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ZOZOHEAT ゾゾヒート

メリノウールが990円!?話題の『ZOZO HEAT(ゾゾヒート)』は登山でも使えるのか。

2018年12月7日に「ZOZO HEAT」という吸湿発熱インナーが発売された。驚きなのは990円という価格にもかかわらず、「メリノウール」を使用しているということ。「これが登山で使えるのであれば、嬉しすぎる!」ということで、実際に商品を購入し、どんなものか調べてみました。

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

あのZOZOTOWNから、なんだか凄そうな商品が発売された!

ZOZOHEAT ゾゾヒート
撮影:YAMA HACK編集部

12月7日に『ZOZO HEAT(ゾゾヒート)』という、寒い日にうれしい発熱インナーが発売されました。

定価990円という価格だけでもうれしいのですが、気になるのが「高品質メリノウール混の吸湿発熱インナー」というこの商品のコピー。
メリノウールを使ったインナーであれば、登山者としては「山用に使えないか?」が気になるところです。

登山でおなじみのメリノウール

ブラックメリノ種

出典:PIXTA
メリノウールとは、オーストラリア、ニュージーランド、フランスで飼育されるメリノ種の羊だけから採れる最高級のウールのこと。
その保温性や防臭性、体から出る湿気を吸収する機能などから、特に秋冬の快適な登山に欠かせない定番の素材です。

こんなに安いのなら嬉しすぎる!

お金

出典:PIXTA

もちろん商品によって違いはあるものの、メリノウールを使った登山インナーは安くても5,000円くらいはするもの。
それがたった990円で手に入るのであれば、たとえ普段着用に開発された商品であっても、登山用として買わない理由はありません!

ZOZO HEATは登山でも使えるのか?

登山メディアとして気になるのはこの「ZOZO HEAT」で登山に行けそうか?という部分。商品の素材などを見て考えてみましょう。

ウールは5%。でも着てみると・・・

ZOZOHEAT ゾゾヒート
撮影:YAMA HACK編集部(ラベルタグがないので、チクチクしない)

気になるZOZO HEATの素材は「レーヨン44%、アクリル48%、ウール5%、ポリウレタン3%」。値段相応といえばそうですが、登山用ウェアに比べるとウールの割合は低く、その他の素材を多く使用しています。

吸湿発熱量の多いレーヨンを使用したり、保温性の高いアクリルを使用しているので、タウンユースとして使う分には十分な暖かさが期待できそう。実際に着てみても体にほどよく密着するため、肌とウェアに隙間ができずしっかりと暖かさを実感。このフィット感は、想像以上に暖かさに寄与しているように感じました。

しかし、激しく動くと暑くなり汗が・・・。街では問題ないですが、汗による冷えが命に関わる登山では、速乾性の部分も気になります。

次のページでは、速乾性について考察➡

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