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モンベルのレインウェア、どこが違う?シーン別おすすめモデルはこれだ!

モンベルのレインウェア、どこが違う?シーン別おすすめモデルはこれ!

登山ではレインウェアは必須ですが、何を買おうかと迷っているなら、モンベルのレインウェアがおすすめ。確かな品質と豊富なラインナップが魅力ですが、人気のストームクルーザージャケットをはじめ種類が多く、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いでしょう。

そこで今回は、モンベルのレインウェアの違いと、最適な登山シーンを紹介。きっとあなたにぴったりのモデルが見つかりますよ!

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

違いはここ!モンベルのレインウェアを知る3つのポイント

レインウェアを着て歩く人
撮影:筆者

たくさん種類があって迷いやすいモンベルのレインウェア。どれが自分にピッタリなのか判断しにくいかもしれませんが、それぞれのスペックやモデルの特性を確認すれば、自然と自分に最適なシーンが見えてきます。

各モデルの違いや適したシーンは以下の通り。なお、すべてのモデルが登山に十分な耐水圧(20,000mm以上)を備えているため、「耐水性」は比較対象から除外しています。

モデル透湿性軽量性強度適したシーン
ストームクルーザー★★★★★★★★★★★一般登山・縦走登山
テンペスト★★★★★★★★★一般登山・縦走登山
レイントレッカー★★★★★★★★★★一般登山・縦走登山(使用頻度が高い人向け)
トレントフライヤー★★★★★★★★★★★★スピードハイク、トレイルランニング
ピークシェル★★★★★★★★★★スピードハイク、トレイルランニング
バーサライト★★★★★★★★★★★★スピードハイク、トレイルランニング
コンバーチブル レイン★★★★★★★★暑い時期のスピードハイク、トレイルランニング
サンダーパス★★★★★★★★★ハイキング(使用頻度が高い人向け)
レインハイカー★★★★★★★★ハイキング(初心者向け)
パックラップ レイン★★★★★★★ハイキング、普段使い

まずは、各シーンに適した「透湿性」「軽量性」「強度」の考え方を解説していきます。

登山に対応する「透湿性」の高さ

透湿性の説明図
作成:筆者

レインウェアの最大の目的は、外からの雨の侵入を防ぐことです。しかし、体からは常に蒸気(汗や熱気)が発生しており、それを逃さないとレインウェアの内側が濡れてしまうことに。この内部の蒸れや濡れを軽減する役割を果たすのが「透湿性」です。

長時間の歩行や運動量の多い登山では、この透湿性が高さがとても重要。用途に合わせて、以下の透湿性を目安に選んでみましょう。

ハイキングなど軽い登山であれば10000g/m²・24hrs以上、本格登山なら20000g/m²・24hrs以上、スピードハイクやトレイルランニングであれば、それ以上の高い透湿性がおすすめです。

※「g/m²・24hrs」は、生地1㎡あたり24時間で何gの水蒸気を透過できるかを表す単位です。

モンベルのレインウェアで使われている防水透湿素材は3種類。大きな違いは「透湿性」です。

防水透湿素材
ドライテックスーパードライテックゴアテックスファブリクス
透湿性能
(g/m²・24hrs)
8,000~20,00020,000~60,00020,000以上
使用モデルコンバーチブル レイン
サンダーパス
レインハイカー
パックラップ レイン
トレントフライヤー
バーサライト
ストームクルーザー
レイントレッカー
ピークシェル
テンペスト

素材ロゴ画像出典:mont-bell

ただし、生地の透湿性だけが蒸れ対策ではありません。ベンチレーション(換気機能)や半袖デザインなど、通気性を高める構造や工夫によって蒸れを逃がすモデルもあります。
そのため、デザインや機能面も選ぶ際の重要なポイントになります。

携行性を左右する「軽量性」

レインウェア携帯性
撮影:筆者

レインウェアは使用しない時間はほとんどバックパックの中に入れておくので、軽量コンパクトであることは重要なポイント。

できるだけ軽いモデルを選びたくなりますが、そのぶん生地の強度が犠牲になっていることもあるので注意が必要です。

よく使う・長く使うなら「強度」も考慮

雨に濡れるレインウェア
撮影:筆者

いくら優れたレインウェアでも、破れてしまっては意味がありません。また、長く使ううちに経年劣化で水漏れが起こることもあります。特に長時間雨の中を行動するなら、生地の強度は大切なポイント。

一方で、強度が高い生地は、軽さの面では劣る場合があります。軽量性はもちろん大切ですが、使用頻度が高い方や長く愛用した方は、強度とのバランスをしっかり確認することが大切です。

【シーン別】モンベルのおすすめレインウェア

ここからは登山シーンごとに、おすすめモデルを紹介します。

一般登山・縦走登山|性能のバランスを考慮

一般登山や縦走登山のように、長時間の行動や天候の変化が想定される場面では、耐久性・透湿性・軽量性の性能バランスを重視したレインウェアを選ぶのが理想的です。

▼レインジャケット

▼レインパンツ

レインジャケット

モンベル ストームクルーザー ジャケット Men's

素材 スーパー ドライテック®3レイヤー[表:30デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ]
透湿性 40,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 254g
収納サイズ 8 x 8 x 15cm

定番のフラッグシップモデル

定番のフラッグシップモデル

防水性、透湿性、耐久性など、レインウェアとしての性能がバランスよく備わった、モンベルのフラッグシップモデル。レインウェアの定番として、初心者からベテランまで幅広く支持されています。

▼ウィメンズモデルはこちら

モンベル テンペスト ジャケット Men's

素材 ゴアテックスファブリクス3レイヤー[表:20デニール・ナイロン・リップストップ]
透湿性 20,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 247g
収納サイズ 8 x 8 x 15cm

ベンチレーションを配した高機能モデル

ベンチレーションを配した高機能モデル

防水透湿素材にゴアテックファブリクスを採用し、脇下には蒸れを逃がすベンチレーションを搭載した高機能モデル。

バックパックと干渉しにくい位置に、便利な胸ポケットを2つ配置しています。

▼ウィメンズモデルはこちら

モンベル レイントレッカー ジャケット Men's

素材 ゴアテックスファブリクス3レイヤー[表:50デニール・ナイロン・リップストップ]
透湿性 20,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 301g
収納サイズ 8 x 8 x 17cm

耐久性に優れるモデル

耐久性に優れるモデル

頻繁に使っても安心な耐久性に優れたモデル。ややゆとりのあるシルエットで、厚手の中間着を重ねても窮屈さを感じにくいのが特徴です。

▼ウィメンズモデルはこちら

レインパンツ

モンベル スーパードライテック レインパンツ Men's

素材 スーパー ドライテック®3レイヤー[表:30デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ]
透湿性 40,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 194g
収納サイズ 7 x 7 x 12cm

性能バランスがいいレインパンツ

性能バランスがいいレインパンツ

防水性、透湿性、耐久性などの性能バランスに優れたレインパンツです。裏地には高密度ニットを採用しており、さらっとした履き心地が特徴。

サイドがフルオープンできる着脱簡単なフルジップタイプの展開もあります。

▼ウィメンズモデルはこちら

▼フルジップタイプ メンズモデルはこちら

▼フルジップタイプ ウィメンズモデルはこちら

モンベル GORE-TEX レインパンツ Men's

素材 ゴアテックスファブリクス3レイヤー[表:20デニール・ナイロン・リップストップ]
透湿性 20,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 178g
収納サイズ 7 x 7 x 12cm

ゴアテックスファブリクス採用モデル

ゴアテックスファブリクス採用モデル

ゴアテックスファブリクスの3レイヤーを採用し、耐久性・防水透湿性に優れたレインパンツです。

サイドがフルオープンできる、着脱簡単なフルジップタイプも用意されています。

▼ウィメンズモデルはこちら

▼フルジップタイプ メンズモデルはこちら

▼フルジップタイプ ウィメンズモデルはこちら

スピードハイク・トレイルランニング|透湿性・軽量性を重視

スピードを重視する登山シーンでは、高い透湿性に加え、軽量性や携行性に優れたモデルがおすすめです。

▼レインジャケット

▼レインパンツ

レインジャケット

モンベル トレントフライヤー ジャケット Men's

素材 スーパー ドライテック®3レイヤー[表:15デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ]
透湿性 50,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 186g
収納サイズ 7 x 7 x 15cm

透湿性の高い軽量コンパクトモデル

透湿性の高い軽量コンパクトモデル

汗の蒸れを効率よく外に逃がす、高い透湿性の「スーパー ドライテック」を採用。フロントジッパーには、車のライトなどを反射するリフレクターテープが配置しており、夜間の行動時も安心です。

▼ウィメンズモデルはこちら

モンベル ピークシェル ジャケット Men's

素材 ゴアテックスファブリクス3レイヤー[表:15デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ]
透湿性 20,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 185g
収納サイズ 7 x 7 x 15cm

運動量が多いシーンで活躍

運動量が多いシーンで活躍

脇に配置されたベンチレーションがウェア内の蒸れを効率よく放出。ゴアテックスファブリクスを採用しており、運動量の多いシーンで活躍するモデルです。

▼ウィメンズモデルはこちら

モンベル バーサライト ジャケット Men's

素材 スーパー ドライテック®3レイヤー[表:7デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ]
透湿性 50,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 143g
収納サイズ 7 x 7 x 11cm

モンベル・レインジャケット最軽量

モンベル・レインジャケット最軽量

極薄生地を使用した、モンベルのレインジャケットの中で最軽量のモデルです。軽さを最優先したい方におすすめ。

▼ウィメンズモデルはこちら

モンベル コンバーチブル レイン ジャケット Unisex

素材 ドライテック®3レイヤー[表:15デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ]
透湿性 15,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 243g
収納サイズ 7×7×14cm

半袖にできるレインジャケット

半袖にできるレインジャケット

ジッパーで袖部分を取り外せる、ユニークな仕様のレインジャケット。発汗量の多いスピードハイクなどに対応し、袖を調節できるので、寒暖差の大きいシーンでも活躍します。

ハーフタイプにできるパンツも別売りで用意されています。

レインパンツ

モンベル スーパードライテック U.L.レインパンツ Men's

素材 スーパー ドライテック®3レイヤー[表:7デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ]
透湿性 50,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 116g
収納サイズ 6 x 6 x 9cm

モンベル・レインパンツ最軽量モデル

モンベル・レインパンツ最軽量モデル

スーパー ドライテックの表面に極薄生地を使用した、モンベルのレインパンツ最軽量モデルです。裏地には保水しにくい高密度ニットを採用しており、サラッとした履き心地も魅力。

▼ウィメンズモデルはこちら

モンベル コンバーチブルレイン パンツ Unisex

素材 ドライテック®3レイヤー[表:15デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ]
透湿性 15,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 252g
収納サイズ 7×7×14cm

ひざ下を取り外せるレインパンツ

ひざ下を取り外せるレインパンツ

ひざから下の部分を簡単に取り外すことで、ハーフパンツ形状にできます。スピードハイクなど発汗量の多いシーンの他、寒暖差のある季節の防寒調整にも使えます。

ハイキング・普段使いなど|リーズナブルなエントリーモデル

ハイキングや普段使いであれば、透湿性がやや低めのモデルでもOK。リーズナブルな価格帯も大きな魅力です。

▼レインジャケット

▼レインパンツ

レインジャケット

モンベル サンダーパス ジャケット Men's

素材 ドライテック®3レイヤー[表:50デニール・ナイロン・リップストップ]
透湿性 15,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 325g
収納サイズ 9×9×16cm

耐久性抜群。よく使う人に

耐久性抜群。よく使う人に

優れた強度の生地を使用した、耐久性の高いレインウェア。頻繁に登山をする方や、長く使い続けたい方におすすめです。

同じく耐久性に優れたレインパンツも別売りで用意されています。

▼ウィメンズモデルはこちら

モンベル レインハイカー ジャケット Men's

素材 ドライテック®2レイヤー[表:50デニール・ナイロン・リップストップ]
透湿性 8,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 252g
収納サイズ 8×8×14cm

初めてのレインウェアに最適

初めてのレインウェアに最適

初心者でも購入しやすい、入門用モデル。野鳥観察や普段使いなど、運動量が多くないシーンにもぴったり。

別売りのレインパンツも購入しやすい価格で用意されています。

▼ウィメンズモデルはこちら

モンベル パックラップ レインジャケット Unisex

素材 ドライテック®2レイヤー[表:50デニール・ナイロン・リップストップ]
透湿性 8,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 293g
収納サイズ 9 x 9 x 14cm

デイパックもカバーするレインジャケット

デイパックもカバーするレインジャケット

背中のマチを開くことで、デイパックを背負ったまま着用できるレインジャケット。ハイキングはもちろん、通勤や通学にも便利です。

レインパンツ

モンベル サンダーパス パンツ Men's

素材 ドライテック®3レイヤー[表:50デニール・ナイロン・リップストップ]
透湿性 15,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 242g
収納サイズ 8×8×15cm

耐久性抜群。よく使う人に

耐久性抜群。よく使う人に

優れた強度の生地を使用した、耐久性の高いレインパンツ。頻繁に登山をする方や、長く使い続けたい方におすすめです。

▼ウィメンズモデルはこちら

モンベル レインハイカー パンツ Men's

素材 ドライテック®2レイヤー[表:50デニール・ナイロン・リップストップ]
透湿性 8,000g/m²・24hrs
耐水圧 20,000mm以上
平均重量 196g
収納サイズ 8×8×13cm

初めてのレインウェアに最適

初めてのレインウェアに最適

初心者でも購入しやすい、入門用モデル。野鳥観察や普段使いなど、運動量が多くないシーンにもぴったり。

▼ウィメンズモデルはこちら

幅広い登山シーンをカバーするモンベルのレインウェア

モンベルのトレントフライヤージャケット
撮影:筆者

モンベルの登山ウェアは幅広いニーズに対応できるラインナップが魅力ですが、それはレインウェアも同じ。日帰り登山や縦走登山、スピードハイクやトレイルランニングなど、さまざまなシーンで快適かつ安全に行動できるよう工夫されていることがおわかりいただけたと思います。

今回紹介した登山シーン別のおすすめモデルを参考にレインウェアを選べば、きっとあなたにぴったりの一着が見つかるはずです。ぜひモンベルのレインウェアで、快適で安全な登山を!

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