時間だけはやたらある! Amazonで気になる『激安』アイテムを注文してレビュー

2020/04/25 更新

おうち時間を持て余していた編集部員が、気になっていたAmazonの“激安”登山ギアをレビューします!

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

おうち時間の誘惑…それは“ネットショッピング”

外出自粛要請が出ている今、みなさんはどんな風に休みの日を過ごしていますか?

ネットショップ
出典:PIXTA
なんだか家にいると、ネットショップでやたら買い物をしてしまうのは私だけでしょうか…

もちろん“おうち時間”を充実させるためのものもありますが、いつ出番がくるか分からない山道具たちも。

時間だけはたっぷりあるので、いろんなネットショップをじっくりパトロール。すると思いがけず好みのギアに出会ってしまい購入、というわけです。

Amazonの激安ギアってどうなの?

そんなパトロール中にいつも気になっているのが、Amazonで売られている激安の山道具。

聞いたことのないブランドだったり、情報があまりなかったりして、「すぐ壊れるのでは?」と購入するのは躊躇してしまう…

でも、値段に惹かれずにはいられません。

アマゾンの段ボール
撮影:YAMA HACK編集部
そんな声が聞こえたので、思い切って注文してみることにしました。

3,000円でお買い物! Amazonの激安ギアをレビュー

とはいえ無駄遣いはしたくないので、予算3,000円と決めてお買い物。“おうち時間”も楽しめるアイテムがいいなと思いながらAmazonで物色し、こちらの調理器具3点に決定しました!

アマゾンの激安登山ギア
出典:Amazon[][][]※4月5日注文時の価格
いずれも★4つ以上の評価であることも決め手。失敗したくないというよりは、「評価が妥当なものなのかを確かめてみたい」という気持ちが湧いてきたのです。

<Hac> モンタナ アウトドアクッカー4点セット 1,230円


撮影:YAMA HACK編集部
大・小2つの鍋と、蓋兼用のフライパン、蓋兼用の皿がセットになって1,000円弱。収納袋も付いていますが、不織布でサイズが大きいので、持ち運ぶときではななく保管用という感じです。

大鍋の満水容量は980cc、小鍋は680cc。

重量は4点セットで444g(大鍋+フライパンで274g、小鍋+蓋で170g)。ステンレス製なのでアルミやチタンよりは重めですが、耐久性は高そうな印象です。

Broncoism> ポケットストーブ(五徳・風防付き)1,350円


撮影:YAMA HACK編集部
ポケットストーブはもともとそんなに高額なアイテムではないですが、まさか、五徳と風防が付いて1500円以下で手に入るとは! 熱くなった五徳や燃料を動かすとき用のピンセットまでついていました。

風防は9枚のパネルになっていて、全方向しっかり囲えそうです。風防用の収納袋も付いています。

重量は4点セットで271g(ポケットストーブ104g、風防113g)。

<ニイタカ> 固形燃料 カエンニューエースE(25g×20個)620円


撮影:YAMA HACK編集部
ポケットストーブを試すにあたり、固形燃料も購入。20個入りで620円なので、1個あたり31円。これは安いのかどうなのかよくわかりませんね。

トータルで3,200円。若干予算をオーバーしましたが、激安なことには変わりありません。早速ベランダで使ってみたいと思います!

【1】 ステンレスクッカー×固形燃料で、炊飯に挑戦!

ポケットストーブと固形燃料といえば、多くの人が実践している“ほったらかし炊飯”。固形燃料の火が消えるまでほったらかしておけば、おいしいご飯が炊けてしまうというアレです。

ステンレスクッカー
撮影:YAMA HACK編集部
クッカーで炊飯をする場合、熱伝導率が高く、ムラなく火が通るアルミ製クッカーを使うのが主流。しかし、今回購入したクッカーは、熱伝導率が低く、焦げ付きやすいと言われているステンレス製。

炊飯は厳しいか…

いや、待てよ。クッカーセットのパッケージは、ご飯を炊いた風の写真だったはず!

ステンレスアウトドアクッカー4点セット
撮影:YAMA HACK編集部
写真ではバーナーを使用しているようですが、気にしません。はたしてステンレス製クッカーでも、固形燃料で上手にご飯が炊けるのでしょうか!?

いざ、炊飯スタート!

ポケットストーブ+固形燃料+ステンレスクッカーで炊飯
撮影:YAMA HACK編集部
小鍋に米1合と水200mlを投入。炊く前に水に浸しておくと芯が残りにくいそうなので、米は事前に30分くらい浸漬してあります。

ポケットストーブ+固形燃料+ステンレスクッカーで炊飯
撮影:YAMA HACK編集部(小鍋なので五徳は使いませんでした)
固形燃料に着火! この日は気温19℃、無風でしたが、雰囲気を楽しむために風防も設置。

ポケットストーブ+固形燃料+ステンレスクッカーで炊飯
撮影:YAMA HACK編集部
10分経たないうちに、蒸気が出て蓋が浮き始めました。

重しを乗せる(ポケットストーブ+固形燃料+ステンレスクッカーで炊飯)
撮影:YAMA HACK編集部
缶詰をおもし代わりに乗せたら、火が消えるまで待つのみです。

着火から15分が過ぎたころ、なんだか焦げ臭いような気もしましたが…放置。

だって、“ほったらかし炊飯”だもの。

ポケットストーブ+固形燃料+ステンレスクッカーで炊飯
撮影:YAMA HACK編集部
火をつけてから26分が経過したところで、燃え尽きました。固形燃料の燃焼時間は、商品ページに記載されていた目安「18.5分~25分」の通り。

蒸らす(ポケットストーブ+固形燃料+ステンレスクッカーで炊飯)
撮影:YAMA HACK編集部(タオルに巻いて、<オレゴニアンキャンパー>のメスティンウォームキーパーLを使用)
鍋ごと10分間蒸らします。

さぁ、開けてみますよ!


ステンレスクッカーで“ほったらかし炊飯”成功!?

炊きあがり(ポケットストーブ+固形燃料+ステンレスクッカーで炊飯)
撮影:YAMA HACK編集部
あれ、なんだか見た目がよろしくないですね。食欲をそそられない色に仕上がりました。

おこげ(ポケットストーブ+固形燃料+ステンレスクッカーで炊飯)
撮影:YAMA HACK編集部
でも、ご飯はしっかり炊けています。芯もなく、水っぽさもなく、味はいたって普通。底も焦げていないようです。

と思ったら…

クッカー底の焦げ(ポケットストーブ+固形燃料+ステンレスクッカーで炊飯)
撮影:YAMA HACK編集部
炎が当たる真ん中が焦げ付いているではありませんか。熱伝導率が低いというステンレス製のデメリットが出ましたね。

ステンレスクッカー×固形燃料で炊飯はできることが分かりました。ただ、ムラなく熱が伝わるように、バーナーパットを使用した方がよさそうです。

見た目にもおいしそうなご飯が炊けるよう、固形燃料の量を変えて炊飯時間を調整したりと、今後いろいろ試してみたいと思います。

ステンレス鍋の焦げと重曹
撮影:YAMA HACK編集部
ちなみに鍋底の焦げ、残念ながら酢や重曹を使っても落ちませんでした…

【2】 ステンレスフライパン×固形燃料で、パッケージのような目玉焼きが作れるか検証!

炊飯時に焦げ付いてしまったステンレス製クッカー。炒めたり焼いたりも不得意そうな予感です。

ステンレスフライパンで目玉焼き
撮影:YAMA HACK編集部
そこで、フライパンを使ってパッケージ通りの目玉焼きが作れるのか、試してみました。

焦げずに焼けるか、ベーコンエッグ!

ポケットストーブと固形燃料
撮影:YAMA HACK編集部
ポケットストーブを全開にして、五徳も使ってみます。

ステンレス製クッカー&フライパンで炒める・焼く
撮影:YAMA HACK編集部
大鍋の蓋兼フライパンにベーコンを投入。

ステンレス製クッカー&フライパンで炒める・焼く
撮影:YAMA HACK編集部
ベーコンの脂でいけるかなと油を引かなかったのですが、やはり若干くっついてしまいました。

ステンレス製クッカー&フライパンで炒める・焼く
撮影:YAMA HACK編集部
卵を投入! もうおいしそうです。

ステンレス製クッカー&フライパンで炒める・焼く
撮影:YAMA HACK編集部
しかし、待てども待てども黄身が固まらない…

そろそろベーコンが限界かもしれないと思い、火から下ろすことに。

撮影:YAMA HACK編集部
ベーコンと白身の裏側は焦げているのに、黄身は完全に生のまま…失敗です。

油と蓋を用意してリベンジ!

ステンレス製クッカー&フライパンで炒める・焼く
撮影:YAMA HACK編集部
悔しいので油を引いて、ベーコンなしで再挑戦。

これならばっちりでしょ!と余裕をかましていたら…

ステンレス製クッカー&フライパンで炒める・焼く
撮影:YAMA HACK編集部
卵を割るのに失敗しました…

黄身が崩れてしまいましたが、続行します。

ステンレス製クッカー&フライパンで炒める・焼く
撮影:YAMA HACK編集部
このフライパンには蓋がないので、アルミホイルを蓋代わりに。さぁ、今度こそ上手くできるのでしょうか。

目玉焼き、成功!?

ステンレス製クッカー&フライパンで炒める・焼く
撮影:YAMA HACK編集部
これまた残念な見た目ですが、黄身までしっかり火が通りました。蓋って大事なんですね。

ステンレス製クッカー&フライパンで炒める・焼く
撮影:YAMA HACK編集部
気になる裏側は、やや焦げていますが許容範囲内。固形燃料だと火力調整ができないので、フライパンを持ち上げながら調理した方がよかったのでしょうか。

焼く・炒める調理も、固形燃料×ステンレス製フライパンの相性のいい使い方を研究する必要がありそうです。

【3】ステンレスクッカー×固形燃料で、湯沸かし&ラーメン作り実験!

実はもうひとつ、パッケージに写っている料理があるんです。

ステンレスクッカー×固形燃料で湯沸かし&ラーメン作り
撮影:YAMA HACK編集部
カレーですね。スープ系の料理は、ステンレス製でも焦げ付きを心配しなくてよさそうですが、固形燃料だと調理に時間がかかりそうなイメージ。

ということで、ステンレスクッカー×固形燃料の場合、どのくらいの時間でお湯が沸くのか試してみることに。ついでにラーメンを作りたいと思います。



ステンレスクッカー×固形燃料で湯沸かし&ラーメン作り
撮影:YAMA HACK編集部
今回作る袋麺に必要な水に量は500mlですが、少なめの400mlで実験。

ステンレスクッカー×固形燃料で湯沸かし&ラーメン作り
撮影:YAMA HACK編集部
蓋をして着火!

ステンレスクッカー×固形燃料で湯沸かし&ラーメン作り
撮影:YAMA HACK編集部
5分後に覗いてみると、ふつふつと気泡が出始めています。

ステンレスクッカー×固形燃料で湯沸かし&ラーメン作り
撮影:YAMA HACK編集部
火をつけてから約10分でついに沸騰しました! シングルバーナーだと数分で沸くので、やはり時間がかかりますね。

ステンレスクッカー×固形燃料で湯沸かし&ラーメン作り
撮影:YAMA HACK編集部
麺を投入。おしくも割らないと入りませんでした。

ステンレスクッカー×固形燃料で湯沸かし&ラーメン作り
撮影:YAMA HACK編集部(実験のため具なし、質素な塩ラーメン)
着火してから約16分で、ラーメンの出来上がり。本来なら麺を入れてから3分ほどで完成なのですが、麺がしっかり茹で上がるまでに5分くらいかかりました。

暖かい日で、時間に余裕があるときなら、固形燃料でラーメンもありですね。せっかちな人には向いていないかもしれません。

一方で、ステンレスは保温性が高いので、スープが冷めにくいところは◎。

【3アイテムを独自評価】 今回の買い物は…まぁ正解!

実際に使ってみた分かった特徴と感想、おすすめ度をまとめました。

<Hac> モンタナ アウトドアクッカー4点セット

ITEM
サイズ:(鍋大)直径14.2×高さ6.6cm、(鍋小)直径12.1×高さ6.1cm、(フタ兼用フライパン)直径14.6×高さ3cm、(フタ兼用皿)直径12.9×高さ1.4cm
重量:447g
材質:(本体)ステンレス、(収納バッグ)不織布
付属品:収納バッグ

<Hac> モンタナ アウトドアクッカー4点セット
撮影:YAMA HACK編集部
持ち手が固定されず、下に向けたらプラプラするのが気になるところ。ぴったりサイズの収納袋に入れないと動いてしまいます。

<Hac> モンタナ アウトドアクッカー4点セット
撮影:YAMA HACK編集部
また、両側の取っ手をしっかりクロスさせて持つ仕様なのですが、これが持ちにくいんです。力の入れ具合を上手く調整しないと、写真右のように左右どちらかに傾きがち。

 
おすすめ度★★★☆☆
■ステンレス製でどうしても焦げ付きやすいので、スープ系の調理がメインであればあり
■重量があり手入れも面倒なので、登山用にはあえて選ばないが、価格重視であれば断然あり
■持ち手が固定されず収納時にカチャカチャ音が鳴る&調理中に持ちにくいのが難点
 

Broncoism> ポケットストーブ(五徳・風防付き)

ITEM
[ポケットストーブ]
設置サイズ:9.5×7.5×5.5cm
収納サイズ:9.5×7.5×2cm
素材:亜鉛メッキ鋼鈑(トタン板)

[風防(9枚風除板)]
展開サイズ:65.5×13.5cm
収納サイズ:13.5×7.5cm
素材:アルミニウム合金

[五徳(ポケットストーブ用スタンド)]
サイズ:9×9cm

<Broncoism> ポケットストーブ(五徳・風防付き)
撮影:YAMA HACK編集部
一緒に購入した25gの固形燃料が収納できたら完璧だったのですが、閉まらず残念。ポケットストーブに収めて持ち運びたい場合は、サイズのもう少し小さい燃料を選ぶ必要があります。とはいえ、ポケットストーブ自体に気になる点はありませんでした。

ちなみに、セットではなくポケットストーブ単品であれば、500円程度で販売されていました。

 
おすすめ度★★★★★
■台座としてしっかり機能してくれる
■セットの風防が単体でもかなり活躍してくれそう
 

<ニイタカ> 固形燃料 カエンニューエースE(25g×20個)


撮影:YAMA HACK編集部(着火直後)
着火直後は、結構勢いがありますね。ベランダで使用しているときは、こんなに炎があがっていることに気づきませんでした。

撮影:YAMA HACK編集部(着火から20分経過時点)
20分経過すると炎は不安定になりますが、約25分間しっかり役目をはたしてくれました。

 
おすすめ度★★★★☆
■他の固形燃料と比較していないが、風や気温の影響を受けていない今回の調理では、不足を感じることはなかった
■燃焼時間を細かく調整したいときは、エスビットのタブレット型固形燃料の方が使い勝手は良さそう
■若干ニオイはするが、気にならない程度
 

Amazonの激安ギアも侮れない!

アマゾンの激安商品
撮影:YAMA HACK編集部
ご覧の通り、炊飯・目玉焼き・ラーメンに使っただけで、年季の入ったギアのような表情になりました。が、そんなことも気にならない価格だったなと感じています。

「今や“安かろう悪かろう”という時代ではなくなった」というよりは、値段が安いと製品への期待値も低いので、ちょっとくらいデメリットがあってもそれほどガッカリしないんですよね。

逆に、ちょっとでも良いところがあると、満足度が高まってグンと評価があがる印象。今回の激安ギア3点もそんな感じで、★4つ以上なのも納得の製品でした。おうち時間でガシガシ使っていこうと思います。

みなさんもおもしろそうな激安ギアを見つけたら、ぜひ教えてくださいね!

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YAMA HACK編集部 荻原
YAMA HACK編集部 荻原

YAMAHACK運営&記事編集担当。もともと旅行が好きだった延長で山へ登るように。山の魅力やワクワクするような山道具など、アウトドアにまつわるあらゆる情報をお届けしていきます。

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