比叡山の紅葉情報2022
滋賀県と京都府の県境にまたがる比叡山は、大比叡と四明岳の二峰からなる双山。古来より信仰の山であり、山中には最澄によって開創された延暦寺があり、琵琶湖や京都の町並を一望できる山頂まではロープウェイを利用できるので、手軽に観光とハイキングを楽しむことができます。
延暦寺を彩る紅葉
約2,000本のヤマモミジやノムラモミジなどが色づく延暦寺の境内は、まさに圧巻の美景!ちなみに、延暦寺という一つの建物はなく、山全体が寺域であり、3塔16谷のお堂を総称して「比叡山延暦寺」と呼びます。
紅葉の見頃は?
比叡山の紅葉は例年10月中頃から色づき始め、10月下旬〜11月中旬に見頃を迎えます。最新情報は比叡山ドライブウェイのTwitterで確認できるので要チェック!
比叡山ドライブウェイ(Twitter)
気になる混雑・渋滞は?
比叡山は紅葉の名所だけあって、見頃の時期にはかなり混雑します。中でも、比叡山ドライブウェイと夢見が丘で行われる、ライトアップ期間(例年11月中旬~11月下旬)が混雑のピーク。インターとその周辺の道路は大混雑が予想されますのでご注意ください。
延暦寺のおすすめスポット
延暦寺エリアは東塔、西塔、横川の3つのエリアに分けられており、これを三塔と呼びます。三塔にはそれぞれ本堂がありどれも見応え抜群。それぞれのエリアは徒歩で移動するには距離があるので比叡山内シャトルバスでの移動がおすすめ。拝観料が割引になる1日乗り降り自由なフリー乗車券が便利です!
東塔(とうどう)エリア
東塔地域は延暦寺発祥の地であり、本堂にあたる根本中堂を中心に多くの人で賑わうエリア。坂本ケーブルの駅や延暦寺バスセンターがあり、比叡山山頂、西塔、横川地域へのシャトルバスや京都市内行きの路線バスに乗車することもできます。
国宝に指定されている根本中堂(こんぽんちゅうどう)は、比叡山延暦寺に行ったら必ず押さえておきたいスポット。ご本尊の前には、1200年もの間一度も消えたことがないという「不滅の法灯」も安置されています。
日本全国6カ所に建立された宝塔を総括するのが法華総持院東塔(ほっけそうじいんとうとう)です。内部の壁画も印象的で、塔の上層部には仏舎利と法華経が安置されています。
西塔(さいとう)エリア
東塔から北へ約1kmのところにある、第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれた釈迦堂を中心とす西塔エリア。東塔地域からはシャトルバスで約5分。徒歩でも20分程なので、紅葉した山中を散策しながら訪れるのも魅力的。