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sokit店主・長島さんが推薦!テント泊におすすめの3アイテム

今回お話を伺ったのは、東京・練馬にある山のセレクトショップ『sokit』の店主・長島知樹さん。夏のテント泊登山におすすめのアイテムを教えていただきました。
どれも実用的でありながら個性的。登山をさらに楽しむためのヒントが満載です!
【1】軽さと広さ、どっちもあきらめない。タープテントの名作「レインボー」

Tarptent / Rainbow ¥57,200
シンプルで高機能な軽量テントを生み出している、アメリカのアウトドアブランド<Tarptent(タープテント)>。その代表モデルである「Rainbow(レインボー)」は、強度、広さ、コストパフォーマンスのバランスが絶妙!ウルトラライトを好むハイカーを中心に支持されています。
長島さん
タープテントを代表する名作テントです。
非自立式ですが、アーチポールを採用していて、ワンポールシェルターのように頭回りの窮屈さがありません。

長島さん
幅224cm×奥行102cmのフロア面積を持ちながら、パッキング重量で1kgを切っているのが魅力。
軽量化のため機能性は制限されるかというと、そんなことはありません。
フライとフロアの間の隙間を調整できたり、トレッキングポールを利用することでポーチモードとしてフライを跳ね上げて張ったりすることもできます。

長島さん
さらに、トレッキングポール2本を使う事で自立型として運用することも可能。軽さだけでなく独自性も備えたユニークなテントです。

【2】軽さはそのまま、+シェルで“単独でも戦える”寝袋に。スタティックの「アドリフト Ti スリーピングバッグ」

STATIC / Adrift Ti Sleeping Bag ¥30,800
アウトドアの機能性と環境への配慮を両立させた、日本発のアウトドアブランド<STATIC(スタティック)>。天然素材やリサイクル素材を積極的に採用し、製造工程まで環境負荷の少ない製品づくりを追求しています。
「Adrift Ti Sleeping Bag」は、スタッフバッグ込みで300gと超軽量。フードのないデザインのため、フード付きのウェアと組み合わせることで軽量化を図れ、冬季にはダウンシュラフのインナーとして保温性を高めるなど、状況に応じた使い方が可能です。
長島さん
シュラフライナーとして高い評価を得ている、“オクタ”生地の「アドリフトライナー」に、金属コーティングした10デニールのシェル生地を付けて単独利用しやすくした製品です。
軽量で圧縮性が高くコンパクトに持ち歩けるうえ、汚れても気軽に洗えるなどのメリットがあります。

長島さん
単体での快適使用温度は10℃に設定されていますが、私は少し寒いなという時には、中にcocoonの「マミーライナー」を入れて使います。
それでも肌寒ければ持っている服を着こむ方式で、夏山はこの組み合わせで問題ないという印象です。

【3】中綿よりスマート、でも冷え知らず。ウルサスの「フットソックス」

ULSUS / Foot Socks ¥5,280
台湾のアウトドアブランド<ULSUS(ウルサス)>は、ポーラテック・アルファダイレクトを使用したフーディやベスト、ソックスなど、ウルトラライトハイキングに役立つウェアを中心に開発・販売。製品はすべて一つひとつ手作業でつくられていて、品質にもこだわっているのが魅力です。
「Foot Socks」は軽量性、多機能性、快適性を備え、テントや山小屋での足元の保温はもちろん、歩行中も違和感なく着用できる工夫が施されています。
長島さん
就寝時、夏山でも足先に冷えを感じるという方は結構いらっしゃるかと思います。
中綿のテントシューズだとオーバースペックだし嵩張る……という時にあると便利なのが、アクティブインサレーションの“ポーラテック アルファ ダイレクト”と“オクタ”を組み合わせたこちらのオーバーソックス。

長島さん
足底のみオクタに切り替えています。その理由はオクタの方が滑りづらく、いざという時はそのまま靴を履いて行動できるから。
また、吸湿拡散力に優れているので、靴下の汗を吸い上げて乾燥を早めてくれるんです。
手が冷える時はミトン代わりにもできます。

お気に入りに出合える!登山の前に「sokit」へ
今回紹介したのは厳選の3アイテムのみですが、sokitには山道具好きがワクワクするようなコアなアイテムがたくさん揃っています。機能性はもちろん、気分も上がるギア&ウェアがきっと見つかるはず!