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新しい山の楽しみ方を発見!?“ハンモック登山”のススメ(4ページ目)

ハンモック登山の注意点

作成:吉澤英晃

基本的なことですが、テント泊指定地が決まっている山域、もしくは山中でのキャンプが禁止されている範囲内での使用は厳禁です。ルールに則ってハンモック登山を楽しみましょう。

■なるべく人目のつかない場所に設置する
ハンモックは、まだ多くの登山者にとって未知の存在です。登山道を歩くハイカーと不要な干渉を避けることで、お互いが山の中で楽しむことができます。マナーとして、できるだけ人目につかない場所に設置しましょう。登山道の近くでも、人目につかない場所は意外とたくさんあります。隠れんぼ感覚で適地探しを楽しみましょう。

■必要以上に登山道から離れない
ハンモック適地を求めて山の中をさまよい歩くことは、怪我や遭難のリスクを高めます。自身の安全もために登山道が見える位置、もしくは戻る方法をしっかり把握できる範囲の中で設置場所を探しましょう。

■自然に配慮する
山の中ではハンモックに限らず、なるべく自然に与える影響を最小限に留めることを意識しましょう。木への負担を減らすためには、やはり専用のツリーストラップを使用することが有効です。登山道から必要以上に離れないことも、自然へ与える負荷を抑えることにつながります。自然にも配慮しながらハンモック登山を楽しみましょう。

実践におすすめのエリア「高島トレイル」

高島トレイル

提供:PIXTA

実際にハンモック登山をするのに適した場所も伺ってみました。二宮さんおすすめは、岐阜県の琵琶湖の西側にある「中央分水嶺 高島トレイル」。
実はこのルート、総距離は約80kmもあり、続けて歩こうとすると5泊6日は必要になるロングトレイルなのですが、コース上にテント泊指定地がないのです。
麓に下るか、ルートを横切る林道の開けたスペースがテント場所になるのですが、ハンモックならもっと自由に宿泊場所を選ぶことが可能になりますよ!

中央分水嶺 高島トレイル

ハンモック登山が秘める可能性

登山道

提供:PIXTA

国土の約73%を占めている山地の中でも、テント泊指定地がしっかり整備されていて、トイレがあり、水場も用意されているという恵まれた場所は限られています。
マイナーな山域ほど、整備が行き届いていことが多いのですが、そこに魅力がないという訳ではありません!
どこにでも自由に寝泊まりすることができる“ハンモック登山だからこそ行ける山域”を探して、新しい山の魅力を見つけてみてはいかがでしょうか?

取材協力|Hiker’s depot

Hiker's Depot

Hiker’s depotは「ライト、シンプル&ナチュラル」というコンセプトによってセレクトされた道具、ウェア、食材を提供するアウトドア用品と乾燥食材の専門店。
環境と健康に配慮した自由なハイキングスタイル「ウルトラライトハイキング」を提案しています。

住所|東京都三鷹市下連雀 4-15-33 日生三鷹マンション2F
電話番号|0422-70-3191
営業時間|12:00~20:00(※変更になる場合があるのでFacebookをご確認ください)
定休日|火曜日

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この記事の監修者・二宮勇太郎さんの書籍

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