アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部
衝撃の事実!汗を吸う機能って、永久じゃないの…?

山を登るとき、多くの人が吸水速乾性があるアンダーウェア・ベースレイヤーを着ているかと思います。「綿は汗が乾きにくいからダメ! 化繊のアンダーウェアじゃないと体が冷えちゃうよ!」と山の先輩や師匠に言われたことがある人もいるのでは?
買って満足してない?その吸水性、落ちてますよ!

しかし意外と知られていないのが、
この吸水性は永遠ではないということ。なぜか「これは化繊だし汗を吸い続けてくれるし、ずっと使える優れもの!」と思ってしまいがちですが、実はそうではないんです。知ってましたか?

撮影:YAMA HACK編集部(撥水性の落ちたレインウェア)
しばらく使ったレインウェアやソフトシェルの表面が撥水しなくなり、水がだら~っと流れていく…こんなシーンを経験したことある方、いますよね。つまり、これのベースレイヤー版というわけです。
吸水性が落ちてしまうとどうなるか? 当然ながらウェアが汗を吸ってくれないので、かいた汗はずっと肌に残ったまま、
汗で濡れた状態がずっと続くということ。濡れたままでは、汗冷えを起こして体が冷える…想像に難くないですよね。
ここで活躍するのが、「吸汗復活剤」!

そこで今回紹介するのが、国産アウトドアメーカー・finetrackの「BASE RECOVER(ベースリカバー)」。ポリエステル、ナイロン、メリノウール…さまざまな素材に対応する、ベースレイヤー用吸汗復活剤です。

使いかたはとっても簡単。水で薄めたベースリカバーに、ベースレイヤーを1時間浸けた後軽くしぼり、乾かすだけです。
どういう原理?

さらに衝撃的な事実をお伝えします。実は
多くの化学繊維は、本来吸水性が低いものがほとんどなのです。ただ、「加工をして色々な機能を付与しやすい」という特質を化繊は持っています。そのため、多くのベースレイヤーは吸汗加工剤を施されて初めて、快適な登山ができるウェアになっているのです。
つまり、『ベースリカバー』は吸汗剤。ウェアを浸して、吸汗性を再度ウェアに付与することで、汗を吸ってくれる機能が劇的に蘇るのです!
実際に実験!ほんとに吸水性は蘇るの?

撮影:YAMA HACK編集部
実際に、このベースリカバーがどれほどの威力か実験してみました。
左:長年使い続けたベースレイヤーの切れ端
右:ベースリカバーに浸けたベースレイヤーの切れ端
それぞれにスポイトで水を垂らしてみます。左は、見てわかるほどに大きな水の玉が生地の上をころころ。まったく生地に吸収されてくれません。その間、肌とベースレイヤーの間に汗が居座り続けるということになります。一方、右は水滴を垂らしたら即座に生地に吸収されました。
せっかく買ったベースレイヤー、手軽なホームケアで長く愛用しよう!
ベースリカバーを使用する場合は、あらかじめ洗濯してウェアの汚れを落としておきましょう。1度付与すると、生地の状態や厚みによって差はありますが5回ほどの洗濯には耐えられるそう。
撮影:YAMA HACK編集部
注目の「BASE RECOVER」は全国のアウトドアスポーツ用品店、finetrackメーカーサイト、finetrack直営店で販売されます。詳しくはfinetrackのHPをチェックしてみましょう!
BASE RECOVER
本体価格 ¥1,650(税込)
内容量:320g
finetarck