スポーツタイツは登山で大活躍!…でも夏は暑い
最近、スポーツタイツを履いている登山者が多くなりました。僕も10年以上前、ヒザを故障して以来、タイツは欠かせません。着用依頼、大きな故障は無く、足の疲労も軽減されました。でも、一番の悩みが夏の暑さ。僕のベースは九州、標高が高い山でも夏はとってもツラい・・・。
涼しいタイツを発見!それが<Goldwin>の「C3fit インパクトブリーズロングタイツ」
そこで、夏でも涼しいタイツを探していると見つけたのがGoldwinの「C3fit インパクトブリーズロングタイツ」です。この夏、履き始めてわかった、C3fitインパクトブリーズロングタイツの涼しさを紹介します。
夏専用!「C3fitインパクトブリーズロングタイツ」の特徴は?
Goldwinのスポーツタイツには、「サポートタイツ」と「コンプレッションタイツ」の2つのカテゴリーがあり、C3fitインパクトブリーズロングタイツは、ヒザなど故障しやすい部位の周りをサポートするサポートタイツのカテゴリー。
同じサポートタイツカテゴリーの中で、最もサポート力が高くオールシーズンタイプの「C3fitインパクトエアーロングタイツ」という製品がありますが、夏用に設計されたC3fitインパクトブリーズロングタイツとはどこが違うのでしょうか?
C3fitインパクトブリーズロングタイツ | C3fitインパクトエアーロングタイツ | |
素材 | <ニット部分>ナイロン68%、ポリウレタン32% <織物部分>ナイロン81%、ポリウレタン19% <メッシュ部分>ナイロン80%、ポリウレタン20% | <身頃>ナイロン68%、ポリウレタン32% <切替>ナイロン81%、ポリウレタン19% <メッシュ部分>ナイロン80%、ポリウレタン20% <ウエストゴム部分>ポリエステル91%、ポリウレタン9% |
原産国 | 日本 | 日本 |
サイズ | S、M、L、XL、BS、BM、BL | S、M、L、XL、BS、BM、BL |
カラー | ブラック | ブラック |
重量(メンズM) | 112g | 119g |
サポート部位 | 腰・前もも・ひざ・ふくらはぎ | 腰、腿、ハムストリングス(裏腿)、ヒザ、ふくらはぎ |
税込価格 | 13,200 | 14,850 |
通気性抜群!網目メッシュ素材を多用
インパクトブリーズの網目メッシュ素材は、見てすぐにわかるほど粗いメッシュ。向こうが透けてしまうほどです。
インパクトエアーも、サポート部位以外ではドライメッシュ素材を使用していますが目が細かい素材。メッシュの目が粗いのは一目瞭然。肌が見えています。
この通気性抜群の網目メッシュ素材を、熱がこもりやすい、「そけい部・おしり・後もも」に配置しているため、暑い季節でも快適に過ごせます。
スムーズに動作できる3D設計
インパクトブリーズ・インパクトエアーどちらも、C3fit独自の立体裁断設計(3D設計)を採用。ヒザ裏の生地の溜まりが軽減され、動きがスムーズです。
腰・ヒザ・前太もも・ふくらはぎをサポート
C3fitインパクトブリーズロングタイツのサポート部位は腰・ヒザ・前太もも・ふくらはぎ。登山時にダメージを受けやすい部分をカバーしています。
一方C3fitインパクトエアーロングタイツは、これに加えランニングで重要なハムストリングスのサポート機能があります。ハムストリングスの部分である太ももの内側から裏側にかけては、特に熱がこもる部分。ここを網目メッシュにすることでサポート部位が減りますが、放熱を高めています。
Goldwinロングタイツの中で最軽量の112g
網目メッシュを多用しているため、非常に軽量。長時間着用する登山では、軽量性は必須。軽量性は快適性、運動性にもつながる重要なポイントです。
僕が「C3fitインパクトブリーズロングタイツ」を選んだ理由

涼しいサポートタイツを探していると、候補として挙がったのは、ほかに2つ。
■ワコール CW-X クール
サポートタイツのもう一つの人気ブランド「CW-X」。この「クール」は、サポート機能はほとんど同じですが、網目メッシュがおしりと股の部分のみ。インパクトブリーズは裏ふとももの部分も網目メッシュなので、通気性としてはインパクトブリーズのほうが上だと判断しました。
■C3fitインパクトエアー3/4タイツ
通年で使用できるインパクトエアーがヒザの下まで、ふくらはぎ部分が無い7分丈タイプ。たしかに、この部分が無ければ涼しそうですが、ハーフパンツを履くとヒザから下の肌が露出してしまい、山ではあまり肌を露出したくない僕には無理と思いました。当然、ふくらはぎサポートが無いこともネックでした。
つまり、「できるだけ涼しく」「インパクトエアーロングタイツに近いサポート性や機能性」を求めたら、このインパクトブリーズロングタイツにたどり着いたということです。
とにかく風がよく通る!C3fitインパクトブリーズロングタイツ
実際に夏山で使ってみたら、本当に涼しい!汗ダラダラだった昨年までがウソみたいに快適に登山できました。
涼しさの他に、大切なサポート性や着脱性、気になるポイントをレビューします。
全然違う網目メッシュの通気性
僕が初めてC3fitインパクトブリーズロングタイツを履いたのは初夏。風が抜ける山頂では、正直、寒くて失敗したと思いました。それぐらい通気性がいい網目メッシュ。真夏でも山では寒さ対策として、ハーフにもロングにもできるコンバーチブルタイプのパンツを用意したほうが無難です。
サポート部分が少なくなったので着脱は楽に 運動性は向上
インパクトエアーは着脱が大変。座らないととても脱げませんが、インパクトブリーズは、ハムストリングスのサポート部が網目メッシュになって伸びやすいので、インパクトエアーほど着脱に苦労しません。
おしりから太もも裏の生地が良く伸びます。ここが良く伸びると、足を上げるのがスムーズ。ここが軽快になるだけで、全体の運動性が向上したように感じます。
登山で使う部位はしっかりサポート
登山中、体を支え続け前かがみになる身体を支えるのが腰、下山で一番負担が来るのがヒザ。インパクトブリーズは、どちらもしっかりサポートしています。実際、そのあたりのサポート感は、インパクトエアーと変わりませんでした。下山時のヒザの痛みもほとんどなし。登山でのサポート性能は問題無いでしょう。
但し、ハムストリングスを含め太ももに負担がかかるトレイルランニングは要注意。ハムストリングスのサポート性が無いことは考慮する必要性がありそうです。
透け具合は気にする必要なし ただしパンツは必須

ただし、上の画像のように尻の部分も透けており、下着が見えてしまいます。したがって、上に履くパンツは必須。登山の場合は、ハーフやロングのパンツを履くので問題ありませんね。
ちょっと注意!UVカットは網目メッシュ部分以外
C3fitインパクトブリーズロングタイツの素材はUVカット。しかし、網目メッシュ部分は当然ですが紫外線を通しますので、何もしないと網目メッシュ部のみ日焼けすることに。気になる人は、日焼け止めクリームなど、UVケアを忘れずに。
夏山ではもう手放せない
昨年までの僕は、夏は暑いので登山はお休みでした。しかし、この「C3fitインパクトブリーズロングタイツ+ハーフパンツ」と言う組み合わせを知った今年は、ガシガシ夏山を満喫しています。本当に買ってよかったとしみじみ思わせるアイテムで、まさに夏山の救世主!
もし、僕と同じように、暑くて夏の登山を敬遠していたなら、ぜひ、この涼しさを体験してみてください。きっと、夏山では手放せなくなりますよ。
Goldwin C3fitインパクトブリーズロングタイツ 公式HP