹として汗をかいても肌離れのよいものを採用。

              ラブ バイタルフーディー(メンズ)

              重量130g(Mサイズ)

              耐久性の高いHyperliteウインドシェルフーディー。

              過酷な山行でも対応できる耐候性と防風性、軽量性を併せ持ったウインドシェル。

              重量:130g(M)

              過酷な山行でも対応できる耐候性と防風性、軽量性を併せ持ったウインドシェル。ベンチレーション用のフロントスナップボタンが付いています。

              それでは皆さん、よい山を~~~!

              2 / 2ページ