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“おしゃれ”な人がかぶっているアレ、な~に?

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あなたは登山の時に、どんな帽子をかぶっていますか? ハット派やキャップ派、ニット帽派、帽子はかぶらないなど、好みが分かれるところ。以前にYAMA HACKにてアンケートを実施した際には、ハット派が半数を超える結果でした。
▼あなたが登山でかぶる帽子はどのタイプ? 
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世のファッショントレンドと共に、登山ファッションの流行りもちょっとずつ変化。そのような中で小物類、特に帽子はトレンドが現れやすいアイテムです。

写真のようなキャップをかぶっている人、山でよく見かけませんか? 男女問わず、おしゃれな人が最近こぞってかぶっているのは、こんな感じの『つばが小さいキャップ』。それはいったいなぜなのでしょうか。
『つばが小さいキャップ』が山でも人気の“ワケ”とは?

そもそも「何でこんなにつばが小さいの?」と不思議に思った人もいるのではないでしょうか。まずは、『つばが小さいキャップ』にどんなメリットがあるのかを見てみましょう。
“つばが小さい”の代表格はサイクルキャップ

つばが小さい仕様は、主にサイクリング用のキャップに見られるデザイン。そのメリットは、ロードバイクに乗っているときに「視界を遮らない」こと、そして「風(空気)の抵抗が少ない」こと。この特徴は、トレイルランニングなど、山でアクティブに動きたいときにも嬉しいポイントです。
サイクルキャップが登山でも使える4つのポイント
①つばが小さく、トップが浅いデザイン
山行中は、足元をみたり遠くを眺めたり…意外と帽子のつばが邪魔になってしまうもの。つばが小さくトップが浅めのサイクルキャップなら、頭を動かしても視界を遮ることがないので快適です。中には、つばにワイヤーが固定されていて角度を調整できる便利なアイテムも。
日除けをしたい場合は、つばの大きいキャップやハットがおすすめです。
②ヘルメットやフードにも対応 薄くて柔らかく、通気性も良いのでわざわざ帽子を外さずにそのままヘルメットを着用可能できるのも嬉しいポイント。急な悪天候時でも、シェルのフードをサッとかぶることができます。
③蒸れ防止&汗止め 夏山の登山では、汗で帽子の中が蒸れ、暑すぎて帽子をかぶっていること自体が煩わしくなることもありますよね。そんなとき、薄手で速乾性や通気性に優れた素材を採用しているサイクルキャップなら快適。汗止めがあるので、汗が顔に流れてくる不快感からも解消されます。
④軽量&コンパクト
軽量でコンパクトに持ち運びが可能なのも登山用としておすすめできるポイントです。必要な時にサッと取り出して使えるので、アウトドアだけでなく普段のお出かけにも携行できて便利。
さらに! 気の利いたデザインが豊富

サイクルキャップは、いくつも揃えたくなってしまうくらい色や柄のバリエーションが豊富。比較的手頃な価格のものが多いことも人気の理由です。その日のスタイルに合わせて、帽子を選ぶ楽しみができますね!
つばの裏側にも注目!

サイクルキャップは、つばを上側に折り返せるようになっています。それは、ロードバイクやマウンテンバイクに乗って前傾姿勢になった際に、視界を遮らないようにするため。
そんなつばの裏側には、ロゴなどのデザインがあしらわれているキャップが多く、ファッションアイテムとして取り入れている人も。つまり、機能的にもデザイン的にも、山ファッションにも取り入れやすいキャップといえるのではないでしょうか。

実際に、トレラン系のブランドでは、サイクルキャップをベースとしたデザインのランニングキャップ(トレランキャップ)を輩出しているところもあり、おしゃれハイカーからの支持を集めています。
おしゃれハイカー注目の“今旬”キャップはコレだ!
おしゃれハイカーなら知っていて当たり前!? 今、大注目のキャップブランドと人気アイテムをご紹介します。
<insane inside(インサイン インサイド)>

イタリア発、サロモンアスリートのMartina Valmassoiが立ち上げたキャップブランド。キャップ全体をキャンバスに見立てて描かれるキュートで斬新なデザインが人気です。身につけているだけで気分が上がる鮮やかな色使い。仲間同士で合わせるのもおすすめです。
トレラン用キャップブランドならではの山をモチーフにしたアイテム。これをかぶれば、どんなに辛い山行でも頂上を目指すのが楽しくなりそうですね。バック部分がゴムになっているので、いつも以上にアクティブに行動しても安心のしっかりフィット。
insane inside<ELDORESO(エルドレッソ)>

ファッショニスタも大注目! 高いデザイン性とトレイルランニングにも対応できる機能性を兼ね備えたコレクションを展開するアースランニングブランド。色彩豊かで目を惹くデザインは、フェスなどのイベントにもピッタリです。山でも目印になるかも!?
ELDORESO<Velo Spica(ヴェロスピカ)>

サイクルキャップの生産からスタートしたブランド。既存のキャップにはない高いデザイン性で男女問わずに人気を集めています。すべてハンドメイドで作成されているのも魅力のひとつ。個性的な柄物デザインは売り切れ続出です。再入荷や新作を気長に待ちましょう!
サイクルキャップの利点はそのままに、おしゃれ心をくすぐるメッシュデザインが◎。本来はピッケルホルダーであった「ぶた鼻」と呼ばれるレザーパッチがアクセントに。様々なアウトドアシーンで活躍してくれそうです。
BLACK BRICK<halo commodity(ハロ コモディティー)>

“主役を引き立たせる”ことをコンセプトにした帽子ブランド。シンプルで飽きのこない洗練されたデザインが特徴です。また、コンパクトに収納して携行できるのもハイカーが好むポイント。アクティブなシーンはもちろん、タウンユースも◎です。
halo commodity<HUNGERKNOCK ORIGINALS(ハンガーノック オリジナルズ)>

“身につけていると心地よく気分が上がり、時には大きな壁を乗り越えさせる原動力になるような商品作り”をコンセプトに、Tシャツや小物を展開。山でも街でも映える、遊び心のあるデザインが人気です。
HUNGERKNOCK ORIGINALS<narifuri(ナリフリ)>

自転車に乗る際に必要な機能性と街ファッションにも自然に溶け込むデザイン性を両立させたブランド。“スポーツ用っぽさ”を感じさせないスタイリッシュなデザインが人気です。機能性と知的なデザインにこだわったビジネスラインも展開。
narifuri 
“本気で働き、遊ぶ人”のためのユニフォームファクトリーとして、ウェアから小物まで幅広く展開。光の力で汚れを分解する高機能素材や、UVカット加工が施されたモデルもあるので抗菌・防臭機能はバッチリ! アクティブシーンに最適です。シックなデザインは、普段用としても◎。
WORKROWN<山と道>

山と道は、自身もハイカーである夫婦によって創立されたガレージブランド。ハイカーだからこそ分かる「かゆいところに手が届く」機能が、製品の随所に散りばめられています。長時間着用してもまるで身体の一部のように馴染みがよく、軽いかぶり心地を実現。汗だくになるようなシーンでも不快感がありません。
山と道“サイクルキャップ”でおしゃれハイカーの仲間入り!
今や、おしゃれな着こなしで登山をすることは、山の楽しみのひとつでもありますよね。お気に入りのアイテムを身につければ気分が上がり、足取りも軽くなります。ただし、アクティブな山行に対応してくれる機能性もほしいところ。サイクルキャップはまさに、そんなハイカーのわがままを叶えてくれる優秀アイテムです。
おしゃれハイカーに憧れてはいるけれど、なかなか普通の域から抜け出せない…というあなた、今季はサイクルキャップを取り入れてみませんか?
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