頑張って登ったあとに飲むコーヒーっておいしいですよね
「自然の中で飲むコーヒーは格別」。一度でも絶景を眺めながらコーヒーを飲んだことがある人なら、きっとそう思ったことがあるのではないでしょうか? 澄んだ空気の中で飲むコーヒーは普段以上においしく感じられ、まさに至福の瞬間。頑張って登ったあとだからこそ味わえる、最高の一杯ですよね。
もちろん、登山で飲むコーヒーは格別です。でも、みそ汁やお吸い物など、日本人に馴染みのある出汁のきいた汁物も、飲むとホッとすることはないでしょうか?
今ちまたでひそかなブームを呼んでいるのが、料理のベースである出汁を飲み物として楽しむ「飲む出汁」。日本橋にある”日本橋だし場”というスタンディングバーでは、カップに入った飲みきりサイズの「かつお節だし」を販売しており、2018年度には累計90万杯を突破するほどの人気っぷり!
「かつお節」って実はすごいヤツ
出汁にもよく使われるかつお節は、とても栄養価が高い食品。健康維持に必要なタンパク質やリン、カリウム、ビタミンDに加えて、体内でつくれない8種の必須アミノ酸も含んでいます。カルシウムやミネラルも摂取できるので、かなりの優秀食材といえますね。
これは………実は登山に向いているのでは?
登山にピッタリ!テトラ型の出汁パック「飲むおだし」
「飲むとホッとするし、栄養満点だから登山にいいかも!」と思っても、実際かつお節を山に持っていくのは大変。軽くてフワフワしているかつお節は、”封を開けた瞬間、風に飛ばされちゃう!”なんて事にもなりかねません。
そこで今回提案するのが、日本橋だし場で大好評の「かつお節だし」を自宅でも手軽に楽しむことができる、その名もズバリ、「飲むおだし」。
テトラ型の出汁パックが個包装されているので、パッと取れて使いやすくなっています。さらに削り節を窒素ガスとともに封入するフレッシュパック製法の技術が活かされているので、ひきたてに近いかつお節だしの豊かな風味を味わえます。
ただ飲むだけじゃない!“飲むおだし”が登山におすすめのワケ
“飲むおだし”が登山におすすめな理由は、「飲む」だけじゃなく「食べる」事も出来るからなんです。栄養補給もできて、ゴミも減る。なんて登山にピッタリなんでしょうか。これは素晴らしすぎる!と、実際山で試してみました。
①まずは、シンプルに出汁だけを味わう
【材料】お湯:180ml、飲むおだし:1パック、カップ:1個
今回は「かつおと昆布」の飲むおだし。テトラ型だしパックなので、作り方もお湯を入れるだけと簡単です。
カップに “飲むおだし” のパックを入れて、熱湯を注ぎます。その場で沸かさなくても、ボトルに入れて持参したお湯でも出汁がひけます。より出汁をおいしく味わいたい方は、先にお湯を入れてカップを温めるといいですよ。
2〜3分静置した後で、軽くパックを上下に振って取り出したら完成!もうすでに、かつお節のいい香りがしています。少し色が薄く見えたので、思わずパックを何度か振ってしまいました。
ひとことで言うと、すごーくやさしい味。一口飲むと、かつお節と昆布の出汁の香りが口の中に広がります。
個人的には、かつお節よりも昆布の風味が強いのかなという印象でした。塩気は全くないので、塩かしょうゆを少し加えて塩分をプラスするのもおすすめ!
②中身も活用!山ごはんの定番、カップヌードルにin
残った出汁パック、そのまま捨てるのではなく、中身も食べてしまいましょう。
今回試してみたのはコレ!山ごはんの定番「カップヌードル」です。なんだか出汁とも好相性の予感です。
パックは、手で簡単に開けられるのが嬉しいところ。開封時はナイフもハサミも必要ありません。
“飲むおだし” の出汁がらは意外とボリュームがあるので、最初は2/3くらいの量を入れました。こう見ると、もう立派な「具材」ですね。
お湯を入れて、3分待ちます。
できあがりは見た目もカップヌードルの具と混ざって、全く違和感がありません。これは味も期待ができそうです!
味は、文句なくおいしい! スープには深みが感じられ、ほのかにかつお節と昆布の味わいが。具材としてはかなりスープに馴染んでいて、かつお節と昆布の優秀さを感じます。
かつおと昆布が予想以上においしかったので、残りの出汁がらも全部投入!後乗せだと昆布に歯ごたえがあるので、より具材としての食感が楽しめます。カップヌードル+飲むおだし、意外と優秀な組み合わせでした。
味にクセがないため、カップヌードルだけじゃなく他にもいろいろな山ご飯に活用できそうなのもいいですね。
和を感じる 「出汁」を飲んで、山でほっと一息
“飲むおだし” は作り方も簡単で、飲み終わった後の出汁がらは料理にも使えます。調味料が無添加なので、登山ではお好みで塩やしょうゆを入れると失った塩分も補給できますね。今度の山では、絶景を眺めながら「飲むおだし」を味わって、ほっと一息ついてみてください!