山でも街でも履き倒したい! GORE-TEX®採用スニーカーをビブラムソールに貼り替えてみた

2018/11/28 更新

アウトドア用の軽量ローカットシューズは、機能性もよく履き心地がいいものばかり。各メーカーごとにデザインも豊富なので、普段履きとして愛用している人も多いのではないでしょうか? 今回はそんなお気に入りのシューズを、登山靴で多数採用されているグリップ力の高い”ビブラムソール”に交換してみた模様をお届けします。靴と併せるとお値段は張りますが、お気に入りでリピート確定の鉄板シューズがあれば、検討してみる価値はアリ!?

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

雨の日のひとコマ…

メレルのMQM
撮影:YAMA HACK編集部
アウトドア用の軽量ローカットシューズを、その履き心地や機能性の高さから「普段も履きたい!」もしくは「履いている!」という方は少なくありません。

かくいう編集部員Kもそんな1人。写真はお気に入りのGORE-TEX®採用シューズで、『フルーツポンチ』というカラーリングの通り鮮やかな色が目を引くアウトドアスニーカーです。
でも、これを雨の日に街で履くと…

滑る
撮影:YAMA HACK編集部
こんなシーン、みなさんも経験したことはありませんか? つるつると滑る濡れたタイルやマンホール、大理石…。
もともとアウトドアフィールドで使う事を想定したものは、時に自然界にはない街中の路面で滑ることがあるのです。
今回、このシューズのソールをビブラムソールに交換してみた模様をレポートします。

山でも街でも履きたい、お気に入りの靴

メレルMQM
撮影:YAMA HACK編集部
この靴はアウトドアシューズブランド『メレル』のもので、メレルといえば『ジャングルモック』に代表される、履き心地が良く歩きやすい靴が人気。
超軽量でスニーカーといった方がしっくりくる履きやすさ、そのカラフルさ、そしてGORE-TEX®を採用していることからフェスで大人気となったアイテムです。
編集部員K
アウトドアシューズっぽくもあり、ハイテクスニーカーっぽくもある!かわいい!

編集部員Kも、そのルックスに一目惚れをしてしまいました。

ジャングルモック
出典:facebook/Merrell(メレルの定番アイテム・ジャングルモック)

元々はハイキング用、土や岩交じりの登山道にはぴったり

山で履いているところ
撮影:YAMA HACK編集部
この靴のソールは、メーカーのオリジナルソール。ハイキングを目的として作られているため、実際に低山登山では大活躍でした。しっかりと山道の土や砂利を踏むことが出来、防水なので濡れを気にすることもありません。
しかし濡れた岩の面や木の根っこに足裏をベタ置きすると、滑りやすくグリップ力も頼りない印象。

下りだと駆け降りることもある編集部員Kは、
編集部員K
見た目もかわいいしGORE-TEX®なのに…
この『濡れた岩面に対する安心感』があればパーフェクトなのにな~…

とぼんやり考えていました。

街中では×

滑る
撮影:YAMA HACK編集部(雨の日この靴を履いて街中を歩いた時の出来事)
冒頭でも述べましたが、ハイキング用に作られているため濡れたコンクリートやマンホール、タイルは想定外。山で感じた『濡れた岩面』に対する弱さも、街中のそれに通ずるものがあるのかもしれません。

でもせっかくのGORE-TEX®シューズ。雨の日も履きたいし、そして何より
編集部員K
お気に入りの靴だから、山でも街でもどっちでも履きたい!

という思いは募るばかり…。

スニーカーをビブラムソールに交換!

ビブラムソール
撮影:YAMA HACK編集部
そこで、登山靴で多数採用されている『ビブラムソール』の登場です。高いグリップ力のお陰で、ファッションスニーカーに比べると足を置く場所にそこまで細心の注意を払わなくてもいいという安心感を知っているから、これなら悩みが解消されると編集部員Kは考えました。

▼もともとは登山用に開発された!ビブラムソールとは?

実は登山靴だけでなく、スニーカーのような靴でもビブラムソールに交換はできます。しかしその靴の形状により剥がして貼るのか、削って貼るのかなど対応も様々。「できない」と言われるケースも当然あります。どこの修理屋さんでもできるわけではないので、予めよくお店と相談するのがマスト。

白のビブラムソールがある!

ソール候補
提供:マルマーティン
今回お願いした職人さんから、「対応できるビブラムソールが2種類あるから、希望のものを選んでください」と事前に写真が送られてきました。そこで驚いたのが白のビブラムソール! 多くの登山靴に採用されているのが黒のため、てっきり黒しかないと思っていました…。

山でもガンガン使いたいので、少しでも不整地に対応できるよう溝がギザギザな方をチョイス。また「このカラフルな靴に黒は重たくなるかな…?」と思い白を選んでみました。

靴は今回対応してくれるお店に事前に送ってあり、「じゃあこれで進めますね~」と連絡がきたのですが…
どのようなソール交換がされるか気になったので、ちょこっと覗きに行ってみました。

マルマーティン
撮影:YAMA HACK編集部(今回ソール交換をお願いしたお店「マルマーティン」)

フラットに削る作戦!

ミッドソールとアウトソール
撮影:YAMA HACK編集部
職人さんいわく「この靴はちょっと難しいですね…」とのこと。ミッドソール(ピンクの部分)とアウトソールががっつり組み合わさっているタイプなので、剥がせないとの判断から『削ってビブラムソールを貼る』という方法に。

ソールを削る
撮影:YAMA HACK編集部
ソールを平らになるまで削っていきます。自分のお気に入りの靴を預けて、削られていく様は何ともドキドキ。どうなっちゃうんだろうという不安と期待を覚えながら、後日完成品が送られてくるのを待つことに。

届いた! その実力は…

シューズ完成
撮影:YAMA HACK編集部
届いたものがこちら。白が差し色になって、ポップなカラーリングの邪魔をしない仕上がりになりました。

提供:マルマーティン
ソール比較
撮影:YAMA HACK編集部
「あ~、早く履き倒したくてたまらない!」という事で早速使ってみると…?

山でも全然ストレスなし!

木の根を踏んだところ
撮影:YAMA HACK編集部
湿気を含んで滑りやすい木の根・岩面に足を乗せながら歩行しても滑りません! 力の入れ具合、体重の乗せ方なども特に意識することなく踏み出すことができました。

駆け降りる
撮影:YAMA HACK編集部
こんな風に駆け降りてもストレスなし。

街でももちろん…

マンホールの上を歩く
今までは、滑りやすいとわかっていれば足裏全体をそこに乗せて、踏み出す時も足裏全体を同時に離すイメージでした。つま先で後ろに蹴り出す時につるっと滑るためです。しかし、街でもこの通り。踏み出す際も通常の蹴り出しで問題なし!

濡れたマンホールの上を歩く
撮影:YAMA HACK編集部
濡れたマンホールの上も特に何も意識せず歩けるほどのグリップ力です。
編集部員K
さっすがビブラムソールやで~!

費用は8,000円~。これって高い? 安い?

マルマーティン清水さん
撮影:YAMA HACK編集部
今回のオールソール交換のお値段は8,000円+tax。シューズの形状や修理内容によってはこれよりさらに高くなることもあると聞きました。編集部員Kのシューズの値段は16,500円+tax、トータルで約25,000円かかったという事になります。

革靴などとは異なり、山でも街でもガンガン使うとアッパー部分もダメージを受け、いずれは破れたり剥がれたりするかもしれません。

編集部員K
消耗品と考えると決して安くはないけど…ソール交換に踏み切ったのにはワケがある!

ローカット×ビブラム×GOREって、実はレア

ローカット×ビブラム×GOREのシューズ
撮影:YAMA HACK編集部
実は、ローカット・ビブラムソール・GORE-TEX®という三拍子揃ったシューズはそんなに種類がないのです。各アウトドアメーカーが発売している軽量ハイキング用のローカットシューズやトレランシューズは、多くがGORE-TEX®こそ搭載していてもオリジナルソールというもの。シューズの重量や価格帯が関係していると考えられます。
もちろん、この値段を考慮して「だったら買い替えた方が良いや」という方もいるかと思います。しかし『見た目をとても気に入っている靴』に『機動性の高さ』と『安心さ』を同時に備えられると思えば…

編集部員K
念願のローカット×ビブラム×GOREの三拍子、雨の日も使えてそれでこの見た目! 最高!

編集部員Kはご満悦なのでした。
みなさんも、「これが鉄板!リピートしたい!」というくらいの靴があれば、一度検討してみるのもいいかもしれませんよ。
※ソール交換は自己責任で行ってください。
※ソール交換の内容によっては、本来のシューズの機能性が低下する可能性もあります。YAMA HACKは一切責任を負いかねますので予めご了承ください。




【ソール交換してくれたお店】
マルマーティン
撮影:YAMA HACK編集部
Mr Martin(マルマーティン)

〒154-0003 東京都世田谷区野沢2-27-2山口ビルB1
TEL:03-3413-3328
営業時間 12:00~20:00
定休日 毎週水曜
tokyo@mrmartin-boots.com

※スニーカーのビブラムソール交換は、概ね8,000円~。まずは電話かメールに写真添付で要相談

Mr Martin

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ソール比較
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YAMA HACK編集部
YAMA HACK編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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