いま高尾がアツい!謎の赤い集団が語る「”登るだけ”じゃない高尾の楽しみ”カタ”」とは

2021/05/14 更新

手軽に登れる山として有名な東京都・高尾山。今、高尾エリアを中心に新たに魅力を発見するプロジェクト「タカオのカタヲ」が熱いんです。高尾だからできる過ごし方をプロジェクトのメンバーにとことんインタビュー。そして2021年夏に高尾山口駅にオープンする宿泊施設タカオネについてもお伺いします。今すぐ高尾に行きたくなる情報満載のインタビューをお届けします。

その高尾のイメージ、古いかも…?

出典:PIXTA
”東京の裏山”こと高尾山。
新宿から高尾山口駅まで京王線で最短46分で行ける上に、ケーブルカーやリフトもあり、これぞ日本屈指の手軽に行ける山のひとつと言えるでしょう。
さらに2020年には文化庁が認定する日本遺産としても登録され、今日も多くの登山客で賑わっています。

加えて周辺エリアには喫茶店などの飲食店も集い、独特の文化圏を形成していたり、
撮影協力:TAKAO COFFEE
街の端々には里山を彷彿させるような自然豊かな情景が残っていたり、

東京都民をはじめ、関東圏の人々を癒やすステキなエリアです。

……が!
午後2時〜3時、駅前で耳を澄ませてみると「もう下山したし、帰ろっか〜」という登山客の声が聞こえてくるのです。
高尾の駅前 そう、まだまだ高尾山は”登山”というイメージが強く、下山後すぐに帰ってしまう方も多いのが事実。「高尾=高尾山=登るだけ」と思っている人も多いのではないでしょうか。

 

 

\ちょっと待ったぁ〜!/
ずんずん……
ずんずんずん!
突如現れた謎の赤い服の3人組。そういえば…さっきから様々な高尾の場所で、この赤いジャンパーを見かけた気がします。

「タカオの楽しみ方、それだけではないんです!」

高尾エリアの楽しみ”カタ”を発掘する編集部

我々の前に突然現れたこの赤い3人組。その名も「タカオのカタヲ編集部」。高尾エリアの新しいことを発見する編集部のみなさんなんだとか。

編集部員01:ジュウカワさん
インドアカルチャーが好き。登山道の入口から坂道を見上げると、ちょっぴり(だいぶ)気が重くなるけど、高尾大好き。

編集部員02:スエマツさん
もともと山が大好き!今も毎日のように高尾周辺の山々を登ったり走ったりしています。

編集部員03:サカネさん
サンバダンサーで踊るのも体を動かすのも好きですが、登山は…初心者です。

サカネさん
私たちは「タカオのカタヲ編集部」。
高尾山の新しい楽しみ方(カタ)を発見し届けることで、高尾山の新たな関係を提案するコミュニティメディアを作っています。


──ほう、タカオのカタヲ。呪文みたいな名前ですね。

サカネさん
高尾の遊びカタ・食べカタ・歩きカタ……といったように、いろいろな楽しみ”カタ”をお届けしたいという思いから名付けました。

──「高尾の(楽しみ)方を(届ける)」という意味で「タカオのカタヲ」。 なるほど、納得です。

高尾エリアの楽しみ方を掘って掘って掘りまくっているタカオのカタヲ編集部3人。今回はこの3人に”最新の高尾の魅力”を教えてもらいます!

地ビールから陶芸まで、編集部員が体を張って突撃取材!

──このメンバーで具体的にはどんな活動をされているんですか?
サカネさん
いま高尾山で動いている面白いヒトやモノ、コトを取材して記事として発信する活動をしています。

スエマツさん
例えば、高尾発のクラフトビール「高尾ビール」のタップルームにお邪魔して、代表・池田さんのお話をとことんお伺いしたり……。


提供:タカオのカタヲ(画像をクリックすると実際に記事が読めます)
サカネさん
八王子市内を拠点に活動するクリエイター集団「FARMART」さんに連れて行ってもらって、陣馬山の麓でお茶碗を作ったり……。



提供:タカオのカタヲ(画像をクリックすると実際に記事が読めます)
サカネさん
高尾って本当に色々な活動をされている方がいるんですよ。
なのでいつもこの3人で体当たり取材をしております。

──どんなことでも、実際に全て体験しながら魅力を伝えているっていうのが素敵ですね。

”とてつもない温かさ”が高尾にはあった

──高尾への思いが強いように感じるみなさんなのですが、そもそも高尾とはどういった出会いだったのでしょう?
ジュウカワさん
僕は八王子の出身なので、小学生のとき遠足へ行くとなったら高尾山というほど身近な場所でした。

そして今は仕事でも高尾エリアに携わり、プライベートでも高尾ビールのタップルームの常連になるほどどっぷり高尾漬けです。

スエマツさん
僕は移住組なんです。静岡の山の多い地域から高尾に引っ越してきました。

この地域は街と山がグラデーションのように溶け合っていて魅力的なんです。

サカネさん
私は”とある”プロジェクトによって高尾エリアと出会いました。

普段は全然登山もしないのですが、高尾に来てはじめてちゃんと登りまして。初心者でも十分に楽しめたのですが、”登る”以外の楽しみがもっとあったらいいなぁと思って、
そこから色んな高尾の過ごし方を探そうと

──境遇の違うお三方が、高尾にまつわる方々を巻き込みながら新しい発見をしているんですね。
サカネさん
高尾で活動されている方や高尾にご縁がある方たちを、私たちは「タカオのオカタさん」と呼んでいます。
編集部でオカタさん情報を集めて、この人にはどんな企画がぴったりかや、どんな企画であればこの人の魅力を発信できるかなどを練り上げて。

スエマツさん
ありがたいことに、取材を重ねるごとにどんどんご縁が繋がっていくんですよ。次の取材先に行けば、「ああ、○○さんが取材されていたところでしょ?」と次の取材先を紹介してくれたり。
地域のネットワークが濃密なんです。だから話がトントンと進む。

サカネさん
オカタさんから見れば、私たちは新参者。
だけどこうして協力してくださるのは、きっとこの地域を盛り上げていきたいという気持ちが一緒だからじゃないかなと思うんです。


──取材を続ける中で、新たに見えてきた高尾エリアの魅力はありましたか?

サカネさん
言葉にするとありきたりなんですけど……人がとてつもなくあったかいな、というのを常々感じています。
ちょっとしたお願いも快諾してくださったり、逆に企画を提案してくださったり。

編集部の活動をはじめるまでは、ただ山のある場所というイメージしかなかった高尾が、オカタさんの顔を知っていくことで営みの息づいた街になりました。
ちなみに今週末もプライベートで高尾です(笑)

ジュウカワさん
印象的だったのは、薬王院の方から
「高尾は1200年続く、信仰の山でもあり、写経や滝行など、今風に言えば”整う”コンテンツもある。お寺の修行や歴史を若い方にも気軽に体験してもいたい」
と伺い、ここは文化的にも懐が深くて引き出しの多い山なんだと再認識しました。

スエマツさん
僕はこのエリアの包容力の高さが好きです。本格的な山岳地域の生き方でもなく、都市部のビジネス中心な生き方でもなく、すべてのバランスが丁度いいんです。
なんていうか、遊び方にも営み方にも一種の説教臭さがないんですよね。「気持ち良いからこうしてるんだ〜」みたいな、気の抜けた感じが良いなと思うんです。

この夏、高尾がますます面白くなる予感

──というお三方。実はタカオのカタヲ編集部メンバーは、「高尾の様々な楽しみカタを堪能できる拠点づくりプロジェクト」のメンバーでもあるのです。

スエマツさん
ふふふ。それが2021年7月17日に高尾山口駅前にオープンする「タカオネ」というホテルのプロジェクトなんです!

提供:京王電鉄
サカネさん
ホテルと言っても、ただ泊まるだけではなく、タカオネで過ごすことによって高尾の楽しみ方が広がるような、そういう拠点になることを目指しているんです。

スエマツさん
例えば仕事終わりに高尾に来て、ナイトハイクをしたあと、タカオネの中庭で焚き火をしながらぼーっとしたり。
翌朝は朝食をもってタカオネの裏山に登り、山の中で朝ごはん。なんて過ごし方もできるんですよ。

提供:京王電鉄
──まさに、”登るだけ”でも、”泊まるだけ”でもない楽しみ方ですね。

スエマツさん
そうなんです。だから「旅行の滞在先のホテル」というよりも、キャンプのように「滞在する時間自体が体験になる」みたいな場所なのかなと。
アウトドアといってもガチガチの登山じゃなく、ただ自然の中でぼーっと気持ち良く過ごすみたいな。


ジュウカワさん
タカオネの作りたい空間のイメージとしては休みの日の代々木公園が近いですかね。
子どもは自由に走り回って、お父さんはビールを飲んで、お母さんは青空ヨガを体験する……。みんな自由な過ごし方をしているじゃないですか。
あの自由な空間を高尾にも作りたいなと思いまして。

サカネさん
だからこそ”カタ”なんです。タカオネでは来た人の数だけ過ごし方があります。
宿が用意したアクティビティプログラムを受動的に楽しむのではなく、自分ならではの過ごし方を見つけていただきたいです。そのためのお手伝いをするのがタカオネの役目だと思っています。

タカオネや高尾で過ごす時間をより充実したものにしていただけるよう、私たちはタカオネがオープンするずっと前から編集部として「高尾の楽しみカタ」を発掘・お届けしているんです。

編集部員特選!これがニュー”過ごし方”

──ますます面白くなる高尾エリアですが、今改めて「ここだけは行ってみてほしい!見てみてほしい!」という高尾のモノ・コトを教えてください!
高尾からの朝日
提供:タカオのカタヲ編集部
スエマツさん
僕のおすすめは「朝日」ですかね。
タカオネの裏手から15分くらいで登れる裏山があるんですが、そこから見える朝日は絶景です。「こんなすごいもんが毎日出てんの?」みたいな(笑)。
高尾エリアから朝日を見るという文化をもっと発信したいなと思うんです。とりあえずみなさんに見ていただきたいです!

提供:タカオのカタヲ編集部
ジュウカワさん
僕のおすすめはやっぱり高尾ビール。高尾ビールって現状八王子市内の酒販店でしか売ってなくて、都心では買えないんですよ。
だから高尾のタップルームか、地元の酒屋に行くしかないんです。その特別感がいいんだよなぁ。

タップルームは毎週末の午後2時にオープンしますが、開店すぐは下山客で賑わうので夕方頃なら入りやすいかと思いますよ。まあ僕は我慢できず2時からいるんですけどね(笑)

提供:タカオのカタヲ編集部
サカネさん
私、密かに「高尾の天狗が付いているおやつは何でもおいしいんじゃないか説」を唱えているんですよ。
高尾山名物の「天狗焼き」はビックリし過ぎて二度見してしまうくらいおいしいし、駅に隣接するパン屋・一言堂の高尾きなこクリームパンは中のザラメの食感がたまらない。どちらも天狗がモチーフになっているんです。

天狗パワー、侮れない…。もう、来た人みんな食べてみてほしい!

──そう聞いてしまうと、早朝は朝日を見て、日中とことんスイーツを味わいながらハイキングをして、夜は高尾ビールでプシュッとしたくなっちゃいます。これがニュー”過ごし方”、なんですね。

加速する東京の裏山から目が離せない

撮影:YAMAHACK編集部
タカオのカタヲ編集部の3人から高尾エリアの今をお伺いする中で、印象的だったのがあくまでも「魅力を発掘する」姿勢に徹していたこと。さらに、自分たちだけではなく高尾周辺で活動されている通称「オカタさん」と一緒になってエリアを盛り上げているということ。
実際に取材に協力してくれた高尾ビールの池田さんもこうお話してくれました。
池田さん
高尾は都市と自然のグラデーションが心地よいエリア。
僕は高尾ビールとして山に登って喉が渇いた人に、フレッシュなビールを供給し続けられればと思って活動しています。

タカオのカタヲは特に山好きには見えない集団ですが、ビール好きなことは確か。高尾の魅力を大いに発信してくれることを期待しています。



サカネさん
高尾にはすでに魅力的な営みや活動がたくさん眠っているんです。それを私たちは新しい切り口で発掘したり、再発見しているに過ぎません。

スエマツさん
新しく作るんじゃなくて、今あるものを地元の方と一緒に盛り上げて、発信していく。
高尾を訪れる色んな人に情報を届けたいですが、同時に地元の方が「こんなにステキな地域なんだ」と、自身の住まう高尾をもっと好きになってくれたらいいなと願っています。


「下山したらやることがない」?
「手軽に登れてしまうから飽きちゃった」?

いやいや、高尾エリアはもっとディープなんです。タカオのカタヲを見ると、あなたの高尾での過ごし方の幅がぐっと広がるかも。
ちょっと確かめに、次のお休みはふらっと高尾まで出かけてみませんか。

タカオのカタヲ


高尾山の新しい楽しみ方{カタ}を作り届けることで、高尾山との新たな関係を提案するコミュニティメディア。

高尾山で”今”動いている面白いひとやもの・ことを発見・発掘・発信していくことで、多種多様なカタを生み出し、思いもよらないタカオの魅力を通し、人と人と高尾山をつないでいます。

タカオのカタヲ

高尾山口駅前 体験型ホテル「タカオネ」 7/17OPEN

提供:京王電鉄
高尾山エリアの価値向上へとつながる「ホテル」「飲食」「アクティビティの拠点」となる施設。高尾山は手軽に登山を楽しむ山として多くの方に親しまれていますが、本施設では「日帰り登山」では味わえない「朝」「昼」「夜」そして「早朝」と様々な時間・風景・自然の楽しみ方を提供し、より一層高尾山エリアの魅力を広めることを目指します。
住所:東京都八王子市高尾町2264-1
タカオネ予約サイトにて、宿泊予約受付中。
タカオネ予約サイト

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大城 実結

街を抜け出して、バックパックとともに野山を駆け回るタイプのライター。ライフワークは静かな焚き火とひとり酒。

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