今でも鮮明に思い出す絶景!”仲間の大切さ”を教えてくれた、初めて尽くしの久住山

2020/06/05 更新

登山女性向け情報ページ「POLE POLE」。そこで、山の魅力や楽しさを発信してくれる存在がアンバサダー。今回は、笑顔が素敵な<ちゃんみき>さんの登場です。思い入れのある山や、チャレンジしたい山など、ひとりの女性登山者として山について、胸に思い描いていることをインタビューしました!


アイキャッチ提供:みきさん

山に登る理由は人それぞれ

山の絶景
撮影:YAMAHACK編集部
山に登る人は、初心者からベテラン、スタイルもきっかけも様々で、いろいろな人がいますよね。そして、その数だけ山へ登る理由や想い、楽しみ方も存在します。コロナウイルスでの自粛期間もあり、より山について考える時間も多かったのではないでしょうか。

YAMA HACKでは、これまでアウトドアに関わる多くの人達に、山への想いを聞いてきました。様々な人の話を聞くと、自分とは違う価値観や共感できるポイントだったり、新しい山の魅力を発見することができるかもしれません。

今回は、よりYAMA HACK読者に近い登山者「POLEPOLEアンバサダー」の方に、山への想いを聞いてみたいと思います。

「POLE POLE」アンバサダーってどんな人?


『POLE POLE』とは女性のための登山情報ページ。登山が好きなすべての女性に、レベルや年齢にとらわれることなく自分らしく山を楽しんでほしい、そんな想いをカタチにする場所として2020年3月にOPENしました。

そのPOLE POLEで、女性ならではの視点で山の楽しさや魅力を発信してくれる存在がアンバサダーさん。自分らしく山を楽しみ、その思い出の詰まった写真などを投稿してくれています。

いつも見ているだけでワクワクする写真を投稿してくれるアンバサダーさんって、どんな人なんだろう?
普段なかなか聞くことのできない山への想いを聞いてみたい!

そんな訳で、「思い出の山」や「挑戦してみたい山」など山にまつわるお話を伺ってきました。

初めまして!POLE POLEアンバサダー<ちゃんみき>さん

プロフィール|ちゃんみきさん
名前:みき 登山歴:2.5年高校時代に野球部マネージャーとして奮闘。それ以降、夢中になれるものが見つからず、何となく過ごしていたが、山にハマったのをきっかけにアウトドアの道で生きていくことを決意。 現在、山の魅力を伝えるため、山の世界をもっ と楽しくするため、アウトドアブランド2つで修行しながら、登山コミュニティACTIBASEを運営。また、アウトドアブランド「仙」を2018年に立ち上げ、ブランドマネージャーとしても活動中。2020年には「ACTIBASEチャンネル」というYouTubeチャンネルも開設し、登山の知識など登山女子目線での内容を発信している。
 

ソトシル ちゃんみき フワッとした可愛らしい外見からは想像できない、アクティブで山への強い思いを持つみきさん。早速、思い出の山の話を聞いてみましょう!

私の記憶に残る山、それは「久住山」

提供:みきさん(久住山 2018.5月)

久住山(九重山)
標高:1,791m
所在地:大分県竹田市
久住山は、豊後の火山群で1,700mの峰々が連なる久住連山の一つ。九重山として日本百名山にも選ばれており、山頂からは阿蘇山や祖母山を望む雄大な景色が堪能できます。ぐるりと山に囲まれたその南西には法華院温泉があり、登山者のオアシスとして賑わっています。

── 久住山って九州ですよね。関東在住なのに、なぜここに登ろうと思ったんですか?

みきさん
元々、「ACTIBASE」の企画があって誘っていただいたんです。確か、2018年のGWだったと思います。


── なるほど。どんな感じの旅程だったんですか?

みきさん
まず、祖母山へピストンで登って同じ日のうちに久住山へ足を踏み入れました。テン泊も含めて1泊2日の山行でしたね。


── え!?2018年ってことは、まだ登山始めて半年くらいですよね。結構ハードな感じだったんですね。初心者でその日程はきつくなかったですか?

みきさん
辛いという記憶なはいんですよ。それよりも、初めて顔を合わせるメンバーの方ばかりで、そっちの緊張がすごくて。
初めて会う方、初めての連日登山、初めてのテント泊」と、とにかく初めてのことが多すぎてあっという間でした。

初めましての人ばかりと登山。なのに深まった絆

提供:みきさん(久住山・千里浜を歩くメンバー。まるで映画のワンシーンのようでかっこいいですね!)
── それは…本当に色々な意味で、初めてづくしの内容の濃い山行だったんですね。色々とエピソードが出てきそう!特に印象に残っている出来事って何かありましたか??

みきさん
ありますあります!笑
一緒に登ったメンバーの中に、漫画「岳」の主人公・三歩さんみたいな方がいたんですよ。その人はザックの下にクーラーボックスをくくりつけてたんです。それだけでもびっくりしたんですけど、中にはなんと氷が敷き詰められている中に「みんなへ」って人数分のビールが入ってたんです!


── たしかに、初めましての人がクーラーボックスを背負って登ってきたらびっくりしますね。もしかして、写真の左から2人目の方ですか?一人だけ荷物が大きいような…。

みきさん
そうです!今見てもすごい荷物の量ですよね。
何よりも、みんなの分のビールまで持ってきてくれたっていう思いが、本当にかっこいいなって。その方は、実際に三歩さんみたいに山でのボランティア活動などもされていて、登山知識・スキルも高く、色々と教えていただいたりもして。


── それは頼りになりますね!どんな事教えてもらったんですか?

みきさん
下山が苦手だっていう話をしたら「靴も大事だけど、基本は歩き方なんだよ!」と、アドバイスをくれました。
初心者の頃って滑るとすぐ”この靴滑るな…”って思ってしまう時があったんですが、歩き方次第で全然違ったんです。この時に歩き方について教わったスキルは今でも身についていて、すごく印象に残っています。


── 知識や技術の高さだけじゃなく、優しさや気遣いもできる人って、それだけで記憶に残りますよね。

提供:みきさん(久住山山頂にて)
みきさん
ほんとに、メンバー全員がみんな優しくて。だから、久住山の山行はすごく記憶に残ってるんです。最後、お別れする時は泣きそうでした。


── この時のメンバーとは、今でも連絡をとっていたりするんですか?

みきさん
とってます!先日一緒にオンライン飲みをした人もいたりと、今でも全員と交流があります。


山を通じて仲良くなった人と、ずっと繋がっていられるのって素敵ですね。登山にハマってから物凄い数の山を登ってきたみきさんが、好きな山に久住山を選んだ理由に納得です!

鮮明に思い出す、感動的な久住山の景色

提供:みきさん(噴煙のあがる火山特有のダイナミックな風景)
そんな初めてづくしの久住山で印象に残っている景色について、写真と共に語ってくれました。

── 久住山の”山”としての魅力はどんなところですか?

みきさん
ダイナミックで、異国のような雰囲気が好きです。登山を始めて間もない時期で、もちろんアルプスなどにも行ったこともなく、今まで経験したことが無かった壮大な景色に出会ったんです。もう感動的で!


── なるほど。


提供:みきさん(北千里浜を通り山頂へと向かうルートは、異国のようなダイナミックな景色で感動の連続だったそう。)※クリックすると大きな画像が表示されます
提供:みきさん(荒涼としていて、まるでアメリカ西部のような雰囲気は久住山ならではの景色)※クリックすると大きな画像が表示されます
みきさん
その後、アルプスや北海道の山などにも登りましたが、未だに久住を超える景色には出会えていないんです。


── そんなに!?

みきさん
山に行きすぎているせいか…。
例えば北アルプスの山々もとっても素晴らしいし大好きですし、登った時には綺麗だな、って思うんです。だけど、後から思い返すと「北アルプスの景色」っていう印象で、どの山行だったか景色が混同しがちなんです。

でも、この久住山だけは「久住に登った時の景色」として、鮮明に思い出すことができるんですよ。

もう一度登りたい山、と聞かれたらやっぱり久住山!

提供:みきさん(久住山山頂 2018.5月)
── 初めての経験がたくさん重なって、その経験も含めて、より強く記憶に残っているのが久住山なんですね。もし、今までに登ったことのある山で、もう一度のぼるとしたらどの山に行きますか?

みきさん
久住です!しかも全く同じルートで行きたいですね。


── そんなに力説されると、行ってみたくなっちゃいます!

みきさん
本当に、すごいよかったです!絶対行ってみてください!(力説)

今後チャレンジしてみたいのは「笠ヶ岳」

提供:みきさん

笠ヶ岳
標高:2,898m
所在地:岐阜県高山市
北アルプスの南側に位置し、遠くからでも分かる笠の形が特徴的な日本百名山・笠ヶ岳。登山口から山頂まで時間がかかるため、健脚向けとも言われています。人気のある北アルプスの中では、穴場的な山で静かな登山を楽しむことができます。

── 今後、登ってみたい山はどこですか?

みきさん
笠ヶ岳です。中でも、笠ヶ岳新道で行きたいです。


── やっぱりいい景色のために?

みきさん
いや、登った人みんなが「とにかくキツイ」って言ってるからです。


── えっ!?

みきさん
長くてキツイ山が好きなんです。今までで、特にきつかったのが聖岳や飯豊山なんですけど、それを超える山に登りたいなと。私、負けず嫌いんですよね。


── 確かに、キツイ山の方がクリアした時の達成感ありますよね。

みきさん
なんというか・・・とにかくキツイ山に登りたいんです!

百名山も残すところ18座

── 他にもチャレンジしたいことがあるんだとか?

みきさん
やっぱり、百名山をクリアしたい気持ちはありますね。今年中って目標を掲げていましたが、この状況になってしまったので・・・。


── 百名山は82座まで踏破されてますよね。

みきさん
はい。今年中に百名山を制覇するって考えていた時は、ラストは富士山にしたいけど季節的には厳しいかな、と思ってたんです。
でもコロナの影響で今年中の制覇は難しいと思うので、ラストを富士山にできる可能性も出てきました!


こんな状況だからこそ、プラスの思考で将来の登山計画を立てるのも楽しい時間ですね。みきさんの百名山ラストの山、気になります。今後の動向も要チェック!

『登山の楽しさを広げていきたい!』

提供:みきさん
── 今後、どのように山と関わっていきたいですか?

みきさん
なんか急にマジメですね。


── はい。笑

みきさん
やっぱり、登山を広げていきたいですね。自分が体験するだけでなく、その楽しさを人と共有できるような活動をしていきたいと思っています。


── みきさんと山の話をすると必ず、人とのエピソードになりますよね。

みきさん
そうですね、完全に”人”ありきです。「どこに登ったか」というのもありますが、「誰とどう登ったか」っていうのはすごく重要だと思っています。


── そうですよね。同じ山でも毎回状況は変わりますしね。

みきさん
同じ山に登ったとしても、いつ、だれと登ったかによって印象が違ってくるんですよ。そのくらい、大切なことです。
それに、自然の中でだからこそ築ける濃密な人との絆ってあると思います。自分もACTIBASEというコミュニティに出会ったからこそ、経験できたことがたくさんあって。だからこそ、もっともっとたくさん山を楽しんでくれる人を増やしていきたいですね。


何より「人とのつながり」や「絆」を大切にしているみきさん。山で出会い、そこから繋がり続ける関係の素晴らしさを、自身で経験しているからこそ、みきさんの想いにはパワーがありますね。今後も、みきさんの活躍から目が離せませんよ!

今回みきさんが紹介してくれた山


みきさんの活動についてはコチラ




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高橋 典子
高橋 典子

ハイクとキャンプをこよなく愛するフリーライター、高橋です。次はどこに行こうか、8歳の息子と地図を眺めるのが日課。最近は、山岳気象予報に興味津々!

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