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新しい山の楽しみ方を発見!?“ハンモック登山”のススメ(2ページ目)

①空に浮く快適ベッド「ハンモック」

ハンモック

撮影:吉澤英晃(カモック/ルーシングルUL:市場にあるハンモックの最軽量クラス。重量:159g)

まず必要になるのがハンモック。軽量でコンパクトなハンモックは数多く販売されていて、様々なサイズがあります。

二宮さん
登山で使う時に大切なのは、“いつでもバックパックの中に入れておきたいと思える収納サイズと重さのものを選ぶこと”です。
持ち運びが苦になったらハンモック登山は楽しめませんからね。寝心地や使用サイズなどは使い慣れてから考えましょう!

ハンモック

撮影:吉澤英晃(軽量なハンモックは光が透過するほど生地が薄い)

ハンモック

撮影:吉澤英晃(ルーシングルULは、両端に付いているこのパーツでツリーストラップに連結する)

②ハンモックを立ち木に設置する「ツリーストラップ」

ツリーストラップ

撮影:吉澤英晃(カモック/パイソンUL10:2本で1セットの軽量ツリーストラップ。重量:85g)

ハンモックを立ち木に設置するときに必要な道具がツリーストラップ。これも様々なタイプが販売されるので、どれを買ったらいいのか悩んでしまうアイテムです。

二宮さん
収納サイズと重さも大切ですが、設置方法が簡単なものを選ぶといいです。オススメはデイジーチェーンタイプ
直感的にハンモックの取り付け位置を変更できるモデルなので、簡単に寝心地を調整することができます!

ツリーストラップ

撮影:吉澤英晃(デイジーチェーンは重ねた二つのテープを等間隔で縫い合わせることで輪を作っている)

ツリーストラップ

撮影:吉澤英晃(多くのツリーストラップが木肌を保護するために幅が広くなっている)

③雨風から身を護る「タープ」

タープ

撮影:吉澤英晃(ゴッサマーギア/ツインタープ:単体でシェルターとしても使用可能。重量:242g)

山では急に雨が降り出すことも考えられます。そんな時に雨風から身を護ってくるアイテムがタープです。キャンプでも使いますが、ハンモック専用の商品があるのでしょうか?

二宮さん
ハンモックとの組み合わせに特化したタープもありますが、長方形の一般的なモデルで大丈夫です。雨の侵入をしっかりと防ぐためには、長辺もしくは対角線の長さが3mくらいの長さが欲しいですね。自在パーツと細引き、アクセサリーカラビナを使って簡単に設置できる仕掛けを作っておくと設営がスムーズになりますよ。各ポイントに括り付ける細引きの長さは3mもあれば充分です。

自在パーツ

撮影:吉澤英晃(ツインタープは本体に自在がつている)

アクセサリーカラビナ

撮影:吉澤英晃(アクセサリ−カラビナを細引きの末端につけておくと設置が楽になる)

■ペグは複数種類を用意
ハンモック ペグ

撮影:吉澤英晃
タープを地面に固定する時に必要なのがペグ。テント泊にも使う道具ですが、ここにも抑えておくべきポイントがあります。
二宮さん
ハンモックを設置する場所は腐葉土などが堆積した柔らかい地面であることが多いため、幅が広い大きめのペグをメインにして、石があって刺しづらい状況用にピンペグを複数本用意しておくといいでしょう。

④足元にも穴が空いている「ハンモック専用シュラフ」

ハンモック用の寝袋

撮影:吉澤英晃(ハイランドデザイン/チューブキルト:ハイカーズデポのオリジナル商品。重量:約618g)

最後に紹介するのはシュラフ。空中に浮いているからこそ、快適に眠るためにはこの寝袋が重要になります。

二宮さん
ハンモックで眠ると、背中が空気に触れるため、地面で眠るよりも寒さを感じてしまいます。冷えを防ぐためにハンモックの中にマットを入れることも考えられますが、これだとマットがズレて寝心地が悪くなってしまうんです。
そこで必要になるのが背中側もハンモックごと覆うことができる特殊な寝袋。市販品だと、背中側を覆う”アンダーキルト”と、体にかける”トップキルト”の二つに分かれているものが多いのですが、今回紹介する筒状の一体型シュラフは、足元にも穴がありハンモックを通すことができるのでおすすめです。

寝袋ろ 使用シーン

撮影:吉澤英晃(ハンモックごと覆えるように足元にも穴が空いている。背中も暖かい)

シュラフ 掛け布団

撮影:吉澤英晃(サイドファスナーを全開にすれば掛け布団としても使用可能)

ハンモックを設置する簡単4ステップ!

新緑の林

出典:PIXTA

ハンモックの最大のメリットは、坂道でも、石がゴロゴロしている不整地でも“木さえ生えていれば自由にどこにでも設置できる”という点。これこそがテント泊とは異なるハンモック登山の強みです。

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