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パーゴワークス Wフェイスポーチ

パーゴワークス「W-FACE POUCH2」をサコッシュ仕様にカスタムしてみたら、使い心地抜群のオンリーワンに!

1+1=2ではなく、3や4になることがあります。それは大抵の場合、自分の中だけで考えていてはできなくて、自分以外の誰かとの化学反応によって起きます。

パーゴワークスの「Wフェイスポーチ2」という2ルーム構造のユーザビリティに溢れたスタッフバッグをサコッシュにできると知人から教わった私は、道具好きの熱を上げて、軽さと使い勝手のよさを高める試行錯誤をしました。その経緯、できたサコッシュのレビューをお届けします!

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目次

アイキャッチ画像:ポンチョ

MYOG未満、既製品以上になるカスタムという楽しみ

カスタム
撮影:ポンチョ

シンデレラフィットという表現を知っているでしょうか?

軽量コンパクトなソロ用クッカー内に、煮炊きをするバーナーと燃料、食事に使う箸やスプーン等のカトラリーを、フタが浮くことなく、ピッタリと収納できた状態を“シンデレラフィット”と呼びます。ただフィットさせただけでなく、自分好みのアイデアをセットにする楽しみがあります。

こうした市販品を組み合わせて自分好みに仕立てることは、もっとも手軽なカスタムです。

自作=MYOGよりも手間がかからず簡単。市販品をそのまま使うよりも満足度が高くなるでしょう。オンリーワンを手にできる方法でもあり、登山においては道具を知り、学び、探求するきっかけをつくってくれます。

パーゴワークスの「Wフェイスポーチ2」がまさに、私にとってのそれでした。

2ルーム構造の小分け収納性に長けたポーチ

パーゴワークス Wフェイスポーチ
撮影:ポンチョ

個性的なデザイン、実用性を究めたアイデアを盛り込んだ道具で人気のパーゴワークスのスタッフバッグ「Wフェイスポーチ2」。このポーチは、収納物の視認性がよいメッシュと軽量なナイロンのコンパートメントに分かれた、2ルーム構造が特長です。

汚れや濡れを防ぐナイロン側に着替え、ニオイのこもらないメッシュ側に脱いだウエアを、または食べる前のフリーズドライフードを中身が見えるメッシュ側、封を切った包装等をナイロン側へ収納。つまり使用前使用後のアイテムをひとつの袋で分けて収納できる、ありそうでない、パーゴワークスらしさが詰まった便利アイテムです。

以前にあったビフォア&アフターというスタッフバッグの進化形として2019年に登場。ジッパーを備えたWフェイスポーチ以外にも、巾着タイプのWフェイススタッフバッグがラインナップされています。

パーゴワークス Wフェイスポーチ
撮影:ポンチョ

このWフェイスポーチは、その名の通りのポーチ的形状とジッパー開閉の使い勝手から、小物収納のオーガナイザーとして使うのが正解だろうと思った私は、手に入れてからしばらくファーストエイド&エマージェンシーキットに活用していました。

大きめのアイテムと小さめのアイテム、またはよく使うものと、たまにしか使わないものとで分けて収納すると、これが想像以上に使い勝手がよいんです。収納したモノの「あれ、どこいった!?」が、ほぼ解消されました。

このループはなんのためにあるんだろう?

撮影:ポンチョ

それから数年後。自らスタッフバッグやハイキングスカート等の山小物を自作するMYOG好きの知人と登山を一緒にした時、ずっと疑問に思っていたことを尋ねてみました。

「Wフェイスポーチに付いている、このループってなんのために付いていると思う?」

すると知人は即座に「ポーチをサコッシュ的に使うためですよ!」と教えてくれました。

「!!!!!」となった私。径の小さなループだからと、ショルダーベルトを通す考えをまるで除外していました。細引きなら当たり前に通せるよね!とわかり、さらに当日装備していた同じくパーゴワークスのサコッシュである「スイッチM」を観察して考えました。

パーゴワークス スイッチM
撮影:ポンチョ(パーゴワークス / スイッチM)

スイッチは、本体のバッグ部分とショルダーベルトを、オリジナルのアクセサリーカラビナで連結しています。このカラビナからショルダーベルトを外せば、本体バッグを、チェストバッグやバックパックのアウターポケットとして使えるようになっています。

「そうか!スイッチと同じようにカラビナで本体とショルダーベルトを連結させれば、着脱が簡単。Wフェイスポーチを、そのままポーチとして、ショルダーベルトをセットしてサコッシュして、状況に応じて使い分けられるようになるぞ!!」という、アイデアを思い付きました。

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