【メーカー担当者にズバリ直撃vol. 6】 “自社ブランド以外”で愛用している山道具をベタ褒めしてください! <PETZL>編

2020/03/12 更新

いつも山道具に触れている“審美眼”を持ったアウトドアメーカーの担当者たち。自身が山に行くときのウエアやギアは、どんな風に選んでいるのでしょうか。自社製品はもちろんですが、ライバルメーカーの製品を使う場面もあるのでは!? そこで今回は、<ペツル>の日本総輸入販売元である『アルテリア』のスポーツ部門担当者を直撃! 実は愛用している「他社製品」をぶっちゃけてもらいました!


アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

「実は、コレ愛用してます」な自社ブランド以外の山道具を教えてください!

ブランドを背負って自社製品の広報活動に日々励んでいる各メーカーの担当者たち。しかし、プライベートな山行では、ライバルでもある他のアウトドアメーカーの製品を使うこともあるのではないでしょうか?

PETZL
撮影:YAMA HACK編集部
メーカー担当者が自社ブランドの製品をおすすめするのは当然のこと。ならば、『実は愛用している他社の製品をベタ褒めしてもらおうではないか』というのが当企画なのです。

早速、実際に使っている“自社以外”の山道具を紹介してもらうべく、担当者を直撃しました!

▼第一弾~第五弾はこちら

第六弾は、『アルテリア』のスポーツ部門担当・清家 真太郎さんがぶっちゃけ!

『アルテリア』のスポーツ部門担当・清家 真太郎さん
撮影:YAMA HACK編集部
株式会社 アルテリア スポーツ部門 清家 真太郎さん
10年ほど前に登山を始める。しばらくはクライミングや雪山を中心に活動していたが、アルテリア入社をきっかけに興味が広がり、山岳スキーやトレイルランニングにも手を出す。最近は北アルプスなどのピークからの滑走、年1~2回の海外レース参加や登山を中心に、季節やジャンルを問わず山で遊んでいる。

ズバリ、愛用している他社製品は?

ファイントラックのドライレイヤー
撮影:YAMA HACK編集部(2016年に発売、ファイントラックの7代目「パワーメッシュ」)
清家さん
私が愛用しているのは、<finetrack(ファイントラック)>のドライレイヤーシリーズです。


編集部 荻原
おっ、これは…アンダーウェアにこだわっているとお見受けします。


清家さん
運動量の多いアクティビティをすることが多いので、アンダーウェアには気を使っていますね。インナー上下と靴下はファイントラックです。

【ベタ褒めポイント①】汗冷え対策に欠かせない“汗抜けの良さ”

ファイントラックのドライレイヤー
撮影:YAMA HACK編集部
清家さん
メジャーな製品なので、すでに良さを実感されている方も多いのかなと思うのですが…。

編集部 荻原
私も使っています。

清家さん
トレランや山スキーをするので、結構汗をかくことが多くて。急に立ち止まったりすると汗冷えするんですよね。

最初はウールや化繊100%のアンダーウェアを着ていたんですけど、ウールは濡れると重くなりますし、乾きもちょっと遅い。化繊100%もやはり汗が残る。


編集部 荻原
汗冷えで体力を消耗したり、低体温症に繋がる危険もありますからね。


清家さん
一方で、ドライレイヤーは「汗冷えしにくい」と感じています。

ベースレイヤーへ素早く汗を移行して、肌をドライな状態に保ってくれるので、いきなり稜線に出て強い風に吹かれたりしても、冷えは少ない感じがしますね。

【ベタ褒めポイント②】濡れによる不快感なし

ファイントラックのドライレイヤー
撮影:YAMA HACK編集部
清家さん
ドライレイヤーはほとんど保水しない生地なので、乾きが早いところもいいですね。


編集部 荻原
耐久撥水加工が施されているんですよね。


清家さん
旅先で洗濯してもすぐに乾きますし、洗ってすぐに着てもそんなに気にならないくらいです。何日間も山に行くときなんかも、毎日着ていても不快感がありません


編集部 荻原
頻繁に着替えなくてもいいのは助かりますね!


清家さん
汗冷え対策にも通じるところがありますが、ドライレイヤーなら濡れても保温性が下がらないので、冬山でも重宝しています。

山中泊するようなスキー登山では、ブーツのインナーを汗で湿らさないようにネオプレーンのソックスを履いています。ネオプレーンの中は蒸れて濡れてしまうんですが、それによる冷えや不快感を軽減するために、ドライレイヤーのソックスもあわせて使用しています。

【ベタ褒めポイント③】肌トラブルを軽減

ファイントラックのドライレイヤー
撮影:YAMA HACK編集部
清家さん
ドライレイヤーのボクサーパンツは、トレラン時の股ズレも予防してくれるんです。


編集部 荻原
どういうことですか?


清家さん
大量の汗をかくトレランでは、普通の生地だと保水して摩擦が強くなるんです。そうすると肌に擦れて、痛くて走れなくなることもあるんですよ。


編集部 荻原
ドライレイヤーなら「濡れにくいから股ズレもしにくい」ということですね。


清家さん
トレランでもドライレイヤーのソックスを愛用していますが、特にソックスは、履いているのといないのでは違いが大きいですね!


ファイントラックのドライレイヤーソックス
撮影:YAMA HACK編集部([左]スキンメッシュソックス 5本指レギュラー、[右]スキンメッシュ®ソックスレギュラー)
清家さん
長距離のレースだと、途中で雨が降ったり、雪になったりもあるじゃないですか? そういった時に、これがあると足が濡れても靴擦れしにくいんです。


編集部 荻原
靴擦れすると歩くのもしんどいですもんね。


清家さん
この上にもう一枚ソックスを履きますが、5本指の方は、指同士が擦れるのも防いでくれますよ。


編集部 荻原
登山で靴擦れしやすい人にも良さそうですね。

ドライレイヤーを着ていれば、ザックのショルダーハーネスやウエストベルトでの擦れも軽減できそう。


ファイントラック製品
撮影:YAMA HACK編集部(愛用しているファイントラック製品が、バッグの中からどんどん出てくる)
清家さん
実は、ベースレイヤーやツェルトもファイントラック製品を愛用しています。


編集部 荻原
えっと、清家さんはファイントラックの方ですか?(笑)


清家さん
せっかくならドライレイヤーの効果を最大限に発揮できるレイヤリングがいいかなと思いまして(笑)

一年を通して、登山やクライミング、トレラン、山スキーと色んなアクティビティを楽しんでいますが、どんなシーンでも使い勝手が良くて、汗冷えを軽減してくれるファイントラックのドライレイヤーは、安全かつ快適に山を楽しむためにもオールシーズン手放せないですね。


鹿島槍
提供:清家さん(鹿島槍)
清家さん
スキーの中でも、日帰りや泊まりで長距離を滑る“スキーツーリング”が好きです。以前は急斜面を滑ってたりもしていましたが、今はじっくり山に入る方が楽しいですね。


finetrack|ドライレイヤー®

<PETZL>のイチオシも語らせて!

編集部 荻原
ペツルのおすすめ商品もぜひ教えてください。


清家さん
私のイチオシは、これです。



<PETZL>最高出力のヘッドランプ「スイフト RL」

ペツルヘッドランプ スイフトRL
撮影:YAMA HACK編集部
清家さん
昨年2019年9月に出たばかりのヘッドランプ「SWIFT(スイフト) RL」です。


編集部 荻原
これまでのモデルと何が違うんですか?


清家さん
ペツルのラインナップの中で最も明るい900ルーメンで、100gと非常に軽いのが特長です。今までこのクラスの明るさのランプって、倍くらいの重量があったんですよ。


編集部 荻原
ヘッドランプを選ぶとき、重量も気にしますが、ルーメンって悩みますよね。とにかく明るい方がいいのか?…とか。


清家さん
それはすごく難しいところで、一般的にパッケージに書いてある〇〇ルーメンって、フル充電時の最大光度なので、時間の経過とともに残量が減っていくと、明るさも徐々に落ちていくものなんです。例えば300ルーメンのランプを買って使っていても、実際には100しか出ていなかったりとか。

明るくなればなるほど、バッテリーの消耗が早くなるので、暗くなるスピードが速いんです。これを理解した上で選ぶ必要がありますね。その点も「スイフト RL」はしっかりカバーしています。

光量とビームパターンを自動調整、バッテリーの消費を最適化!

ペツルヘッドランプスイフトRL
撮影:YAMA HACK編集部
清家さん
「スイフト RL」は、通常の照射モードの他に、ペツル特許の『リアクティブライティング』というモードを搭載しています。

光センサーがついていて、周囲の状況に応じて明るさを調節してくれるんです。必要のないところでは自動で明るさを落としてくれるので、省エネになり、照射時間が長くなります。

さらに、バッテリーの残量が減っても最大の明るさが低下しないので、長時間の夜間行動をする場合に大きなアドバンテージになりますね。


編集部 荻原
それは便利な機能!


清家さん
「ナオ プラス」という上位モデルに搭載されていたこの技術を、小型化して「スイフト RL」に搭載しています。

コンパクトになったことで、登山、トレラン、クライミングまで、様々なシーンで使いやすくなりました。価格も「ナオ プラス」よりだいぶ抑えられていますよ。


PETZL|スイフト RL

愛用している山道具“ベタ褒め”リレー企画、次回は…

今回も普段はなかなか聞くことのできない、メーカー担当者が愛用している“他社製品”を知ることができました。いつも山道具に触れている審美眼を持った方々が、どんな風にギア選びをしているのか、興味深いですね!

次回予告

<アルテリア>の清家さんがベタ褒めしてくれた、<ファイントラック>を訪問! 担当者が愛用している他社製品とは!?

 


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YAMA HACK編集部 荻原
YAMA HACK編集部 荻原

YAMAHACK運営&記事編集担当。もともと旅行が好きだった延長で山へ登るように。山の魅力やワクワクするような山道具など、アウトドアにまつわるあらゆる情報をお届けしていきます。

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