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モンベルのヘッドライト用途別おすすめは?選び方や便利グッズも紹介

モンベルのヘッドライト用途別おすすめは?選び方や便利グッズも紹介

暗い登山道を明るく照らすヘッドライト(ヘッドランプ)。日帰り登山でも、暗い早朝出発や、下山が遅くなり暗くなることもあるので、必ず準備しておきたいもの。

数あるブランドの中でも、性能の高さやコスパで人気なのがモンベルのヘッドライトです。しかし、たくさんのモデルがあり、「どのくらいの明るさが必要?」「充電式と乾電池式はどちらが良い?」など、迷ってしまいますよね。

そこで今回は、モンベルのヘッドライトの特徴や違い、用途別のおすすめモデルを紹介します。

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目次

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

登山で大活躍!モンベルのヘッドライトはなぜ人気?

モンベルのヘッドライトの明かり
撮影:YAMA HACK編集部

モンベルのヘッドライト(ヘッドランプ)は、登山に必要な機能や配慮が行き届いています。

「軽量&コンパクト」で収納に便利

手のひらに収まるモンベルのコンパクトなヘッドライト
撮影:YAMA HACK編集部

一般的な登山では、ヘッドライトはバックパックの中に収納しておく時間が長いので、できれば軽量コンパクトなものを携行したいものです。

モンベルの登山向けヘッドライトは性能に対する重量が軽くコンパクト。バックパックのポケットにいつも入れておくことができる大きさがほとんどです。

雨でも安心な「防水性能」

水しぶきのかかっているモンベルのヘッドライト
撮影:YAMA HACK編集部

登山では雨や雪の中での使用や、雨の中でテントを設営することもあり、ヘッドライトの防水性は必須。モンベルのヘッドライトの防水性能は少々の雨でも使えるIPX4以上が揃っているので安心。

モンベルの登山向けヘッドライトの防水等級

  • IPX4…少々の雨には耐えられる
    バイオライト ヘッドランプ200/330/750、コンパクト マルチランプ
  • IPX6…豪雨に耐えられる
    リチャージャブル パワーヘッドランプ、コンパクトヘッドランプ、EXパワーヘッドランプ
  • IPX8…水面下での使用可能
    マルチパワー ヘッドランプ、マルチパワー ヘッドランプ ネイチャーガイド

登山で使う場合はIPX4以上が必要。長時間雨の中を歩く可能性がある場合(縦走登山など)では、IPX6以上が安心です。

選べる「給電方式」

モンベルのヘッドライトの給電方式
提供:mont-bell(左:電池式 右:充電式)

ヘッドライトへの給電方式は、充電式と乾電池式の2つ。充電式と乾電池のハイブリッドタイプもあり、それぞれのメリット・デメリットにより選ぶことができます(メリット・デメリットについては、後述の選び方を参照)。

あらゆるシーンに対応する「複数の点灯モード」

モンベルのヘッドライトの点灯カラーの違い
提供:mont-bell(左:白色 中央:電球色 右:赤色)

モードを切り替えるボタンにより、電球色から白色ロー・ハイビーム・点滅・赤色など切り替えることができます。行動時は明るい白色、テントや小屋では優しい電球色、地図読み時は赤色など、登山で必要な点灯モードをカバー。

一部のモデルを除いて電球色スタートなので、点けた瞬間、眩しくなく、自分にも周りの人にも配慮されています。

モンベルのヘッドライトの点灯モードの違い
提供:mont-bell(リチャージャブル パワーヘッドランプ 点灯順序)

また、スポットモードとワイドモードも搭載されています。スポットモードは、遠方の進行方向の状況や、岩場の詳細な状況などをしっかりと把握でき、ワイドモードは手元の地図や周辺全体を見るのに便利。モードは簡単に切り替えることができます。

ヘッドライト選びのポイント

登山に便利なモンベルのヘッドライトですが、その中から自分に合った最適なモデルを選ぶのが大切です。選ぶポイントを主に3つ。

明るさと照射距離・重量|行動用か携行用でバランスを判断

ヘッドライトで登山道を照射
出典:PIXTA

夜間に積極的に行動する場合は、できるだけ明るく照射距離が長い高輝度タイプが必要。一方で、万が一暗くなった場合用なら、できるだけ軽量なものが便利です。

一般的に高性能なものは重量が増え、かさばる傾向があるので、性能と軽量性を確認し、求めるレベルをしっかりと判断して選びましょう。

使用シーンに対する求められる明るさ(ルーメン数)と照射距離の関係

  • 日帰り登山の携帯用であれば、200lm以上、照射距離50m以上
  • 夜間行動前提であれば、300lm以上、照射距離70m以上
  • 予備やテント泊の手元あかり用であれば、200lm未満でもOK

初めてのヘッドライトなら200lm以上で軽量なものという基準でOK。

また、グループ登山の場合は、ヘッドライトの数が多い分明るくなるので、少し下回っても問題ありません。

照射時間|使用する時間・日数で検討

ヘッドライトでテント泊する人
出典:PIXTA

ヘッドライトが明るくなる(ルーメン数が大きくなる)と、電力消費量が多くなるので、照射時間は短くなります。必要な照射時間が足らない場合、充電タイプはモバイルバッテリー、乾電池タイプは予備電池などを用意しますが、全体的な重さが増えることも考慮しましょう。

重量を確認し負担にならない程度のものを

連続使用時間や登山日数に合わせ、必要以上に重くならないようにすることが大切。

例えば、日帰り登山で下山時に暗くなった場合の緊急用として持つのであれば、3~5時間程度使えれば十分。もちろんそれ以上長い照射時間のヘッドライトを持っているのは安心ですが、重量を確認し負担にならない程度のものを選びましょう。

給電方式|使用頻度やコストで選択

乾電池式のモンベルのヘッドライト
撮影:YAMA HACK編集部

乾電池・充電式それぞれメリット・デメリットがあるので、しっかりと把握し選択しましょう。

乾電池式充電式
メリット・安価でどこでも手に入る
・山小屋でも購入できることもある
・予備や日数分用意するなど柔軟に対応できる
・ラニンングコストは、ほとんどなし
・継ぎ足しができるので常に満タン状態で使える
・形状が自由なのでコンパクトになる
・モバイルバッテリーなどから充電できるので、乾電池のように何本も用意しておく必要なし
・乾電池式よりハイパワーにできる
・一定時間、明るさが維持される
デメリット・長期間、本体に入れたままにしておくと液漏れすることがある
・充電式のように継ぎ足しができないので、常に満タン状態にしておくのは難しい
・使用頻度が高い場合はランニングコストが高くなる
・時間とともに徐々に暗くなる
・乾電池式に比べると高価になる傾向がある
・充電池が内蔵式の場合、劣化したら本体ごと廃棄することになる
・使用頻度が高い場合はランニングコストが高くなる
充電式と乾電池式の明るさと照射時間の関係性
提供:mont-bell(明るさと照射時間の比較イメージ)

充電式は一定時間、所定の明るさを維持できますが、乾電池式は点灯直後から明るさが減少していきます(上図参照)。実際に使用する際の明るさに関わりますので、この違いも理解しておくことが大切です。

また、それぞれのいいとこ取りの「ハイブリッドタイプ」もあり、通常は充電式で使用して、予備用に乾電池を用意することもできるので便利。

最近はUSB充電が普及したこと、充電池が高性能化したことなどにより充電式が主流になりつつあります。

【用途・明るさ別】モンベルのヘッドライト全モデル紹介

ここからは、モンベルのヘッドライト全モデルを用途・明るさ別に分け、それぞれの特徴を紹介します。

各モデルスペック表内の照射時間の「C」はコンスタントモード、「R」はリザーブモードの時間を表します。
コンスタントモード:各モデルの所定の明るさを維持
リザーブモード:歩行可能な明るさを維持

日帰りやテント泊・小屋泊向けのスタンダードタイプ(200〜300lm)

バイオライト ヘッドランプ 200

最大光量 200lm
最大照射距離 50m
照射時間(high) 3 時間(200lm)
照射時間(low) 40 時間
重量(電池含む) 50 g
防水規格 IPX4
給電方式 USB充電式
点灯モード 赤色、HIGH、LOW、点滅
価格(税込) ¥6,160

超軽量で扱いやすいヘッドライト

超軽量で扱いやすいヘッドライト

独自の3Dスリムフィットデザインが特徴の「BioLite(バイオライト)」ブランドのヘッドライト。充電式で200lm、50gと超軽量なので、携帯しても負担になりません。

おすすめポイント!

  • ・3Dスリムフィットデザインで快適装着
  • ・携帯に最適な50gの超軽量モデル
  • ・USB充電式

バイオライト ヘッドランプ 330

最大光量 330 lm
最大照射距離 75 m
照射時間(high) 3.5 時間(330lm)
照射時間(low) 150 時間
重量(電池含む) 69 g
防水規格 IPX4
給電方式 USB充電式
点灯モード 赤色、HIGH、LOW、COMBO、点滅
価格(税込) ¥7,150

激しいアクティビティでもずれにくく快適

激しいアクティビティでもずれにくく快適

ランプ部分の厚みはわずか9mm、後方のバッテリーと重量が分散される構造により、激しく動いてもズレにくく、快適な装着感を追求したモデルです。

おすすめポイント!

  • ・後方バッテリー式でも快適装着
  • ・明るいのに69gの軽量モデル
  • ・USB充電式

マルチパワー ヘッドランプ

最大光量 300 lm
最大照射距離 60 m
照射時間(high) 単4乾電池20時間(300lm)、専用バッテリー3時間(C:2 時間 / R:1 時間)
照射時間(low) 単4乾電池70時間(40lm)、専用バッテリー25時間(C:21 時間 / R:4 時間)
重量(電池含む) 95 g
防水規格 IPX8
給電方式 単4電池 3本または専用バッテリー
点灯モード 電球色、HIGH、LOW、点滅
価格(税込) ¥2,970

明るく広範囲に照射できる

明るく広範囲に照射できるハイブリッドモデル

電球色モード、ワイドモード、スポットモードを素早く切り替えられるヘッドライト。300lmの明るさで広範囲に照射できるのが特徴。乾電池が付属していますが、「リチャージャブルパワーバッテリー(別売)」も使用できます。

おすすめポイント!

  • ・専用バッテリーと乾電池のハイブリッドモデル
  • ・照射モードが多彩
  • ・アルカリ乾電池、ニッケル水素充電池、リチウム電池にも対応

マルチパワー ヘッドランプ ネイチャーガイド

最大光量 300 lm
最大照射距離 60 m
照射時間(high) 単4乾電池20時間(300lm)、専用バッテリー3時間(C:2 時間 / R:1 時間)
照射時間(low) 単4乾電池70時間(40lm)、専用バッテリー25時間(C:21 時間 / R:4 時間)
重量(電池含む) 95 g
防水規格 IPX8
給電方式 単4電池 3本または専用バッテリー
点灯モード 赤色、HIGH、LOW、点滅
価格(税込) ¥2,970

天体観測に便利な赤色モード

天体観測に便利な赤色モード

マルチパワー ヘッドランプの電球色を赤色に変更したモデル。そのほかのスペックや機能はすべて同じです。

おすすめポイント!

  • ・専用バッテリーと乾電池のハイブリッドモデル
  • ・照射モードが多彩
  • ・アルカリ乾電池、ニッケル水素充電池、リチウム電池にも対応

リチャージャブル パワーヘッドランプ

最大光量 300 lm
最大照射距離 70 m
照射時間(high) 15 時間(300lm)(C:3 時間 / R:12 時間)
照射時間(low) 36 時間(C:25 時間 / R:11 時間)
重量(電池含む) 86 g
防水規格 IPX6
給電方式 USB充電式
点灯モード 電球色、HIGH、LOW、点滅
価格(税込) ¥4,290

使用頻度が多い人に最適な充電式モデル

使用頻度が多い人に最適な充電式モデル

光量が明るく照射距離が長いうえ、照射時間が長い充電式モデル。充電しながらの使用もでき、使用頻度が多い人に最適。電池残量を確認できるインジケーター付きです。

おすすめポイント!

  • ・USB(タイプCコネクタ)充電式
  • ・ワイドモードとスポットモードはサブボタンを押して切り替え
  • ・高容量1800mAhリチウムイオン電池を内蔵

長時間の夜間行動向けの大光量タイプ(500〜700lm)

バイオライト ヘッドランプ 750

最大光量 500 lm バーストモード時:750 lm
最大照射距離 130 m
照射時間(high) 2 時間(500lm)
照射時間(low) 48 時間(10lm)
重量(電池含む) 150 g
防水規格 IPX4
給電方式 USB充電式
点灯モード 赤色、HIGH、LOW、COMBO、点滅
価格(税込) ¥12,650

フィット感抜群の薄型高光量ヘッドランプ

フィット感抜群の薄型高光量ヘッドランプ

モバイルバッテリーなどから給電しながらの使用が可能なので、大光量で長時間の夜間行動が可能なモデル。ずれにくく快適な装着感です。電池容量が低くなっても明るさが減衰しない「コンスタントブライトネスモード」を搭載しています。

おすすめポイント!

  • ・30秒間750lmにできるバーストモード
  • ・3Dスリムフィットデザインで快適装着
  • ・USB充電式&モバイルバッテリー給電

EXパワーヘッドランプ

最大光量 700 lm
最大照射距離 125 m
照射時間(high) 3.5 時間(700lm)
照射時間(low) 144 時間(30lm)
重量(電池含む) 263 g
防水規格 IPX6
給電方式 単3電池 4本 / モバイルバッテリー給電
点灯モード LOW、HIGH、点滅
価格(税込) ¥7,150

モンベルヘッドライト最大光量モデル

モンベルヘッドライト最大光量モデル

モンベルでは最大の光量700lmを誇るヘッドライト。背面の乾電池バッテリーパックとモバイルバッテリー給電を併用できるので、長時間使用可能です。フィット感を高めるセンターベルト付きです。

おすすめポイント!

  • ・乾電池バッテリーパックとモバイルバッテリー給電を併用可能
  • ・ダイヤルにより自在に明るさを調節可能
  • ・遠方と足元を同時に照らせるリフレクター付き

予備&手元あかり向けの軽量コンパクトタイプ(100lm以下)

コンパクト マルチランプ

最大光量 35 lm
最大照射距離 11 m
照射時間(high) 17 時間(35lm)
照射時間(low) 60 時間(10lm)
重量(電池含む) 32 g
防水規格 IPX4
給電方式 単4電池 1本
点灯モード 電球色、LOW、HIGH、点滅
価格(税込) ¥1,650

単4形電池を1本使用した超軽量ランプ

単4形電池を1本使用した超軽量ランプ

コードの長さが調節できるので、ヘッドランプ・首から下げる・手首やポールに巻きつける・吊るすなどさまざまなシーンで活用できます。予備用や、テント、小屋での手元明かりにも最適です。

おすすめポイント!

  • ・ヘッドランプ、首から下げる、手首やポールに巻きつける、吊るすなど多彩な使用シーン
  • ・電源は単4形電池1個
  • ・広い範囲を照らす広角レンズを搭載

コンパクトヘッドランプ

最大光量 60 lm
最大照射距離 38 m
照射時間(high) 27 時間(60lm)
照射時間(low) 72 時間(20lm)
重量(電池含む) 69 g
防水規格 IPX6
給電方式 単3電池 1本
点灯モード 電球色、HIGH、LOW、点滅
価格(税込) ¥2,420

軽量コンパクトながらも明るいヘッドランプ

軽量コンパクトながらも明るいヘッドランプ

多くの機器で使われる単3形電池1本で給電するヘッドランプ。軽量コンパクトモデルながらも、高輝度白色LED(1灯)と、目に優しい電球色LED(1灯)を備えています。キャンプなどの野外活動、登山のメインヘッドランプの予備用に最適です。

おすすめポイント!

  • ・汎用性の高い単3形電池を1本使用
  • ・ニッケル水素充電池、リチウム電池にも対応
  • ・軽量コンパクトモデル

あると便利なヘッドライト用アクセサリー

ヘッドライトと一緒に用意すると便利なアクセサリーを紹介します。

クラッシャブル ランタンシェード

素材 30デニール・ナイロン・リップストップ
重量 7g ※ミニカラビナ込み
サイズ Φ6×12cm

ヘッドライトが吊り下げランタンに早変わり

ヘッドライトが吊り下げランタンに早変わり

ヘッドライトにかぶせるとランタンに早変わりするランタンシェード。超軽量でコンパクトに折りたためるので、持ち運びに便利。テント内に吊り下げると、目に優しい光が広範囲に広がります。

※対応ヘッドライトサイズは周囲:19.5cm以内です。

クラッシャブル ランタンシェード L

素材 30デニール・リップストップ・ナイロン
重量 8g
サイズ Φ10×16.5cm

ヘッドライトが置き型ランタンに早変わり

ヘッドライトが置き型ランタンに早変わり

こちらは床に置くタイプ。さらに広範囲に広く照らすことができます。

※対応ヘッドライトサイズは周囲:18.5cm以内です。ヘッドランプの形状により、サイズ内でも装着できない場合があります。

リチャージャブル パワーバッテリー

重量 25g
サイズ 横42 x 高さ30 x 奥行き10mm
容量 1250mAh
内蔵電池 リチウムイオン充電池

マルチパワーヘッドランプ専用のバッテリー

マルチパワーヘッドランプ専用のバッテリー

マルチパワーヘッドランプ、マルチパワーヘッドランプネイチャーガイド専用のリチャージャブルバッテリーです。USB Type-Cケーブルにより充電できるので手持ちのモバイルバッテリーからも充電可能。充電時間は3~3.5時間です。

迷っているならモンベルのヘッドライトがおすすめ

 ヘッドライトをつけて登山する女性
出典:PIXTA

モンベルのヘッドライト全モデルと、便利なアクセサリを紹介しました。

ヘッドライトを選ぶ場合、光量や照射時間などのスペックは見ればわかりますが、登山での信頼性や使い勝手はなかなかわからないものです。その点、モンベルは登山用品メーカーならではの配慮がされているので安心。ヘッドライトで迷っているなら、ぜひ、候補にしてみてください。

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