密かなブームがキテる? のんびり時間に揺られる、”山ハンモック”のススメ!

2018/11/03 更新

アメリカのロングトレイルでは、ハンモックでキャンプをしているハイカーが増えているそうです。そのハンモックは、極薄軽量素材のパラシュート用の生地やロープを使ったもの。最軽量モデルだと総重量はわずか205g! キャンプをするとなると少しハードルが高いですが、デイハイクの休憩でなら、すぐにでも試したい軽さです。秋冬は虫も少なくなり、低山なら陽だまりでハンモックを楽しむのに最適な季節。ハイク&ハンモックでノンビリと景色を愛でに山へ行ってみませんか?


アイキャッチ画像撮影:PONCHO

ハンモックをプラスするだけで山時間が変わります!

撮影:PONCHO
ハイキングの目的は山頂を目指すことだけではありません。美しい森を歩き、季節の移ろいを感じ、刻々と変化するお日様の光に気が付くことも、楽しみのひとつだと思うのです。そうした山時間を過ごすために、ある人は写真を撮ったり、ある人は絵を描いたり、ある人は心静かに歩き続けるのでしょう。

そんなノンビリとした山時間を過ごしたいなら、特にオススメしたいのがハンモック。キャンプのイメージがあるかもしれませんが、アメリカのロングトレイル・ハイカーが愛用している超軽量の山ハンモックがあるのをご存知ですか?

ハンモック
撮影:PONCHO
これをいつものハイク装備にプラスするだけで、一歩ずつ進みながら変化する山を楽しんでいたハイクが、風に揺れながら佇み、風景をじっくり味わえる山時間へと変わります。その目線の違いは、これまで見たことのなかった風景との出合いを生むでしょう!

山ハンモックって、どんなもの?

軽量コンパクトで、携帯するのも苦にならない

撮影:PONCHO
山ハンモックの多くは、パラシュートで使われる生地、ロープでつくられています。今回使用しているエクスペド『トラベルハンモックプラス』は、収納サイズが17×9cm。1ℓのボトルと比較すると2本分くらい。重さは425g。バックパックに収納する際には、圧し潰されてさらに小さくなるので、ほんの少しの重量増で山の楽しさが広がります。

山ハンモックを吊るすのはツリーストラップで

撮影:PONCHO
ハンモック本体の両端にツリーストラップと呼ぶロープが接続されています。モデルによっては別売りとなっていて、他ブランドのものも使用できます。

山ハンモックの設営は超簡単!


①まずは4~5mの間隔、両手で持てる以上の太さの木を見つけます

撮影:PONCHO
ハンモックを吊るす場所は、写真のような下草のない平坦な森の広場が最適です。しかしハンモックは地面から離れるので、傾斜地や岩場でも吊るせる木があれば問題ありません。そして2本の木の間隔が両手を広げて2.5~3倍、距離4~5mを見つけてください。体重を支えるためには木の太さも重要。幹を両手で持って、それ以上の太さの木なら強度は安心です。ただし枯れている木は、太くても万が一を考えて避けてください。

②ツリーストラップを巻く高さは、およそ目の高さ

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木を見つけたら、ハンモックの両端に接続されているツリーストラップを幹に巻き付けます。巻く高さは約160cm。175cmくらいの身長なら目の高さ程です。体重やストラップの張り具合によって最適な高さは変わるので、何度か試して自分の最適な高さを見つけてください。

撮影:PONCHO
山ハンモックに接続されるツリーストラップの幹に巻き付ける箇所は幅広な仕様になっています。普通のハンモックを吊るす際に使う細いロープと違って、面で荷重を分散する木にやさしいタイプです。養生するためのタオル等は必要なく、荷物を減らせるありがたい仕様です。

③ロープワーク要らずの超シンプルな連結方法

撮影:PONCHO
エクスペドの山ハンモックの場合、木に巻いたツリーストラップの端の結び目を、ストラップに切り込まれたスリットに通すだけ。他ブランドではボタン留めやカラビナで連結等々さまざまな方法が採用されいますが、いずれも迷い知らずのシンプルな連結方法です。だからロープワークができなくても大丈夫! あまりにもシンプルな連結方法なので最初は不安ですが、いざハンモックに揺られてみれば、なんにも問題ないことがわかります!

④吊るし終わったら確認。これ重要です!

撮影:PONCHO
木に吊るし終わったら、喜び勇んですぐにハンモックに寝転んではいけません。その前にハンモックにうつ伏せになって体重を掛けて、落ちたり、不具合がないかを確認してください。仮に落ちてもうつ伏せならケガはしませんが、仰向けで落ちると・・・痛い思いをします。この確認方法、絶対に忘れずにやってください!

山ハンモックでできるこんな使い方

ソファーとして使えば至福の時間

撮影:PONCHO
ハンモックといえば、ゴロ寝。でも山ハンモックでキモチいいのは、横座りするソファー的活用方法です。柔らかなハンモックの生地が体をやさしく包み込んでくれ、一度座ったら立ち上がりたくなくなるほどの心地よさです。

煮炊きをするならイスとして

撮影:PONCHO
ハンモックを吊るす際にストラップを巻く高さを160cm程にしたのは、イスとして使うのに、座面の高さを作業しやすくするため。地面が雨や朝露で濡れていても、問題なし。イスのように柔らかな地面に脚がめり込むこともありません。とにかく快適です。

気持ちよく寝転ぶコツはちょい斜め

撮影:PONCHO
山の風景に溶け込むように、ハンモックでゴロ寝。それはランチの後の10分~15分だけでも、贅沢な時間です。でも山ハンモックでゴロ寝する場合には、真ん中に寝ないで、長辺側の対角線に沿うようにちょっと斜めに寝転ぶと、腰が下がらずリラックスできる姿勢をつくれます。

森の梢を見上げてみよう!

撮影:PONCHO
山のなかで、見晴らしのよい場所で遠くを眺めるのは清々しいもの。それと同じように、森のなかで、梢を見上げるのも、目線が変わり、風のそよぎや雲の流れ、空間のゆったりさを感じられます。山ハンモックは、そんなノンビリとした時間を私たちに味わせてくれます。

ハンモックをしに山へ出掛けよう!

撮影:PONCHO
山ハンモックに一度でも揺られてみれば、これまで知らなかった山の豊かさや静けさ、やさしさに気が付きます。そして今回のハイク&ハンモックで使ったエクスペド以外にも、軽量コンパクトで心地よいモデルはあります。それぞれに工夫を凝らした山ハンモックのなかから自分好みを見つけて、素敵な山時間を過ごしてください!

エクスペド トラベルハンモック ライト プラス

北欧アウトドブランドの山ハンモック。サスペンションキット付きのトラベルハンモック・ライトモデル。

ITEM
エクスペド トラベルハンモック ライト プラス
重量:290g
収納サイズ:14×9cm
スリープエリア:215×120cm
カラー:チャコール/グレイ、ライム

ハミングバードハンモックス シングルプラスハンモック

山ハンモックの元祖的存在。さらに軽量コンパクトな1人用もラインナップしているけれど、1.5人用のこのモデルでもツリーストラップとの総重量は270g。軽さとゆったりさのバランスのよさで、こちらを選びたい! ちなみにツリーストラップは別売りです。

ITEM
ハミングバードハンモックス  シングルプラスハンモック
重量:210g
収納サイズ:15×10×5cm
サイズ:295×160cm
カラー:ダークグリーン
※ツリーストラップは別売です

サーマレスト スラッカー ハンモック ダブル

アウトドア用の寝具で知られるサーマレストも、ハンモックに力を入れています。重量は648gとちょっと大きめだけれども、その寝心地のよさは抜群です! 連結方法はカラビナで素早く設営可能です。

ITEM
サーマレスト スラッカー ハンモック ダブル
重量:648g
収納サイズ:21×28cm
サイズ:295×188cm
カラー:ブルーバード、プラム、カイエン、アルパインメドウ、グレー、モス、セレスチャル

サーマレストマットを筆頭に眠りの質を追及しているメーカーだけに最初に使った時の寝心地の良さが印象的。
別売りされていることが多いカラビナ2つも付属しているのであとはツリーストラップを用意するだけ。
軽さを追及するハンモックもあるけれどファーストハンモックにお勧めします。




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PONCHO
PONCHO

登山、トレイルラン、自転車、キャンプ、旅をテーマに雑誌、WEBで企画、執筆する編集・ライター。低山ハイクとヨガをMixしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』を妻と共に主催する山の案内人。

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