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ミレー 機能性Tシャツ

コットンが山で着れる?!綿素材ASA(アーサ)を使ったミレーの機能性Tシャツが快適すぎる

コットンの肌触りって気持ちいいですよね。でも吸水性が高くて乾きにくいため登山での使用はNGと言われています。そんな中、登山ブランド<ミレー>からコットン素材の機能Tシャツが登場しているのを発見!実際にその実力を試してみました。果たしてコットンを山で使うことができるのでしょうか…?

目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

速乾性はわかるけど、やっぱりコットンの着心地が好き

ドライTシャツ

撮影:筆者

汗をかいても乾きやすいポリエステル素材のドライTシャツは、登山用インナーの定番!速乾性に優れているため、登山において最適な素材です。

ドライTシャツの気になるところ

作成:筆者

でもドライTシャツって独特な着心地がして、「ちょっと気になるなー…」なんて思ったことはありませんか?

着心地の良い素材と言えばコレ!

コットン

出典:PIXTA

それに対し「コットン(綿)」といえば、柔らかく暖かみのある風合いをイメージしますよね。しかし汗や雨で濡れてしまうと乾きが遅く、体が冷えてしまうため、基本的に登山での使用はNG


とは言っても、あの優しい肌触りは捨てがたい。「なんとか登山で使えないものか?」と考えていたところ、なにやら気になるアイテムを発見しました。

柔らかい肌触りにうっとり!コットン加工素材ASA(アーサ)とは?

M ロゴ ASA Tシャツ

提供:MILLET

フランスの登山ブランド<MILLET(ミレー)>から2020年春夏シーズンに登場した「M ロゴ ASA Tシャツ(以下、ASA Tシャツ)」。コットン加工素材「ASA®︎(アーサ)」を用いた、コットン50%・ポリエステル50%のハイブリッドTシャツです。

ASAの説明

M ロゴ ASA Tシャツ 構造

作成:筆者(素材のイメージ図)

赤ちゃんの服にもよく使われている、無撚繊維(むねんせんい)という生地を柔らかくする製法を使用。図のようにその繊維を平行に何本もまとめて別の繊維で束ねることで、空気を含んだ隙間が生まれます。これにより通常のコットンと比べて、水分を素早く吸い取る吸水性衣類内で蒸れにくい通気性に優れているのが特徴。

とは言っても「山で使えるの?」というのが正直なところ。そこで実際に山で着用してみました!

【結論】まるで普段着。超柔らかな着心地で不快感ゼロ

M ロゴ ASA Tシャツ 着用例

撮影:筆者(Mサイズ着用:169cm)

9月下旬の標高約1,600mの低山やキャンプ場などで着用。結果として、登山では使用シーンを選ぶ必要があるものの、普段着感覚で着られるストレスフリーなアウトドアウェアだということがわかりました。

特に印象的だったのは以下の2つ。

・ふんわりとした「着心地」
・濡れてもべったり張り付かない「吸水性」

細かくそれぞれのポイントを見ていきましょう。

コットンらしい柔らかな着心地がたまらない!

M ロゴ ASA Tシャツ 着用イメージ

撮影:筆者

さすがコットン!ルームウェアのようにストレスフリーでアウトドアを楽しめました。普段と変わらないサイズをチョイスしましたが、程よくゆったりしているのでクライミングのような腕を曲げ伸ばしする動きでも、肩が突っ張るような不快感はありません。

M ロゴ ASA Tシャツ ザックを背負って着用

撮影:筆者

触り心地は手ぬぐいのようなザラつきがあるものの、着用感はとてもマイルド。コットンとポリエステルの混紡素材ですが、よりコットンに近い自然な風合いを感じます。

長時間着ていてもストレスがないのがうれしいポイントです。

汗で張り付くことなくサラッと快適!

M ロゴ ASA Tシャツ 汗

撮影:筆者(わかりにくいですがTシャツはビッショリ濡れています)

汗で濡れてもサラッとした着心地が持続しました。汗をかいた状態を検証するため、往復3時間の登山であえてフリーズを着用。
山頂に着いた頃にはTシャツはビッショリでしたが、肌に張り付くような不快感はありませんでした。

襟と脇には消臭デオドラントテープが使用されているので、汗のニオイが気になりにくいのも◎
M ロゴ ASA Tシャツ 生地

撮影:筆者

またASA素材は濡れた水分を外へと拡散する機能もあるため、通気性にも優れています。着用中も空気が抜けるような涼しさを感じ、真夏のクールTシャツとしても活躍できそうです。

ただちょっと気になることも…

M ロゴ ASA Tシャツ 着用した人
撮影:筆者

普段着のように快適でサラリと着れる「ASA Tシャツ」。ただ、ちょっと気になるポイントもありました。

M ロゴ ASA Tシャツ 速乾性比較

撮影:筆者

それは速乾性はそこまで高くないということ。「ASA Tシャツ(綿50%、ポリ50%)」「ドライTシャツ(ポリエステル100%)」「コットンTシャツ(綿100%)」を同時に干し、どれくらいの早さで乾くのかを実験してみました。

結果は…

ドライTシャツ:約20分
ASA Tシャツ:約50分
コットンTシャツ:約1時間10分
※)気温・湿度などによって乾燥時間は異なります。目安程度にお考えください。

圧倒的な差でドライTシャツの勝利。決して「ASA Tシャツ」が乾きにくいわけではありませんが、登山において速乾性は体の冷えを防ぎ、低体温症などのリスクを軽減する大切な機能。3,000m級の山や縦走など、シビアな山岳環境での使用は控えた方が良さそうです。

コットンの着心地はやっぱり最高!シーンを見極めて使っていこう

M ロゴ ASA Tシャツ ミレーロゴ

撮影:筆者

今回改めてコットンの着心地の良さを実感しました。最初は「山でコットンは使えないでしょ…」と思っていましたが、適切なシーンや用途を見極めれば、さまざまなアウトドアシーンで大活躍する一着になりそうです!

◎ こんなシーンで大活躍!
・低山ハイキング、散策など
・キャンプやサイクリング、ボルダリングなど
・小屋泊、テント泊時のリラックスウェアとして
✖︎ このシーンではやめておいた方が良さそう
・森林限界を超える高山
・縦走など宿泊を伴う登山
・梅雨の時期や荒天予報の場合

“山でコットンを着る”という今までになかった発想。それを限りなく実現してくれるのが「ASA Tシャツ」です。一枚持っていれば登山以外にもいろんなシーンで役立つこと間違いなし。柔らかくナチュラルな着心地を、ぜひ体感してみてください!

さらに機能を高めたい場合はやっぱりコレ!

ドライナミックメッシュ

撮影:YAMAHACK編集部

「ASA Tシャツ」のみで着用すると、汗冷えやザックを背負った時のひんやり感を感じることがあります。そういった不快感・リスクを軽減するためにオススメするのがミレーの大人気ドライインナー「ドライナミックメッシュ」。

汗をかき続ける登山ではベースレイヤーとセットで使うことを推奨します!

今回紹介した商品はこちら

M ロゴ ASA Tシャツ ショートスリーブ(メンズ)

●素材:ドライ アーサ®へザー ポリエステル50% コットン50%
●サイズ:XS〜L
●カラー:ネイビー、グレー、アイボリー

M ロゴ ASA Tシャツ ショートスリーブ(レディース)

●素材:ドライ アーサ®へザー ポリエステル50% コットン50%
●サイズ:XS〜L
●カラー:ネイビー、グレー、アイボリー

M ロゴ ASA Tシャツ ロング スリーブ(メンズ)


M ロゴ ASA Tシャツ ロングスリーブ(レディース)

●素材:ドライ アーサ®へザー ポリエステル50% コットン50%
●サイズ:XS〜L
●カラー:ネイビー、グレー、アイボリー

ドライナミックメッシュ ショートスリーブ(メンズ)

●素材:DRYNAMIC MESH
●サイズ:S-M,L-XL,XXL
●3色

ドライナミックメッシュ ショートスリーブ(レディース)

●素材:DRYNAMIC MESH
●サイズ:S、M
●カラー:3色